【発達障害】要領が悪いのは発達障害?

皆様こんにちは。
突然ですが、皆様は器用でしょうか。
自分は器用ではないのですが、目の前の事を愚直にやり、日々のやるべき事や、やりたい事を進めております。
今回は【要領の悪さ】について、お伝えいたします。
「要領が悪いこと」と発達障害の関係

ASDの特性と要領の悪さ
ASD(自閉スペクトラム症)は発達障害の一種で、物事の理解や仕事の要領の悪さにつながる特性を持つことがあります。
今回はASDの特性がある方が不器用に思える理由、改善、対策について説明します。
ASDの特性がある人は、遂行機能障害という「計画を立て、行動を整理し、効率よく作業を進める機能」が苦手な場合があります。
これはワーキングメモリー(作業記憶)や注意の切り替えがうまく働かないことが原因のひとつです。
そのため、仕事や勉強で優先順位をつけるのが難しく、マルチタスクになると混乱しやすい状態になります。
また、ASDの特徴として、こだわりが強い性格や物事の部分に集中しすぎる傾向があり、全体の流れを把握しづらいこともあります。これが「要領が悪い」「動作が遅い」「効率が悪い」と見られる理由です。
ケアレスミスや確認不足も、思考が細部に偏るために起こることがあります。さらに、言葉の意味を文字通りに捉えるなど、相手の意図を読み取るのが難しい場面もあり、職場や上司とのコミュニケーションにストレスを感じることがあります。
その結果、自信を失ったり、「自分の努力が足りない」と思い込んでしまう悩みを抱える人も少なくありません。
一方で、ASDの特性がある方には、強い集中力や高い記憶力を発揮できる部分もあります。特定の作業や興味のある分野では、他の人には真似できない能力を見せることがあります。
改善や対策としては、
・メモやスケジュールを活用して、作業手順を視覚的に把握する
・環境を整えて、集中できる状態をつくる
・一人で進める作業を多めにする
・上司や周囲に「やり方」「対応方法」を相談し、理解をいただく
・ADHDを併発している場合は、注意力の波にも配慮する
などが効果的です。
ASDは病気ではなく、脳の情報処理の仕組みの違いによる障害です。本人の悪さや怠けではなく、機能的な特性によるものです。正しい理解と対応によって、仕事でも評価を上げ、失敗を減らすことが可能です。
要するに、ASDの特性がある方の不器用さは、思考の流れ、記憶の使い方、環境の影響が重なった結果であり、工夫次第で改善できます。
大切なのは、性格ではなく機能の違いとして捉え、周囲と本人の両方が協力して調整していくことです。
ADHDの特性と要領の悪さ
ADHD(注意欠如・多動症)は発達障害の一つで、注意力や集中力、計画性、行動のコントロールに特徴がある状態です。ADHDの特性がある人が要領が悪いと思われるのは、脳の働き方に独特な特徴があるためです。
まず、ADHDの特性として、注意の継続が難しく興味があることには非常に集中できたとしても、関心の薄い作業では集中が続きにくい傾向があります。
これにより、仕事や勉強で大事な部分を見落としたり、ケアレスミスが多くなることがあります。
また、ワーキングメモリー(作業記憶)の容量が少ないため、同時にいくつもの情報を処理したり、複数の作業を順序立てておこなうのが苦手です。
その結果、段取りや優先順位をつけるのが難しくなり、計画通りに進まないことが多くなります。マルチタスクになると混乱しやすく、作業の抜け、忘れなどが起きやすい状態になるのです。こうした部分が「要領が悪い」と周囲から見られる理由です。
ADHDの特性がある人は、思いついたことをすぐに行動に移してしまう衝動性も見られます。そのため、じっくり考えてから判断するよりも、先に動いて後で修正する傾向があります。
また、興味が変わるペースが早く、一つの作業を終わらせる前に別のことに意識が向いてしまうこともあります。
さらに、ADHDの特性がある人は刺激に敏感で、周囲の音、動きに注意がいきやすく、集中を保つのが難しい場面があります。そのため、職場や学校などの環境が影響しやすく、同じ作業でも場所や状況によってパフォーマンスが大きく変わることがあります。
しかし、ADHDの特性がある人にはポジティブな特性も多くあります。思考が柔軟で発想が豊かだったり、興味のある分野では驚くほどの集中力や行動力を発揮できます。創造的な仕事や変化の多い環境では、その能力が大きな強みになることもあります。
改善や対策としては、メモやチェックリストを活用してやるべきことを可視化する、スケジュールを細かく区切って短時間ごとに確認する、静かな環境を選んで作業する、タスクを一つずつ処理するように意識する、上司や周囲に自分の特性を理解してもらう。
などが、効果的です。
ADHDの特性がある人の要領の悪さ自体は、努力不足でなく、脳の情報処理のシステムの違いが関係しています。適切な工夫や環境づくりによって、集中力や行動の特性を活かしながら成果を上げることが可能です。
大切なのは、「できない性格」ではなく「特性の傾向」として理解し、自分に合ったやり方を見つけていくことです。
要領が悪いと感じた時の対処法

ASDの特性への対処
対処法として、
作業手順をメモやチェックリストにまとめ、目に見える形で確認することが有効です。
さらに、具体的な指示を求めたり、静かな環境で作業するなど、自分に合った方法を見つけることが大切です。
もし努力しても改善が難しい場合は、専門機関に相談してみることで、特性に合った支援や働き方を見つけやすくなります。
ADHDの特性への対処
対処法としては、
やることをメモやチェックリストで可視化し、一度に一つずつ作業を進める、作業時間を区切って集中する、アラームやリマインダーを活用する、静かな環境で作業するなどが有効です。
努力しても改善が難しい場合は、専門機関や医療機関に相談することで、自分の特性を理解し、適した支援や働き方を見つけやすくなります。
自分を責める前に、もしかしたら特性が関係しているかもしれないと気づくことが、改善への第一歩です。
まとめ

ASD、ADHDの特性がある方の中には、誤解を恐れずに言いますと要領の悪いという特性を持つ方がいらっしゃいます。
こうした特性は、工夫することによって対処できるものです。
ご自身のペースで対処していきましょう。
↓↓↓↓「ASDの特性があると腸内環境が乱れやすい?」はコチラの記事で解説しています↓↓↓↓
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