Tさん

訓練期間:8ヶ月

ストレスへの付き合い方を学んだ

Tさん

訓練期間:8ヶ月

  • ADHD(注意欠如・多動性障害)
  • 感情のコントロールが苦手
  • 優先順位をつけることが苦手


就職先

エレクトロニクス総合商社(東証一部上場)



職種

プログラマー



雇用形態

アルバイト(入社1年経過後、正社員登用予定)



給与

22.5万円


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前職では、上司から指導や同僚から指摘を受けた際にひどく落ち込んでしまい、体調を崩してしまうことが多々ありました。
ストレスを感じていることに気付くことが苦⼿で、ため込んでしまい、それが爆発をしたときには、しばらく仕事を休まなければならない状況になっていました。

障害による特徴



  • 感情のコントロールが苦手で、他人からの注意や指摘に対し、過度に落ち込んでしまうことがある

  • ストレスに対する対峙力が弱く、体調を崩してしまうことがある

  • 優先順位をつけることが苦手で、スケジュールを立てることに困難さを感じることがある

  • 完璧主義で妥協ができないところがあり、自分が納得するまで作業に時間をかけてしまうことがある

「ストレスへの付き合い⽅」を学びました。体調管理シートの活⽤を通して、ストレスに気づけるようになりました。
⾃分なりの「ストレスの対処⽅法」を習得することで、体調不良もほとんどなくなり、ネガティブな気持ちになったときの感情コントロールもできるようになりました。

就職先での配慮事項



  • 業務の進捗状況の定期的な確認、作業遅延や残業が発生している場合には、個別面談にてヒアリングを実施

  • 優先順位付けのサポートや、定例面談にて業務スケジュールのすり合わせを実施


Kさん

訓練期間:14ヶ月

周囲との関係が良好になった

Kさん

訓練期間:14ヶ月

  • ADHD(注意欠如・多動性障害)
  • 社交不安障害
  • コミュニケーションが苦手
  • 感情のコントロールが苦手
  • 過集中になる・疲労に気づかない


就職先

ソフトウェアの品質保証・テストをおこなうIT企業



職種

テストエンジニア



雇用形態

契約社員(正社員登用制度有)



給与

18万円


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人に嫌われたくないと周りのことを気にするがあまり、無理に気を利かせようとして自分を追い込んでしまうことが多々あり、「生きることがつらい」と毎日苦しんでいました。
体験・見学を通じて、自分が変わるタイミングやきっかけがディーキャリアにはあるように感じ通所を決意しました。

障害による特徴



  • 慣れない環境(仕事内容や働く環境)や対人面において強い不安を感じることや、作業に集中できないことがある

  • 不安を感じる環境において、感覚過敏(聴覚過敏)が誘発されることがある

  • 疲労に気付くことができず、オーバーワークになることがある

相手の意見に寄り添い、話をきちんと聞いたうえで自分の意見を伝える「アサーティブコミュニケーション」を習得してから、周りとの関係もよくなり、生きやすくなっていきました。
とくに、家族との関係性がとても良好になりました。コミュニケーションの取り方を学んだことだけでなく、家族に障害を理解してもらえたことが大きな要因です。
自分の気持ちに気付くことができるようにもなりました。

就職先での配慮事項



  • 感覚過敏(特に聴覚過敏)により集中ができない際には、イヤーマフの着用の許可し、口頭ではなくチャットでのコミュニケーションを中心とする

  • 週の初めと終わりに体調に関する共有を、担当管理者だけではなく全管理者におこない、過労による体調不良に周囲に気付いてもらいやすくしている

Iさん

訓練期間:21ヶ月

「頑張り過ぎない」ことの大切さを知った

Iさん

訓練期間:21ヶ月

  • 広汎性発達障害
  • 感情のコントロールが苦手
  • 優先順位をつけることが苦手
  • 過集中になる・疲労に気づかない


就職先

金属製品製造会社



職種

製造業・金属熱処理



雇用形態

パート(週30 時間未満)



給与

11万5千円


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幼少期より対人関係での揉めごとが多く、学生時代にもトラブルに発展することが多くありました。
発達障害の診断を受けた上で「一般雇用枠」を選んで就職をしたものの、自分でも気づかないうちにストレスが溜まり、体調不良から退職することになりました。その後、恩師の紹介でディーキャリアに通所をすることに決めました。

障害による特徴



  • 誤字脱字などのケアレスミスが起こりやすい

  • 強いストレスや緊張によってパニックに陥ることがある

  • 自分が思うように物事が進まないときに怒りが生じやすい

ディーキャリアに通い始めた当初は、自分にはライフスキルコース(自身の障害特性や対処法など自己理解を深めるプログラム)は必要ないと考え、無理を言ってワークスキルコース(実践型プログラム)から取り組みました。しかし、日々の訓練や実習に参加するうちに、自分の特性による「困難」を理解する必要があると考えるようになり、ライフスキルコースの訓練を受けることにしました。
訓練を通じて、これまでのストレスや体調不良の原因が「過集中」と「過剰適応(周囲や環境に合わせようと無理に頑張りすぎる)」だと分かり、「頑張りすぎない働き方」が自分に合っていることに気づくことができました。また、「一人で抱え込まないこと・相談すること・素直になること」の大切さも学びました。
就職前には実習に参加する機会を設けていただき、現在は恵まれた環境の中で目標をもって仕事に励むことができています。

就職先での配慮事項



  • 報告・連絡・相談がしやすい環境を整える

  • 頑張りすぎて体調を崩してしまわないよう、労働時間を制限する(短時間勤務)