【発達障害】発達障害と虫歯の関係について

皆様、こんにちは!
虫歯の痛みには鈍いのに、歯医者の「キーン…」という音には即座に反応してしまう。
――それが、感覚過敏の妙というものでしょうか。
今回は、そんな発達障害の特性と歯のトラブルという、見過ごされがちな、でも確かにある関係について、ご紹介していきます。
1.虫歯になりやすい発達特性とは?

発達障害のある方にとって、虫歯や歯周病などの歯科トラブルは意外と身近な悩みです。しかも、その原因には「生活習慣」だけでなく、「特性」が深く関係していることがあります。
1-1. ASDと感覚過敏
ASD(自閉スペクトラム症)には、感覚過敏や鈍麻といった特徴が見られます。たとえば、歯ブラシの毛先が歯茎に触れる感覚が苦手で、「痛い」「くすぐったい」と感じてしまう方がいます。そうした感覚過敏があると、毎日の歯磨きがストレスとなり、十分な歯垢の除去ができずに虫歯の原因になります。
逆に、鈍麻の特性をもつ場合は、痛みを感じにくくなってしまうことがあります。その結果、「歯がしみる」「ズキズキする」といったサインを見逃してしまい、神経まで到達するような重度の虫歯に気づかず、抜歯が必要になるケースも。
実際に、あるASDの利用者さんは「痛みを感じないから治療のタイミングを逃してしまった」と語っており、定期検診の重要性を身をもって知ったそうです。
1-2. ADHDと先延ばし
ADHDの特性では「先延ばし癖」や「面倒くさがり」が目立ちます。たとえば、「あとで磨こう」と思ってそのまま寝てしまったり、「予約しなきゃ」と思っても歯医者に電話をかけそびれてしまったり……。
また、じっとしているのが苦手で、短時間で終わらない診療や待合室での待ち時間がストレスになる方も多くいます。「パニック障害があるから治療そのものが怖い」「子どもの頃のトラウマで歯科に行くのが苦手」という声も少なくありません。
2. 毎日できる対策

こうした特性による困りごとは、ちょっとした工夫で少しずつ和らげることができます。
2-1. 歯磨きの工夫
感覚過敏の方には、柔らかい毛の歯ブラシや、歯磨き用ガーゼ、またはシリコン素材のブラシなどを試してみるのがおすすめです。音や振動が気になる方には電動ブラシを避け、静かな手動ブラシを使うと良いかもしれません。
一方、鈍麻の傾向がある方は、効果的な予防として、フッ素入りの歯磨き粉や、定期的な診療をスケジュールに組み込むことが大切です。
2-2. スケジュールと仕組みづくり
ADHDタイプの方には、「仕組み化」が有効です。たとえば、スマホのリマインダーで歯磨きタイムを設定したり、毎晩のルーティンの最後に歯磨きを組み込むなど、習慣化を意識しましょう。
また、「歯医者への予約が苦手」という方は、診察後に次回の予約を取ってしまう習慣をつけたり、通いやすい診療時間のクリニックを探すのも一つの方法です。
ASD・ADHD問わず、「行きたくない」という気持ちを減らすために、歯科の写真や動画で事前にイメージトレーニングをするなど、恐怖やトラウマの軽減も意識してみてください。
3. まとめ

発達障害のある方が虫歯や歯周病に悩まされる理由には、単なるケア不足だけでなく、感覚過敏や鈍麻、先延ばしといった特性が大きく影響しています。
だからこそ、自分の特性を理解し、「無理なく続けられる対策」を見つけていくことが何よりも大切です。
「行かなきゃ」と思っても動けない日はあります。それでも、「今日はうがいだけでもOK」とハードルを下げて、自分を責めずに一歩ずつ。
毎日のちいさな予防が、未来の大きな治療を防ぐカギになるかもしれません。
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