発達障害|スマホ依存症になりやすい?3つの原因と対策の解説
この記事では、スマホを持っている約8割の方がスマホ依存の可能性があるなどと言われていますが、実際にスマホ依存症とは何か?発達障害のある方はなぜスマホ依存症になりやすいか?その原因と対処を解説していきます。
目次
Tweet1.スマホ依存症とは?
スマホ依存症はインターネット依存症とも呼ばれ、スマホが手放せなくなり、その結果、昼夜逆転や情緒不安定などの、仕事や日常生活を送る上で、実際に大きな影響が出ている状態を言います。
JOB総研による「2022年スマホ依存の実態調査」では、おおよそ8割の方がスマホ依存に該当しているとの回答もあります。
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「コロナ禍」でその傾向に拍車がかかっており、多くの方がスマホ依存となっている状態です。
2.なぜスマホ依存症になるのか?3つの原因
1.一番の理由は便利で楽しいから
スマホの中にはさまざまなアプリ、動画、ゲーム、コミュニケーション、ニュース、読書、ネット検索ができるので時間を持て余している時にはつい触ってしまう方が多いのではないでしょうか?
2.依存を高める原因はドーパミン
こちらが一番重要なのですが、依存を高めている原因はドーパミンです。
なんとスマホ依存症の方がスマホをいじっている時に出るドーパミンの量は覚せい剤を打った時と同じくらいの量が出ています。それ故、デジタルヘロインと呼ばれていたりもします。
参考:発達障害(ADHD/ASD)|依存症になりやすい?進行するとどうなる?原因と解説
3.「新しい情報」に触れるとドーパミンが出る
脳は飽きやすく、変化を求める側面があると言われています。
新しい情報に触れることで、それが脳への報酬刺激となり、ドーパミンが放出されます。
ニュースやSNSなどを少し見るつもりが、気付いたら1時間も経っていた経験がある方もいるのではないでしょうか?
スマホは、世界中のニュースや今起きている事をSNSなどを通して、「簡単」に触れることができます。
「情報中毒」とも呼ばれていますが、これも大きな要因だと言えます。
以前はTVがこれにあたるのかもしれません。筆者自身、特に子どもの頃などはTVの前から離れることができなくなった経験があります。
それに比べてスマホは、TVよりも「膨大な情報」へ「どこでも」、「簡単」に「すぐ」アクセスすることができるため、TVとは比較にならないくらい依存性があると言えます。
3.発達障害のある方がスマホ依存になりやすい原因
ディーキャリア海老名オフィスを利用中の方の中にも、スマホ依存症の方が見られます。
発達障害のある方が依存症になりやすい原因として、
・生きづらさが原因でストレスが溜めやすく、それを発散しようとするため
・ドーパミン不足により、ドーパミンが出る物質や行動にはハマりやすい
などがあります。幾つかある依存症の中でも、すぐ身近にあるスマホに依存しやすい傾向があると推測できると言えます。
参考:発達障害(ADHD/ASD)|依存症になりやすい?進行するとどうなる?原因と解説
4.スマホ依存による弊害
・肩こり、腰痛、眼精疲労
スマホをいじる時は同じ姿勢で動かず、スマホ画面を見続けていることにより、肩こりや腰痛、眼精疲労が起こります。
パソコンを打つことを仕事にしている人も同じような症状が出ます。運動不足が促進されます。
・前頭葉の神経線維の損傷
デジタルヘロインと書きましたが、実際に麻薬中毒者と同じ症状で前頭葉の神経線維が損傷されていること多い事が確認されています。
その結果、思考能力の低下、感情の抑制が効かなくなったり、幸せを感じにくくなったりすることが発見されます。
テレビやパソコンをやっていると前頭前野の血流が悪くなることが発見されていて、さらにスマホ社会になり上のような症状が発生されやすくなっております。
5.対処方法|人と話し、アクティブに動くこと
依存症から逃れるには、依存しているもの以外に健全な楽しいことに接することがベストです。
実際に、麻薬中毒者も家族や友達と接し、楽しい趣味に興じることで麻薬の依存から抜けられるという話があります。
スマホ依存の傾向がある人は、友人と遊びに行く、体を動かしたりするなどの事をしてみるといいと思います。
スマホをやる時間より、仲間と過ごし、体を動かしているくと、脳機能も回復していき、依存しなくても大丈夫な精神状況になっていきます。
また、スマホ依存により、仕事や日常生活を送る上で、実際に大きな影響が出ている場合などは、病院やクリニックなどで相談することを検討してください。
6.まとめ
今回の記事では、スマホ依存症とは何か?発達障害のある方はなぜスマホ依存症になりやすいか?その原因と対処を解説してきました。
ディーキャリア海老名オフィスでは、人とコミュニケーションを行っていく専門のプログラムがあります。
診断をもらっている方、診断はないがグレーゾーンと言われた方など、依存症傾向があると思われている方は是非、見学や体験にいらしてください。精神保健福祉士による無料相談もおこなっております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【執筆者】小野貴弘
ディーキャリア海老名オフィス 生活支援員
保有資格:発達障害学習支援エキスパートサポーター
「成長」と「気付き」を促す支援をモットーに日々サポートしております。
【監修者】井上高宏
ディーキャリア海老名オフィス
サービス管理責任者/精神保健福祉士
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