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【発達障害】発達障害と運動神経の悪さは関係ある?

皆様こんにちは、皆様は、運動、していますでしょうか。ジムなど行かれていますでしょうか。私は過去、ジムで筋トレしたり、泳いだりしていたのですが最近はめっきり行かなくなりました。
ただ私自身、運動は、体だけでなく、心にも、良い効果が現れると思っております。なので家で、自重トレーニングから、運動を再開しようと考えております!
今回はそんな運動や、運動神経についてお伝えいたします。
運動神経に関係する発達障害の特性

発達性協調運動障害
発達障害の方の中には運動神経、体の動きなどに関する発達性協調運動障害(DCD)という特性を抱えている方もいます。
これは、神経や感覚の発達の過程で協調的な動きに困難が出る障害であり、微細な運動(手先の作業など)や粗大な運動(走る、跳ぶなど)に影響を及ぼします。
姿勢の保持が難しかったり、動作がぎこちなかったり、力の加減が上手くできないなどの症状が見られます。
発達性協調運動障害は、自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDと併存することも多く、単に運動が苦手というよりも、脳の情報処理や感覚の統合機能に関わる神経の働きが関係していると考えられています。
そのため、本人の努力だけでは改善しにくく、周囲の理解と支援が重要です。
大人の発達障害としてDCDが残る場合、スポーツや作業、日常生活の中で不器用さや緊張を感じやすいです。
能力が低下しているように見えることもありますが、これは「できない」のではなく、「協調的な動きが難しい」という特性によるものです。原因や理由を理解せずに叱責すると、行動の萎縮につながることがあります。
検査によって運動機能の特性を把握し、体育やリハビリの場で段階的な練習を取り入れることで改善が期待できます。
例えば、姿勢を支える筋力を育てたり、動きを分解して学習することで、身体の使い方や協調動作の機能を少しずつ高めることができます。
重要なのは、本人のペースに合わせた対応と、失敗を責めない温かい支援の姿勢です。
不器用さ
運動神経に関する発達障害の特性の中に、不器用さがあります。不器用さとは、体の動き、手先の動きが上手くできなかったり、思ったように動作を調整できなかったりする状態を指します。
これは、神経や感覚の発達の過程で、動きを統合したり協調させたりする働きがうまく機能しないことが関係しています。
不器用さは、走る、跳ぶといった大きな動き(粗大運動)だけでなく、字を書く、ボタンを留める、道具を使うといった細かい動き(微細運動)にも影響します。
姿勢を保つことが難しい、動きがぎこちない、力の加減ができないなどの特徴が見られることがあるのです。
そのため、体育、スポーツの時、他の人に比べ動作が遅れたり、作業に時間がかかったりすることがあります。
このような不器用さは、本人の努力不足ではなく、発達の最中に神経や感覚の連動が上手く行かないために起こる事です。
発達障害の中でも、ADHDや自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ人に見られることがあり、緊張しやすい、動作を始めるまでに時間がかかる、思った通りに体が動かないといった行動が現れることもあります。
大人になっても不器用さが残る場合があり、生活や仕事、スポーツなどで苦労を感じることがあります。しかし、周囲が理解し、動作を分けて練習したり、作業のやり方を工夫したりすることで、少しずつ改善が見られることもあります。
大切なのは、本人が自分の特性を理解し、焦らずに取り組むこと、そして周囲がその努力を支える姿勢を持つことです。
その他
運動神経に関係する発達障害の特性には、不器用さ以外にも、いくつかあります。代表的なものを挙げると、次のような特性があります。
まず、バランス感覚の難しさがあります。姿勢を安定して保つことが苦手で、まっすぐ立っているときにふらついたり、片足立ちや平均台のような動きが苦手だったりします。
これは、身体の位置や動きを感じ取る感覚(固有感覚)や平衡感覚の調整がうまくいかないことが関係しています。
次に、タイミングのずれが見られることがあります。ボールをキャッチする、音楽に合わせて体を動かすといった動作の際に、リズムや動きのタイミングを合わせることが難しい場合があります。
こうした特徴は、感覚情報を処理して動作に反映させる神経の働きがうまく連携していないことが原因と考えられます。
また、動作の切り替えが苦手な場合もあります。たとえば、一つの動きを終えて次の動作に移るときに時間がかかったり、動きが固くなったりすることがあります。これは、運動の計画や制御を行う脳の働きがスムーズに切り替わりにくいことによるものです。
さらに、感覚の過敏さや鈍さも運動に影響を与えることがあります。音や触覚への感覚が過敏で緊張してしまったり、逆に身体の動きを感じ取りにくく、力加減が難しかったりします。これらは発達障害に共通して見られる感覚の特性で、運動機能の調整にも影響します。
このような運動神経に関係する特性は、日常生活、体育、作業、これらの中で困り事に繋がる事がありますが、原因を理解し、段階的に練習したり、環境を工夫したりすることで少しずつ改善していくことができます。
周囲の理解と適切な支援が、本人の安心と成長につながるのです。
発達障害と運動神経の悪さ「あるある」

