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ディーキャリア岐阜駅前オフィスの講義～アンガーマネジメント編～
こんにちは！ディーキャリア岐阜駅前オフィスのワークスキルコース訓練生です。
みなさんは
「ちょっとしたことでイライラしてしまう」「感情を爆発させてしまって、あとで後悔する」
そんな経験はありませんか？
人間であれば、怒りを感じることは自然なことです。でも、その怒りをどう扱うかによって、人間関係や日々の生活が大きく変わってきます。
この記事では、ディーキャリア岐阜駅前オフィスで教えているアンガーマネジメント（怒りのコントロール）について、解説します。
怒ることは悪いことではない
まず初めにお伝えしたいのは、「怒ること＝悪いこと」ではないということです。
怒りという感情は、自分を守るために必要なものでもあります。たとえば、自分が不当な扱いを受けたときや、大切な人が傷つけられたとき、怒りがわくのは当然のことです。
しかし、その怒りを爆発させてしまったり、相手にぶつけてしまうと、トラブルになったり、人間関係がこわれたりすることもあります。
怒りを「なくす」のではなく、「上手につき合う」こと、それがアンガーマネジメントです。
アンガーマネジメントってなに？
アンガーマネジメントとは、「怒りの感情をうまくコントロールするための考え方や方法」のことです。
目的は、怒らなくなる方法、イライラしなくなる方法とは異なります。「怒る必要があるときは上手に怒り、怒る必要がないときは冷静に対応できる」ようになることです。
アンガーマネジメントで目指す状態
アンガーマネジメントの目指す状態の一つが「怒ったことで後悔しない」ことです。怒ると決めて怒ったという状態になることを目指します。
感情的に反射的に怒るのではなく、自分の選択で怒るということです。
アンガーマネジメントの基本スキル
ここからは、実際に使えるアンガーマネジメントの方法をいくつかご紹介します。
①6秒待つ
怒りのピークは最初の6秒と言われています。この6秒をやりすごせると、怒りが少しおさまって、冷静に考えられるようになります。
たとえば
- 心の中でゆっくり10まで数える
- 深呼吸をする
- その場を少し離れる
「今すぐ反応しない」というだけでも、大きな効果があります。
②「～するべき」の範囲を広げる
怒りの原因の多くは、「こうするべき」という自分の考えと、現実とのズレから生まれます。たとえば「時間は守るべき」「あいさつはするべき」といったルールが破られると、「なんでできないの！」とイライラしてしまいます。
そこで大切なのが、「べき」の考え方を少し広げて、柔軟にとらえることです。
たとえば、「5分前に来るべき」を「時間ぴったりでも大丈夫」とゆるめたり、「感謝は言葉でするべき」を「表情や態度でもいいかも」と考え直すことで、怒りを減らすことができます。
また、「まあいいか」「人それぞれ」と思えるようになると、心が楽になります。
「べき」をゆるめることは、自分の心を守ること。少しずつ練習していきましょう。
③できるものだけをコントロールする
怒りの感情は、自分ではコントロールできないことにこだわりすぎると強くなります。たとえば、「相手の言動」「天気」「電車の遅れ」など、自分の力では変えられないことに腹を立てても、状況は良くなりません。
アンガーマネジメントでは、「自分がコントロールできること」に意識を向けるのが大切です。それは「自分の考え方」や「自分の行動」です。
たとえば、相手が遅刻してきても、「どう反応するか」は自分で選べます。「イライラして怒る」のか、「ゆっくり待とう」と考えるのか、自分の行動は自分で決められるのです。
変えられないものを手放し、変えられるものに集中することで、怒りにふりまわされず、心が安定します。
怒りの伝え方：アサーティブ・コミュニケーション
怒りを感じたときに、「我慢する」か「爆発する」かのどちらかになってしまう人は少なくありません。
でも、本当に大切なのは「伝え方」です。
それが、アサーティブ・コミュニケーションです。
これは「相手を傷つけず、自分の気持ちも正直に伝える」方法です。
例えば、
×「なんでそんなこともできないの！？」
○「私は、約束を守ってほしかったと感じています」
このように、「私はこう感じた」と、自分の気持ちを主語にして伝えることで、相手も受け入れやすくなります。
アンガーマネジメントを続けるコツ
アンガーマネジメントは、一度学んで終わりではありません。毎日の生活の中で少しずつ実践していくことで、だんだんと身についていきます。
以下のようなことを意識してみましょう。
- 「今、自分はどんな気持ち？」と問いかける
- 怒りの強さを数字で表す練習をする
- 怒りが出たときに、あとからふり返ってみる
- 自分の「怒りのツボ」を記録しておく
無理なく、少しずつがポイントです。
まとめ
怒りは悪いものではありません。けれど、怒りにふりまわされてしまうと、人間関係や自分自身を苦しめることになってしまいます。
アンガーマネジメントは、自分を大切にするための方法です。
「怒ってもいい。でも、その怒りをどう扱うかを選ぶことができる」――
そう思えるようになれば、毎日のストレスがぐっと減り、心が軽くなります。
ディーキャリア岐阜駅前オフィスではおよそ月に一度「アンガーマネジメント」の講義があります。
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