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【発達障害】ADHDの特性がある人は金銭管理が苦手?対策も

皆様こんにちは。
皆様は金銭管理、していますでしょうか。
私は節約するぞと思いつつ飲み物をバンバン買う浪費家です。それについては水筒を持つなどして対策しようと思います。
今回はまさに、その金銭管理について、お伝えさせていただこうと思います。
ADHDの特性について

主な特性としては、次のようなことがあげられます。
○注意の切り替えがむずかしい、または集中しすぎることがある
興味があることには夢中になれる一方で、退屈に感じる作業には集中しにくい傾向があります。気が散りやすいというより、集中のバランスを取るのが苦手なのです。
○忘れものやうっかりミスが多い
計画を立てたり順序よく進めたりするのが苦手なことがあります。やる気がないわけではなく、頭の中で情報を一時的に保つ力(作業記憶)が負担を受けやすいためです。
○衝動的に行動してしまうことがある
思いついたことをすぐ行動に移したり、口に出してしまうことがあります。これは性格の問題ではなく、行動を抑える神経の働きがうまく調整されにくいことによります。
○感情の起伏が大きいことがある
気分が変わりやすかったり、ストレスに敏感だったりしますが、同時に感情が豊かで共感力が高い面もあります。
こうした特徴は困りごとにつながることもありますが、創造的で発想力が豊かだったり、興味を持ったことに強い集中力を発揮できたりするなど、強みとして生かせることも多いです。
金銭管理が苦手な理由となるADHDの特性

ADHDなどの発達障害の特性がある人の中には、金銭管理が苦手な傾向をもつ人が多くいます。
これは性格や努力の問題ではなく、脳の働き方の特徴が原因です。ADHDの主な症状として、不注意や衝動性があり、これが日常生活の中でお金の扱いに影響します。
不注意の特徴があると、支払い日や金額を忘れたり、口座の残高を確認し忘れたりすることがあります。請求書やカードの明細を見落とすことが続くと、返済や債務管理に支障が出て、借金やカードローンの利用が増えてしまうこともあります。
衝動性が強い人は、気分やストレスの影響で衝動買いをしてしまうことも多く、現金がすぐに減ってしまったり、クレジットカードの使いすぎにつながったりします。
また、計画を立てて予算を守ることが苦手な傾向もあります。家計簿をつけようとしても続かない、出費の記録が面倒に感じる、数字の感覚がつかみにくいなどの悩みを抱えることもあります。
そのため、貯金ができず、収入に対して支出が多くなりがちです。就労や仕事のストレスが増えると、気晴らしの買い物や無計画な出費に走ってしまうこともあります。
ASD(自閉スペクトラム症)の特性をあわせ持つ発達障害者の場合、特定の興味やこだわりにお金を集中して使ってしまう一方で、必要な支払いを後回しにしてしまうこともあります。こうした状況が続くと、自己破産や生活の不安定化につながる可能性もあります。
対策としては、支払いを自動化する、口座を分けて管理する、カードより現金を使うなどの工夫があります。また、福祉機関や発達障害支援センターに相談し、障害年金や家計のサポートを受けるのもおすすめです。
期間を区切って支出を振り返る習慣をつけたり、ストレスが強いときは買い物を控える工夫をしたりすることで、少しずつ改善が見込めます。
ADHDや大人の発達障害の人にとって、金銭管理は難しいテーマですが、仕組みや環境を整えることで失敗を減らすことは可能です。
自分の特徴を理解し、無理なく続けられる対処法を見つけることが大切です。
おすすめの対策