発達障害と運動神経のあるあるを紹介します。当てはまるものがあるか、確かめてみてくださいね!
・ボールが来ると頭では分かっているのに体が動かない。結果顔面で受け止める。
・縄跳び中、跳ぶタイミングと縄を回すタイミングが全然合わない。
・体育の授業で列の後ろに並びがち。できるだけ自分の番を遅らせたい。
・「力を抜いて」と言われても、どこをどう抜けばいいのか分からない。
・気づいたら姿勢が崩れている。座っているだけでなんだか疲れる。
・人とハイタッチしようとして、手がすれ違う。
・歩いていて、よくドアの角や机の端にぶつかる。
・急に走り出すと、方向転換できずに転ぶ。
・ボタンを留める、靴ひもを結ぶなど、細かい作業が地味にストレス。
・リズム感がつかめず、ダンスや音楽の授業が苦手。
・スポーツテストで「やる気はあるけど結果がついてこない」と言われる。
・「運動神経が悪い=不真面目」と誤解されがちでつらい。
・体を動かすよりも、頭の中でシミュレーションする方が得意。
いかがでしたでしょうか?当てはまるからといって、必ず発達障害というわけではなく、また、運動が全くできないというわけでもありません。
運動が苦手な方でもできる運動はいろいろあります。
家の中ではストレッチやヨガで首や肩、背中、足などの筋肉を伸ばしたり、呼吸に意識を向けながらバランスを取りつつポーズをとることで緊張をほぐすことができます。
また、階段や踏み台を使った昇降運動やラジオ体操も安全に心拍数を上げることができ、縄跳びやウォーキング、軽いジョギングなど、屋内外のスペースで自分のペースで行える運動もおすすめです。
筋力をつけたい場合は、自重トレーニングや椅子を使った腹筋、軽いペットボトルを持った運動などが無理なくおこなえます。
手と目の協調やタイミングを練習したいときは、室内用の柔らかいボールや風船を投げたりキャッチしたりする遊びや、音楽に合わせて体を動かすリズム運動も効果的です。
運動時間は最初は短めにして少しずつ延ばし、動きやすい服装で無理なくおこなうことが大切で、好きな音楽やキャラクターを取り入れると楽しみながら続けやすくなります。
発達障害の特性で運動が苦手でも、小さな成功体験を積むことで体の使い方や生活の動作の向上につながります。
まとめ

発達障害がある方の中には発達性協調運動障害(DCD)の特徴を持つ方もいて、周囲の理解が必要となってくる場面があります。
ただ、そういった障害があるからといって、全く運動ができないというわけではありません。
自己理解を深めて、自分ができる範囲で健康のために運動をしていけると良いですよね。
↓↓↓↓「発達障害と虫歯の関係について」はコチラの記事で解説しています↓↓↓↓
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