レポート作成など課題提出の締め切りが守れずに単位を落としてしまうことが多々あり、大学を中退してしまいました。
あきらめきれずに通信制⼤学に再⼊学し、なんとか4年⽣になりましたが就活と学業を両⽴できるか不安で仕⽅がありませんでした。
あきらめきれずに通信制⼤学に再⼊学し、なんとか4年⽣になりましたが就活と学業を両⽴できるか不安で仕⽅がありませんでした。
障害による特徴
- 優先順位付けとスケジュール管理が苦手であり、何から手をつけるべきかがわからず混乱することがある
- 短期記憶が弱く、複数の口頭指示があった場合に混乱してしまうことがある
- 雑音が多い環境の場合、必要な聴覚情報(口頭指示)を聞き逃してしまうことがある
- 触覚過敏が特に指先にあるため、熱いものに触れることが苦手である
タスク管理とスケジューリングを⼀緒におこないながら、単位の取得と就職活動を同時に進めました。働いた経験がなかったので、企業実習に参加したのですが、体力や精神面に負担がない環境を選ぶ必要性を感じることができ、自分にあった働き方を知るきっかけになりました。
就職先での配慮事項
- 週1回の面談にて業務タスクの整理と優先順位付けを実施
- 口頭での業務指示を複数する際には、その場で本人に復唱させ、抜け漏れや誤りがないかを確認する
- 触覚過敏による苦手業務は担当させない(お茶出しなど)
小さいころから人付き合いは苦手でしたが、学生時代はとくに問題なく生活ができていました。しかし、就職後に、仕事上で必要とされる「マルチタスク」「コミュニケーション」「対応力」などで苦労することが多くなりました。毎日のように上司から注意を受け、日々自己否定感が強まり「なぜ自分は出来ないんだろう?」「自分は生きてる価値はあるのか?」と悩んでいました。
障害による特徴
- 複数の業務を並行して進めることができない。作業中に別の業務が発生した際、適切な切り替えができず、集中力が欠如しミスが増えることがある
- データ入力をしながら会話をする、電話をしながらメモをとるなど、2つのことに同時に取り組めないことがある
- 短期記憶の弱さから、口頭で言われたことを記憶してメモをすることが苦手。電話番号の確認や議事録の作成が難しいことがある
- 言葉や文章で伝えられた作業を想像できずに、理解ができないことがある
- 定量的ではない、曖昧な表現をされると混乱することがある
セルフケアを学び、業務をおこなううえで必要となるスキルを訓練で身につけられました。特性によって自身では解決できないことを、「合理的配慮」として就職先に説明ができるようになったことで、理解のある企業への就職を実現することができました。
日々の訓練の中で、できるようになったことをスタッフの方が評価してくれたことで、自信を持つことができるようになりました。
日々の訓練の中で、できるようになったことをスタッフの方が評価してくれたことで、自信を持つことができるようになりました。
就職先での配慮事項
- 業務の優先度と期限を具体的に示し、週1回業務進捗を確認する
- 業務を時間ごとに区切っておこなうようにする。差し込み業務が入るときには、考えを整理するための時間を与える
- メモ帳とボイスレコーダーの携帯・使用を許可する。指示は文章(メモやメールなど後で確認ができるもの)でおこなう
- 目標や期限を数値で提示する。マニュアルを用意する
小さいころから、じっとしていることが苦手で、小学校2年生から中学3年生ごろまで、「ほぼ教室にいない」子ども時代を送りました。
自分の思い通りに物事が進まなくなると、あからさまに態度が悪くなってしまうことがあり、周りと衝突することが大人になっても多かったです。
記憶力や理解力にも課題があり、業務を覚えられず苦労したこともありました。
自分の思い通りに物事が進まなくなると、あからさまに態度が悪くなってしまうことがあり、周りと衝突することが大人になっても多かったです。
記憶力や理解力にも課題があり、業務を覚えられず苦労したこともありました。
障害による特徴
- イレギュラーな作業や急な変更など、臨機応変な対応が苦手
- 文章や数字のチェックをおこなう際に、ケアレスミスが生じることがある
- 他者の「怒り」に敏感で、思考が止まったり、強いストレスを感じたりすることがある
1番の変化は、自己理解・他者理解ができるようになったことです。他者をコントロールすることは難しいという認識を持つことができました。
「感情のコントロール」や「リフレーミング(物事や状況を別の視点で捉え直す)」など、自分の中の考え方の幅を拡げる訓練を受けたことで、自分や他者への理解を深めることができました。
障害者雇用枠を目指していた私にとって、他の利用者の方とともに訓練ができるディーキャリアは「障害者雇用の就労イメージ」を持つのにうってつけの場所でした。
「感情のコントロール」や「リフレーミング(物事や状況を別の視点で捉え直す)」など、自分の中の考え方の幅を拡げる訓練を受けたことで、自分や他者への理解を深めることができました。
障害者雇用枠を目指していた私にとって、他の利用者の方とともに訓練ができるディーキャリアは「障害者雇用の就労イメージ」を持つのにうってつけの場所でした。
就職先での配慮事項
- 壁際の座席にするなど、集中できる環境調整を実施
- セルフチェックの後にダブルチェックを実施
- 計算をおこなう際にExcel の使用を認める
- 月に1回の定期的な面談に加え、相談がある際にはその都度面談を設定