理想の自分を思い描くということ
こんにちは!ディーキャリア岐阜駅前オフィスのワークスキルコース訓練生です。
「理想の自分」と聞いて、皆さんはどんな姿を思い浮かべるでしょうか。
バリバリ働いている自分でしょうか。それとも、毎日穏やかに過ごせている自分でしょうか。人によって思い描く姿はさまざまだと思いますが、私はこれまで「理想の自分」をあまり具体的に考えたことがありませんでした。
以前の私は、「とにかく働かなければいけない」「周りと同じようにしなければいけない」という気持ちが強く、理想を考える余裕がなかったように思います。どちらかというと、「できていない自分」にばかり目が向いていました。自分の内側を見つめるよりも、外からの評価や「普通」という基準に合わせることで精一杯だったのです。

就労移行支援で気づいた「等身大の理想」
ですが、就労移行支援事業所に通う中で、「自分はどうなりたいのか」を考える機会が増えました。支援員の方との面談や、グループワークでの話し合いを通じて、少しずつ「自分の気持ち」に目を向けられるようになっていきました。その中で気づいたのは、理想の自分は決して特別な存在である必要はない、ということです。
たとえば、「安定して働けている」「無理をしすぎずに生活できている」「職場で大きなストレスを抱えていない」。一見すると当たり前のように見えるかもしれませんが、私にとってはこれがとても大切な理想です。華やかな肩書きや高い収入よりも、毎日を穏やかに、自分らしく過ごせることの方が、今の私には大切に感じています。
以前は、「もっとスキルを身につけなければ」「周りよりも優れていなければ」といった考えにとらわれていました。しかし、その結果、無理をして体調を崩してしまった経験があります。そのとき初めて、「理想」は高ければいいというものではなく、「自分に合っているかどうか」が重要なのだと感じました。
理想は「固定されたゴール」ではなく「自分と育つもの」
理想の自分を考えるうえで大切だと思うのは、「現実と切り離しすぎないこと」です。あまりにも現実とかけ離れた理想を持ってしまうと、そこに近づけない自分を責めてしまいがちになります。そうなると、かえって前に進む力を失ってしまうこともあります。
一方で、現実的で少し手を伸ばせば届きそうな理想であれば、「少しずつ近づいていこう」と思えるようになります。小さな達成を積み重ねることで、自信にもつながっていきます。就労移行支援での訓練の中でも、「今日は一つできた」という小さな気づきが、次の日の意欲につながることを実感しています。
また、理想の自分は一度決めたら変えてはいけないものではありません。体調や環境、経験によって考え方は変わっていくものです。むしろ、その時々の自分に合わせて柔軟に見直していくことが自然だと思います。理想は「固定されたゴール」ではなく、「自分と一緒に育っていくもの」と考えると、少し気持ちが楽になりました。
私自身も、通所を始めた頃と今とでは考えている理想が少し変わってきました。最初は「とにかく就職すること」がゴールのように感じていましたが、今は「無理なく続けられる働き方をすること」や「自分のペースを大切にすること」を重視するようになっています。就職はゴールではなく、自分らしい生活を築いていくためのスタートラインなのだと、今は思えています。
「分からない」から始めていい
理想の自分を思い描くことは、ゴールを設定することでもありますが、それ以上に「自分を理解するための作業」だと感じています。自分は何を大切にしたいのか、どんな状態だと安心できるのか。それを知ることで、進む方向も少しずつ見えてきます。
もし今、「理想の自分なんて分からない」と感じている方がいても、それはごく自然なことだと思います。いきなり明確な答えを出す必要はありません。「こんな状態だったら少し楽かも」「こういう働き方ができたらいいな」といった小さなイメージからでも、十分なスタートだと思います。
その積み重ねが、やがて自分なりの理想の形になっていくはずです。
これからも、自分のペースで理想の自分を思い描きながら、焦らず一歩ずつ進んでいきたいと思います。
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