CASE STUDY

ご利用事例

Sさんの事例|ADHD
訓練期間:13ヶ月
特性による困りごと
  • コミュニケーションが苦手
  • マルチタスクが苦手
  • 短期記憶が弱い


就職先

システム開発会社



職種

システムエンジニア



雇用形態

正社員



給与

21.5万円


自己理解が深まり
気づけなかった「長所」を知った
ディーキャリアを利用する前before
小さいころから人付き合いは苦手でしたが、学生時代はとくに問題なく生活ができていました。しかし、就職後に、仕事上で必要とされる「マルチタスク」「コミュニケーション」「対応力」などで苦労することが多くなりました。毎日のように上司から注意を受け、日々自己否定感が強まり「なぜ自分は出来ないんだろう?」「自分は生きてる価値はあるのか?」と悩んでいました。
ディーキャリアを利用してみてafter
セルフケアを学び、業務をおこなううえで必要となるスキルを訓練で身につけられました。特性によって自身では解決できないことを、「合理的配慮」として就職先に説明ができるようになったことで、理解のある企業への就職を実現することができました。
日々の訓練の中で、できるようになったことをスタッフの方が評価してくれたことで、自信を持つことができるようになりました。

障害による特徴



  • 複数の業務を並行して進めることができない。作業中に別の業務が発生した際、適切な切り替えができず、集中力が欠如しミスが増えることがある

  • データ入力をしながら会話をする、電話をしながらメモをとるなど、2つのことに同時に取り組めないことがある

  • 短期記憶の弱さから、口頭で言われたことを記憶してメモをすることが苦手。電話番号の確認や議事録の作成が難しいことがある

  • 言葉や文章で伝えられた作業を想像できずに、理解ができないことがある

  • 定量的ではない、曖昧な表現をされると混乱することがある

就職先での配慮事項



  • 業務の優先度と期限を具体的に示し、週1回業務進捗を確認する

  • 業務を時間ごとに区切っておこなうようにする。差し込み業務が入るときには、考えを整理するための時間を与える

  • メモ帳とボイスレコーダーの携帯・使用を許可する。指示は文章(メモやメールなど後で確認ができるもの)でおこなう

  • 目標や期限を数値で提示する。マニュアルを用意する