障害者雇用の現場と、あなたに伝えたいこと

働くことに不安を感じていませんか?就労移行に通い晴れて就職となっても、その後「本当に働けるかな」「会社の人とうまくやれるかな」と不安があるかもしれません。
でも、今日は“上司側から見たリアルな話”を通して、「働くことは怖くない」と感じてもらえたらうれしいです。
このコラムは5分前後でお読みいただけます。
【ディーキャリア海老名オフィス】
発達・精神障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援です。
発達障害(ADHD/注意欠如多動性障害)(ASD/自閉症スペクトラム障害)(SLD/限局性学習障害)のある方、精神障害(うつ病など)のある方が多く利用されています。
【発達障害フレンドリーサポート施設】にも認定され、専門スタッフがサポートをおこなっています。

目次
1.現場で見た“課題”と“戸惑い”――でもそれは「お互いさま」でした
1. 指示が伝わりにくいときがある
たとえば「◯時までにこの作業を終えてね」と伝えたとき、なぜか止まってしまうことがありました。
でも、理由を聞くと「どの順番でやればいいか分からなかった」と教えてくれて、こちらが“具体的に順番を伝える”ことで解決しました。
2. 遠慮して話しかけられない
周りのスタッフが「どう接していいか分からない」と戸惑うことも。
でも、お互いが少しずつ話す機会を増やすことで、自然と壁はなくなっていきました。
3. 特別扱いになってしまわないか?という心配
正直、最初は「他の人とのバランスがとれるかな」と不安に思うこともありました。
けれど、“その人に合った配慮”は、「特別扱い」ではなく「働きやすさの工夫」なんだと、チームで学んでいきました。
2.上司として大事にしている「関わり方」
・話すより“聴く”
どんなにいいつもりでアドバイスをしても、本人の思いと違うことがある。
だから、「最近どう?」「困ってることある?」と“こちらが聴く姿勢”を大事にしています。
・業務の組み立ては、話しながら一緒に考える
「何ができるか」ではなく「何ならやってみたいか」「どこがやりにくかったか」を一緒に考える。
“相談しながら働く”ことは、職場では当たり前のことなんです。
3.働くあなたへ伝えたいこと
あなたが不安に思っているように、会社側(上司)も最初は不安や戸惑いがあります。
でも、それはあなただけでなく、「誰かと一緒に働く」ときには誰もが感じるものです。
そして、対話しながら進めていけば、きっといい関係が築けます。
もしあなたが「うまく働ける自信がない」と感じているなら、就労移行支援はその練習の場です。
安心して、あなたのペースで準備していってください。
私たち上司も、「安心して働ける場をつくる側」として、あなたを待っています。
4.おわりに
「働く」ことは、最初から完璧じゃなくて当たり前。
ひとつひとつ、「これならできる」「これは少し苦手」と気づいていくことが、社会に出る準備です。
一緒に、働く未来をつくっていきましょう。
【執筆者】satoh
ディーキャリア海老名オフィス
生活支援員
【監修者】
井上 高宏
ディーキャリア海老名オフィス
サービス管理責任者/精神保健福祉士
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