落ち込むことが少なくなる！～リフレーミングを知ろう～

こんにちは！

ディーキャリア岐阜駅前オフィスのワークスキルコース訓練生です。

今回は、落ち込むことが少なくなるリフレーミングについて紹介します。

リフレーミングとは

リフレーミングとは、
「すでにその人が持っている意味付けや解釈を異なる視点で捉え直すこと」をいいます。

つまり、物事を見る視点を変えて視野を広げることです。

単純に前向き・積極的に考えるポジティブシンキングとは違い、「相手の立場に立つ」「相手を理解する」「相手に共感する」といった要素が含まれます。

• リフレーミングの種類

リフレーミングは、状況のリフレーミングと内容のリフレーミングに分けられます。

1. 内容のリフレーミング
   「このできごとには他にどのような意味があるか？」という視点をもった捉え方です。
   
   例えば、仕事で失敗してしまったとします。
   自己嫌悪になりがちですが、他にどんな解釈ができるかという視点をもってリフレーミングします。
   
   ・今ミスをしなかったら、今後もっと大きな失敗をしていたかもしれない
   ・次は同じミスをしないように努力できる（勉強になった）
   
   
2. 状況のリフレーミング
   「状況を変えることによって成果を出すことができるのではないか？」という視点をもった捉え方です。
   
   例えば、映画館で友人に話しかけたら「あなたって声が大きいよね」と言われたとします。
   これをどんな状況なら役に立つだろうという視点をもってリフレーミングします。
   
   ・プレゼン
   ・会議
   ・人混みで誰かを呼ぶとき
   ・人を助けるとき
   
   

• リフレーミングのメリット

ネガティブな感情や思考を軽減する
リフレーミングを行うことで、ネガティブな状況や感情に対して新しい解釈を見つけることができます。
例えば、失敗を「成長の機会」として捉えることで、自分を責める気持ちを和らげ、前向きな行動を取りやすくなります。

ストレス耐性の向上
困難な状況をポジティブに捉えることで、ストレスを感じる機会が減少します。
特に、仕事や人間関係のトラブルをリフレーミングすることで、冷静に対応できるようになります。

モチベーションが向上する
否定的な見方を肯定的な見方に変えることで、やる気やエネルギーが高まります。
難しい目標や課題に対しても、積極的に取り組む姿勢を持てるようになります。

内容のリフレーミング

せっかち

• 無条件に人を助けることができる
• 真面目
• 行動力がある
• 報連相が迅速で場を回すのが得意

マイペース

• 休憩の大切さを分かっている
• 冷静さがある
• 最後まで計画的にやりきることができる

空気が読めない

• 正直者
• 注目の的になる
• 落ち込んでいる人に元気を与えることができる

集中力が無い

• 自分の得意なことを見つけやすい
  →周りの苦手な仕事が自分の得意な仕事で、会社の役に立つかもしれない

心配性

• 異常や違和感に気が付きやすい
• 完璧に準備してプレゼンや仕事に臨むことができる

競争心が無い

• 昇進を焦らず、今自分のやるべきことを理解して動ける
• 仲間の相談窓口になれる

人見知り

• 他人のパーソナルスペースに安易に踏み込まない
• 仕事でお客様に馴れ馴れしく話さない

状況のリフレーミング

日常生活における嫌な出来事のリフレーミング

1. 電車の遅延
   　→「この間に本を読んだり、音楽を聴いてリラックスできる時間が増えた。」
   
   
2. 財布や鍵を紛失する
   　→「これをきっかけに普段から整理整頓を心がける習慣が身に付く。」
   
   
3. 家電の故障
   　→「新しいモデルに買い替えるタイミングだと思えば、生活が少し便利になるかも。」
   
   
4. 買い物中に財布を忘れる
   　→「余計な買い物をしなくて済んだと思うと節約になる。」
   
   
5. 雨の日に傘を忘れる
   　→「濡れてしまったけれど、子どもの頃のように雨を楽しむ気持ちを思い出せた。」

仕事における嫌な出来事のリフレーミング

1. 仕事のミス
   　→「この失敗から学び、次はより慎重に進められる。」
   
   
2. 締切のプレッシャー
   　→「計画の立て方を見直すチャンス。今後はもっと効率的にできる。」
   
   
3. 上司や同僚とのトラブル
   　→「相手の考え方や価値観を知る機会だと思えば、人間関係を深めるきっかけになる。」
   
   
4. 突然の仕事の変更や追加
   　→「柔軟性を鍛える訓練だと思えば、自分のスキルが向上する。」
   
   
5. 取引先との行き違い
   　→「コミュニケーションの重要性を再確認できた。次回はもっと上手くやれるはず。」

人間関係における嫌な出来事のリフレーミング

1. 誤解が生じる
   　→「これを機にもっと丁寧にコミュニケーションを取るきっかけになった。」
   
   
2. 噂話や陰口を聞いてしまう
   　→「自分の行動を見直す機会と捉え、より誠実に生きることを目指す。」
   
   
3. 誘いを断られる
   　→「相手にも都合があると理解し、自分の時間を有効に使うチャンス。」
   
   
4. マナーの悪い人に遭遇する
   　→「自分はそうならないよう心がけよう、と気付かせてくれる出来事だった。」
   
   
5. 相手から返信が来ない
   　→「相手にも事情があるかもしれないので、少し待つことで忍耐力が鍛えられる。」
   

まとめ

最初から上手にリフレーミングすることは難しいですが、今回のブログを参考にしたり、インターネットで調べたり、本を読んだりすれば上達していきます。

日常的にリフレーミングをする習慣をつければ、今まで落ち込んだり欠点に思っていたことが、だんだんと少なくなっていくはずです。

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