2023年03月10日

発達障害のある人はギャンブルに依存しやすい？その症状と対策【依存セルフチェック有】

このコラムでは、ギャンブル依存の特徴や、発達障害と依存との関連性、対処法などを解説していきます。参考に依存症チェックシートもあるので見てもらえればと思います。

この記事は5分～10分前後でお読みいただけます。

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発達・精神障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援です。
発達障害(ADHD/注意欠如多動性障害)(ASD/自閉症スペクトラム障害)(SLD/限局性学習障害)のある方、精神障害(うつ病など)のある方が多く利用されています。
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依存症とは？
ギャンブル依存の特徴
依存症チェックシート
発達障害のある方はギャンブル依存になりやすい？
依存症かもしれないと感じたら
まとめ

1.依存症とは？

早速、依存症について触れていきます。

・アルコール
・薬物
・ギャンブル
・ゲーム
・ネット
・恋愛

などさまざまな依存があります。

依存症とは、これらを繰り返す中で、やらずにはいられなくなる病気です。

具体的には、

・やめたい、やめなきゃと分かっているがやめられない
・仕事や生活に支障が出そう・出ているけどやめられない

こういった状態が依存症の状態です。

また、依存症は脳の機能不全で病気と言われています。

・通常
さまざまなことをバランスよく考えることができる

・依存症
その対象以外に興味が持てなくなる

といった状態になります。

このコラムではギャンブル依存にフォーカスして解説していきます。

2.ギャンブル依存の特徴

まずギャンブルは、

・結果が偶然に左右されるゲームや競技などに対して、金銭を賭ける行為

と定義されています。

一般的なものとして、

・パチンコ
・競馬
・競艇
・宝くじ

があると思います。宝くじも立派なギャンブルということですね。

ちなみに、筆者もパチンコの経験などはありますが、運や引きが全くないようで
はまることはありませんでした。

ではギャンブル依存と愛好家の違いを見ていきましょう。

「ギャンブル愛好家」

・使用金額・勝ち負け・借金など現実を理解できている
・勝ったらやめることができる(プロ？)
・生活や仕事に支障が出ない範囲で楽しめる

「ギャンブル依存症」

・負けても負けてもやめることができない
・生活や仕事に支障が出ているが継続してやめられない
・現実を認められない

が違いとしてあります。

ギャンブル依存症の特徴としては、

・自覚がない、依存症であると気づけない
・短期的にやめることがあり、病気だとは思わない

があります。

次は依存症チェックシートを参考に載せておきます。

3.依存症セルフチェック

①ギャンブルで負けた時、それを取り戻すために再度ギャンブルした経験がある
②自身にギャンブルの問題があると考えたことがある、又は、人から指摘された経験がある
③お金のことで、同居人とケンカになった要因が、自身のギャンブルだった経験がある
④お金を借りたが、ギャンブルのために返済できなかった経験がある
⑤ギャンブル、またはその借金を返すため、下記⑥～⑧でお金を借りた経験がある
⑥家計
⑦サラ金
⑧銀行

このチェックで2つ以上「はい」があった方はギャンブル依存症の可能性があるかもしれません。

次は、ギャンブル依存と発達障害との関連性に触れていきます。

4.発達障害のある方はギャンブル依存になりやすい？

依存にはドーパミン(快楽をつかさどる)という脳内物質が大きく関わっています。
この物質は、ギャンブル・アルコール・スマホなどで出てくると言われています。

発達障害のある方は、このドーパミンという脳内物質が結果として少なくなりやすく、
ドーパミンが出やすい行動に依存しやすいと言われています。

また、発達障害がある方の特徴として

・できること、できないことの差が非常に大きい

ということがあります。なので周囲から、

・できるのにやらない
・手を抜いている

上記は一例ですが、周囲から誤解を受けやすく「ストレス」を感じやすい素地があると言われています。
他にも感覚過敏などの環境に対する「ストレス」なども人によってはあり、ストレス発散としてギャンブルなどに依存するようになると言えると思います。

5.依存症かもしれないと感じたら

まずは自身の状態を、

・心療内科など、医師に状態を伝え診断してもらう
・精神保健福祉センターなどに相談してみる

などにご相談されるのが良いと思います。心療内科などはネットでまずはお近くにないか調べてみたり、精神保健福祉センターは各都道府県にあるので「○○県　精神保健福祉センター」
とネット検索してみてください。
また、こころの健康センターという相談窓口もあります。他にも自助グループという当事者の方が自身の体験を話し合う場などもあります。

また、依存のきっかけとして「ストレス」が大きな要因になっている可能性もあります。

・悩みや困りごと
・不安
・自分に自信がない

などを埋めるためにギャンブル依存に走る場合もあります。

そういった場合は、

・人と触れ合うなどコミュニケーションを取る

これはとても有効で、コミュニケーションを取る中で、脳内のドーパミン受容体が増えます。
結果、ギャンブルなどに依存しなくても、日常を過ごせるようになっていきます。

こういったコミュニケーションやストレスコーピングなどのプログラムはディーキャリア海老名オフィスでも体験することができます。