CASE STUDY

ご利用事例

Mさんの事例|ADHD
訓練期間:22ヶ月
特性による困りごと
  • コミュニケーションが苦手
  • 優先順位をつけることが苦手
  • 言語情報の処理が苦手


就職先

官公庁



職種

一般行政職



雇用形態

正社員



給与

25万円


自己理解が深まり
気づけなかった「長所」を知った
ディーキャリアを利用する前before
幼少期には多動の傾向がありましたが、中学生になる頃には目立たなくなりました。対人関係に苦手意識があったものの、学習面の問題はほとんどなく、大学進学までは特性による困難を感じることは少なかったです。しかし、就職活動の際に、コミュニケーション面の問題が少しずつ浮き彫りになり、就職してからは「口頭での指示が理解しづらい」「マルチタスクができない」などの課題に直面することがありました。次第に「社会人として働くことは、自分には無理なんだ。」と自己否定に陥るようになってしまいました。
ディーキャリアを利用してみてafter
ディーキャリアに通所するまでは、「マイナス思考」や「行動のこだわり」が強く、小さなことで悩んだり、つまずいたりすることが多くありました。プログラムや自習を通して、自身の「障害特性」や「思考の癖」を理解することで、以前より柔軟に物事を考えたり、スムーズに作業に取り組んだりすることができるようになりました。また、業務をおこなう上で必要なサポートを「合理的配慮」として周囲に伝えられるようになりました。更に、仕事に取り組む上で必要なスキルやセルフケアの手法を身につけたことで、現在の職場に就職し、やりがいを持って日々の業務に取り組むことができています。

障害による特徴



  • 初めて取り組む作業の理解に時間がかかったり、手が止まったりすることがある

  • 人前で話すことに緊張や不安があり、会議やプレゼンテーションに困難を感じることがある

  • 複数人の声がするときに、必要な声だけ認知することに困難があり、聞き取りづらさが生じることがある

就職先での配慮事項



  • ルーティン作業を中心に業務振り分けをおこなう

  • イレギュラーな業務をおこなう際は、優先順位を確認する時間を設ける

  • 仕事面・体調面などについての面談を定期的に設ける