PC作業の強みを評価されて入社しても、物の片付け方や、相手の話している内容を理解できずに失敗を重ね、人間関係が悪くなって退職…ということを繰り返していました。
社会人として自立したいけれど、「仕事」というものに対して「怖い」「悲しい」というイメージを抱いていました。
社会人として自立したいけれど、「仕事」というものに対して「怖い」「悲しい」というイメージを抱いていました。
障害による特徴
- 五感で直接触れられないもの(時間経過、視界の外の空間、他者の視点、複雑な話の内容…など)に対する把握力が弱い。
- 複数の解釈があり得る言い回し(「そっちに」「早めに」「横にして」など)の理解が苦手
- 言葉が出てこない、言葉を要約しまとめるのが苦手
「なりたい姿の明確化」や「目標設定と振り返り」によって効率よく課題の解決に取り組んだおかげで、仕事を通して実現したいことを見つけられました。
その後『障害のある自分だからこそできる仕事をしたい』という目標を持って就職活動に臨んだ結果、自分の理想に合う会社に入社できました。
その後『障害のある自分だからこそできる仕事をしたい』という目標を持って就職活動に臨んだ結果、自分の理想に合う会社に入社できました。
就職先での配慮事項
- 面談(週1回)を通して、業務進行の確認、手順の改善方法を話し合って決めている
幼稚園の頃から高校生まで、人間関係を構築するのに苦労しました。からかいやイジメもずっと続いていて、同じクラスに友人がいたことはなかったです。
その後も、自己肯定感がかなり低い時期が続きましたが、大学時代にようやく診断がつきました。今まで「空気が読めない」「キツい言い方をする」など、人に迷惑をかけてきたことが自分のせいだけではなかったんだと分かり、ホッとしました。
その後も、自己肯定感がかなり低い時期が続きましたが、大学時代にようやく診断がつきました。今まで「空気が読めない」「キツい言い方をする」など、人に迷惑をかけてきたことが自分のせいだけではなかったんだと分かり、ホッとしました。
障害による特徴
- 相手の発言の意味や意図が分からない
- 空気や相手の表情が読めず、場にそぐわない言動をする
- 体調や気持ちなど自分の状況を把握するのが苦手
- 臨機応変な対応が苦手、指示がないと動けない
どの訓練も役に立ったのですが、その中でも「自己理解が深まった」ことが、何より自分にとって1 番良かったと思っています。
例えば、空気や相手の表情が読めないことや、悪気はないのにキツく聞こえる言い方をしてしまうことは「特性によるもの」だと学びました。また、自分では気づくことができなかった意外な長所「誰にでも臆することなく話ができる」「何事にも真摯に取り組む」なども、訓練を通じて知ることができました。
例えば、空気や相手の表情が読めないことや、悪気はないのにキツく聞こえる言い方をしてしまうことは「特性によるもの」だと学びました。また、自分では気づくことができなかった意外な長所「誰にでも臆することなく話ができる」「何事にも真摯に取り組む」なども、訓練を通じて知ることができました。
就職先での配慮事項
- 過集中を防ぐため、1 時間に5 分間の小休憩を設定する
- マルチタスクを避け、業務の指示は1つずつ提示する
- 混乱した際には「困っています」カードを使用し、頭の整理や確認をする時間を設ける