ADHDの特性がある人が金銭管理を苦手とするのは、不注意や衝動性、計画の立てづらさといった発達障害の特性が関係していますが、それを理解した上で対策を工夫すれば、少しずつ改善していくことができます。
まず大切なのは「忘れやすさ」や「先延ばし」を防ぐ仕組みをつくることです。家賃や公共料金、クレジットカードの支払いは自動引き落としに設定しておくと、支払い漏れや延滞を防ぎやすくなります。
また、お金の流れを整理するために、給料が入る口座・日常の支出をする口座・貯金専用の口座を分けておくと、自分が今どのくらい使ってよいのかが目で見て理解しやすくなります。
クレジットカードは便利ですが、ADHDの衝動性によって「今すぐ欲しい!」という気持ちが先走りやすく、気づいたら金額が大きくなってしまうこともあります。
そのため、必要な出費以外は現金で管理し、財布に入れる金額を決めておくことで、感覚的に支出をコントロールしやすくなります。
買い物をするときはリストを作る習慣を持つと、「本当に必要か」を考える時間が生まれ、衝動買いを防ぐ助けになります。
また、家計簿をつけるのが苦手な場合は、スマホの家計簿アプリを使うのがおすすめです。アプリならカードや口座と連携して自動で収支を記録してくれるため、数字が苦手でも視覚的にわかりやすく、管理のストレスが減ります。
大切なのは「完璧にやろう」と思わないことです。毎日5分でも出費を確認する時間をつくるだけで、金銭感覚が少しずつ安定していきます。また、自分だけで抱え込まずに、発達障害に理解のある支援機関や家計相談サービスに相談することも有効です。
支援員や専門家にアドバイスをもらいながら、障害年金やサポート制度を利用すれば、安心して生活の基盤を整えることができます。ADHDの人にとって金銭管理で重要なことは、「努力で克服する課題」ではなく、「工夫で楽にする」というとらえ方です。
失敗を責めず、自分の特性に合った方法を試しながら、少しずつ「お金とうまく付き合う生活」を築くことが大切です。
そして、ADHDの特性がある人が家計簿をつけようとしても三日坊主で終わってしまうのは、とてもよくあることです。
これは怠けではなく、脳の特性が関係しています。ADHDの人は注意のコントロールが難しく、興味が続きにくい傾向があります。
最初は「やるぞ!」と意欲的でも、数字を毎日つけるという単調な作業が退屈に感じたり、ちょっとでもズレると「もういいや」と投げ出してしまったりするのです。特に、計画やルールを厳密に守ろうとするほどストレスが増え、失敗体験として残ってしまいます。
そこで大切なのは、完璧に続けることではなく、続けやすい形を見つけることです。まずは紙の家計簿よりも、自動で記録できるアプリを使うのがおすすめです。
銀行口座やクレジットカードと連携すれば、出入金が自動で反映されるため、入力の手間が減ります。アプリのデザインや色で支出を視覚的に確認できると、数字が苦手な人でも直感的に理解しやすくなります。
また、アプリを開いたら「全部を見る」よりも、「今日は使いすぎたかな?」と一つの質問に絞って確認するくらいがちょうど良いです。
もう一つのコツは、記録のハードルを下げることです。細かく分類しようとせず、「食費」「遊び」「その他」などざっくり3項目くらいで十分です。続けることが目的なので、最初から完璧な分析をしようとしないほうが長続きします。
また、記録するタイミングを「お風呂のあと」「寝る前」「通勤電車の中」など、日常の習慣と結びつけると忘れにくくなります。
さらに、自分を責めないことも重要です。ADHDの特性がある人は失敗体験を引きずりやすい場合があり、「またできなかった」と感じるとモチベーションが一気に下がります。
3日続かなかったとしても、「また今日からやればいい」と気軽にリスタートできる考え方が大切です。小さな成功体験を積み重ねることで、自己肯定感も高まりやすくなります。
もし一人で管理が難しい場合は、家族や信頼できる人に「週1回だけ一緒に確認してもらう」などの形でサポートをお願いするのも効果的です。人と共有することで、忘れにくくなり、続けやすくなる人も多いです。
ADHDの人にとって家計簿は、節約のための努力ではなく、生活を見える化して安心するためのツールと考えると前向きに続けやすくなります。
少しの工夫と仕組みづくりで、三日坊主が「ゆるく長く続く習慣」に変わっていきます。
まとめ

ADHDの特性がある人は金銭管理が苦手な方も中にはいますが、対策はたくさんあり、工夫次第で金銭管理をしっかりする事が可能です。
取り組みやすい方法から取り入れてみてくださいね!
↓↓↓↓「ADHDの後回し癖はなぜ起きる?」はコチラの記事で解説しています↓↓↓↓
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