【発達障害】謝りぐせがある?理由と対策について

皆様こんにちは!
自分は最近よく謝ってしまいます。今回はそんな謝罪について、お伝えさせていただきます。
1.謝りぐせがある理由

幼少期の指導
人に対してすぐ「ごめんなさい」と謝る癖がある背景には、幼少期のしつけや指導の影響が大きいことがあります。
幼少期の指導が影響する理由
「謝れば解決する」と学習する
幼少期にトラブルを起こしたとき、大人から「とにかく謝りなさい」と強く言われることがあります。
その結果、状況を理解する前に「謝る=問題を早く収める手段」と身につけてしまうのです。
叱責を避けるための自己防衛
子どもは親や先生から怒られるのを避けるために、反射的に謝ることを覚えます。
「自分が悪くなくても謝れば場が収まる」と学習すると、大人になっても習慣化されます。
過度に「相手を優先する」教育
「人に迷惑をかけてはいけません」「人を不快にしてはいけません」と強く教えられると、必要以上に相手の気持ちを気にする傾向が強まります。
その結果、ちょっとしたことでも「自分のせいかも」と思い込み、謝る癖がつきます。
自己肯定感の形成との関係
幼少期に「失敗しても大丈夫」と受け止めてもらえなかった場合、子どもは「自分が悪い」と考えやすくなります。
自己肯定感が低いと「自分の存在が迷惑になっていないか」と不安になり、謝り続ける行動につながります。
つまり、幼少期に「謝ること」が大人に認められたり、叱責を避ける唯一の方法として強化された結果、無意識に癖となることが多いのです。
成功体験
謝ることで成功した経験があると、「また謝れば良いことが起きる」と無意識に思って癖を繰り返してしまう可能性があります。
謝る癖がある人の成功体験
小さなミスをチャンスに変えた
物忘れや予定ミスで遅れたプロジェクト。
すぐに「申し訳ありません。次回はこう改善します」と謝罪+具体策を提示。
その結果、上司や同僚から「ちゃんと自分の行動を見直す人」と評価され、信頼を獲得。
コミュニケーションの橋渡しに成功
会議中に誤解や衝突が起きた場面。
すぐに謝る癖を活かして「すみません、私の説明不足でした」と場を落ち着かせ、会話の流れを正常化。
謝ったあとに改善案を出すことで、議論がスムーズになり、チーム全体の成果につながった。
自己改善のきっかけに
日常で小さな失敗を謝るたびに、自分の行動を振り返る習慣がついた。
その経験から「同じミスを防ぐ方法」を考え、チェックリストやメモを活用するように。
謝る癖があったおかげで、自己管理能力が向上し、仕事でも効率がアップ。
相手との信頼関係を深める
家族や友人との日常でちょっとした失敗を謝ることで、相手が「自分を大切にしてくれている」と感じる。
その結果、日常の会話や関係が円滑になり、相談もしやすくなる。
これらの成功体験が、誤り癖を加速させている可能性もあります。
自己肯定感の低さ
「謝る癖」と自己肯定感の低さは深く関係しています。
自分が悪いと感じやすい
自己肯定感が低いと「自分が何か間違っているのでは」「自分が迷惑をかけているのでは」と過剰に考えてしまいます。
その結果、相手が不機嫌に見えただけでも「自分のせいだ」と思い込み、すぐ謝ってしまうのです。
自分の価値を低く見積もる
自己肯定感が低い人は「自分の意見や存在は大したことがない」と思いがちです。
相手と衝突するくらいなら「とりあえず謝っておこう」と妥協し、自己主張を避けやすくなります。
人間関係を壊す不安が強い
「嫌われたらどうしよう」「見捨てられたら怖い」といった不安が強いため、謝ることで関係を守ろうとします。
本来は相手の責任でも、自分から謝って関係を保とうとするのです。
小さなミスを過大評価してしまう
自己肯定感が低いと、ちょっとした失敗や相手の反応を「大きな問題」と受け取ってしまいます。
「こんなこともできない自分はダメだ」と思い込み、反射的に謝罪につながります。
2. 謝りぐせがある人が働くときに気を付けたいこと

誤り癖がある人が働くときに気を付けたいポイントをご紹介します。
まずは、発達障害の特性がある方にとっての謝罪するメリットとデメリットを確認していきましょう。
謝罪のメリットとデメリット
謝罪のメリット
コミュニケーションが円滑になる
発達障害の特徴として、会話や説明の行き違いから誤解が生まれやすい。
謝罪の言葉を使うと、相手の気持ちが和らぎ、理解を得やすくなる。
失敗を受け入れる姿勢を示せる
大人の発達障害(ADHDや自閉症スペクトラム)の場合、物忘れや予定の管理ミスなど日常で症状に基づく行動の失敗が起こりやすい。
そのとき謝罪をすることで、本人が責任を放棄していないことを示し、疑惑や不信感を減らせる。
対処法のきっかけになる
謝罪後に相談を持ちかければ、「原因は何か?」「改善の可能性は?」という質問が生まれる。
これが発達や経験を通じた成長につながる。
謝罪のデメリット
代償的に使いすぎると自己肯定感が下がる
本人に原因がない場面でも謝罪を繰り返すと、「自分はいつも悪い」というコンプレックスにつながる。
感情的に落ち込み、発達障害ゆえの悩みが深刻化する。
相手に誤解を与える可能性
必要のない場面で謝罪をすると、「この人はいつもミスをする人」というレッテルを貼られる。
本来は説明や改善の提案が必要なところで、謝罪だけだと行動の改善につながらない。
禁止や制約を強める結果になる
職場や家庭で「また失敗したのでは」という疑惑を生み、余計な禁止事項や制約を課されることがある。
謝罪ばかりでは対処法が共有されず、コミュニケーション不足の原因になる。
単に謝ることが通じないときの対策
謝るだけで終わらせない
「ごめんなさい」と言うだけでは、物忘れやミスを繰り返す印象になりやすい。
対策:謝ったあとに「次はこうします」と具体的な行動を示す。
例:「申し訳ありません。次回はチェックリストで確認します。」
言葉より行動で示す
謝る代わりに、物忘れや予定ミスを防ぐ工夫を実際に行動で見せる。
対策:
メモやリマインダー、進捗報告などを活用する。
説明や相談を組み合わせる
単に謝っても理由が伝わらないと、「また同じことをやる人」と誤解される可能性がある。
対策:
「なぜミスが起きたか」を簡潔に説明する
必要なら上司や同僚に相談して改善策を共有する
感情より具体策を優先
気持ちだけで謝ると、本人のコンプレックスやストレスが増える。
対策:
「気持ち」より「行動」で信頼を回復する
例えば、「今後はこういうチェック方法で同じミスを防ぎます」と示す
3.まとめ

謝りぐせがある人には、さまざまな理由があります。それでうまくいく時もあれば、うまくいかない時もあります。
うまくいかない時、さまざまな対策を使って乗り越えていきましょう。
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