BLOG

ADHDで仕事の優先順位がつけられないときに|タスクを一つに絞る方法

「やることは分かっているのに、どれから始めればいいか決められない」

「急ぎの仕事をしていたら、もっと大事なことを忘れていた」

「タスクを並べたのに、眺めているだけで一日が終わってしまった」

ADHDの特性がある人から、仕事の優先順位についてこうした相談を聞くことがあります。

ADHD 優先順位 仕事の悩みは、単に段取りが悪い、やる気が足りないという話ではありません。複数の情報を同時に比べて、今やることを決め、その判断を途中で更新する。この作業には意外と多くの負荷がかかります。

この記事では、優先順位がつけられない時に、仕事を少し進めやすくする工夫を紹介します。

ADHD 仕事 優先順位の写真

優先順位がつかない時、頭の中では何が起きているのか

仕事にはたいてい、「期限」「重要度」「相手が待っているか」「どれくらい時間がかかるか」といった条件があります。

どれも大事です。ただ、条件が増えるほど、判断は複雑になります。

たとえば、明日が期限の小さな作業と、来週が期限だけれど影響の大きい作業が同時にある。そこへ上司から新しい依頼が入る。こうなると、何から手をつけても「本当にこれでよいのか」が気になり、動けなくなることがあります。

先延ばしは、怠けているから起きるとは限りません。判断する材料が多すぎて、最初の一歩が止まっていることもあります。

最初から完璧な順番を決めなくてよい

優先順位をつけようとすると、「一番大切なものを正しく選ばなければ」と思いやすくなります。

しかし実際の仕事では、最初に立てた順番が途中で変わることも普通にあります。だから必要なのは、完璧な順位表ではなく、「今から30分でやる一つ」を決めることです。

タスクが十個あるなら、十個を全部並べ替えようとせず、まず次の三つだけを確認してみてください。

  1. 今日・明日が期限のものはあるか
  2. 他の人が待っているものはあるか
  3. 自分だけでは判断できず、確認すれば進むものはあるか

この三つに当てはまるものがなければ、「最も短く終わる一つ」から始めるのも立派な判断です。小さな完了が一つできると、次の判断に使える余裕が少し戻ってきます。

タスクを「行動できる大きさ」にする

「企画書を作る」「メールを返す」「資料を確認する」といったタスクは、見た目よりも大きな仕事です。

何から始めればよいか分からない時は、タスクを“終わらせるための仕事”ではなく、“最初に手を動かす行動”にまで小さくしてみましょう。

  • 企画書を作る → 前回の企画書を開く
  • メールを返す → 相手の質問を一行でメモする
  • 資料を確認する → 期限と確認する数字に印をつける

「前回の企画書を開く」なら、優先順位に迷っていても始められます。始めたあとに、思ったより急ぐべきだと気づくこともあります。その時は順番を変えればよいのです。

優先順位を一人で抱え込まない

優先順位は、本人だけで決めるものではありません。

仕事の全体像や、相手がどれくらい待っているかは、上司や依頼者の方が分かっていることもあります。「何を優先すべきか聞くのは申し訳ない」と思う人もいますが、迷ったまま進めて大きな手戻りが出るより、早めに確認した方が仕事は進みます。

相談する時は、ただ「どうしたらいいですか」と聞くより、選択肢を見せると答えてもらいやすくなります。

AとBが重なっています。今日はAを先に進める認識で合っていますか?

Cは確認が取れれば進められます。Dより先に確認してもよいでしょうか?

これは助けを求めるだけではなく、仕事の優先順位を共有するための報連相です。

自分用の「優先順位ルール」を一つ作る

毎回まったく新しく判断しようとすると疲れます。そこで、自分が迷いやすい仕事だけでも、簡単なルールを決めておくとよいと思います。

たとえば、

  • 期限が今日のものは、午前中に10分だけ着手する
  • 他の人が止まる仕事は、返信だけ先にする
  • 15分考えても決まらない時は、上司に確認する
  • 新しい依頼は、その場で始めず、一度リストに入れる

これは一般的な正解ではありません。自分の仕事で起きやすい混乱に合わせて、少しずつ変えていくものです。

ADHDの困りごとは、優先順位だけではないこともある

優先順位がつけられないことの背景には、先延ばし、時間の見積もり、聞き漏らし、疲れやすさなど、ほかの困りごとが重なっている場合もあります。

ほかにも気になることがある方は、ADHD の困りごと一覧|自分に当てはまる原因と対処法を整理 もご覧ください。

まとめ

ADHD 優先順位 仕事の悩みは、「もっとしっかり考える」だけで解決しないことがあります。

大事なのは、完璧な順番を作ることではなく、今やる一つを決めることです。期限・相手の待ち・確認が必要かの三つを見て、タスクを小さくする。迷ったら早めに共有する。

自分に合う仕組みを作ることは、仕事から逃げるためではありません。少し楽に、仕事を続けるための現実的な工夫です。

参考資料

凸凹凸凹凸凹————————————————-凸凹凸凹凸凹

💼ディーキャリアびわこ第一オフィスで一歩を踏み出しませんか?🌈

「社会人としてのマナーに自信がない…」
「自分に合った働き方を見つけたい」
「まずは雰囲気だけでも知りたい!」
そんな方は、ぜひディーキャリアびわこ第一オフィスにご相談ください😊
私たちは、就労に向けた準備をあなたのペースで、一緒に進めていきます。
見学・体験も随時受付中です✨

📞✉ お問合せはこちら ✉📞≪見学・体験のお申込み・ご相談≫
📞【お電話】077-598-1980(平日 10:00~18:00)
📧【メール】biwako1@dd-career.com
スタッフ一同、あなたの「働きたい」という気持ちを全力で応援しています🌸
どんな小さなことでも、下記よりお気軽にご相談くださいね!

びわこ第一オフィスのブログ一覧
  1. 発達障害で疲れやすいときの休み方|「何もしない」より先に整えたいこと

  2. 発達障害と食欲|原因と対策

オフィス情報

びわこ第一オフィス

JR「草津駅」東口より徒歩8分
077-598-1980