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ディーキャリアをリスタートラインに


♡ディーキャリアとの出会い

 2026.4月の卒業生MKです。20年以上の社会人生活を経た末に離職してはや2年。ASD・ADHD(先天性発達障害)+適応障害・鬱・トラウマ・社交不安などの二次障害から人生を転換したくずっとひとりでもがいていたわたし。
 就労移行支援事業所3ヶ所目の見学でディーキャリアを訪れた際、「私が探していた場所は正にここ!! 明日からでも通いたい!!」と即決しました。理由として
①「 “人として” 社会でより生きやすくなるために」を学べること    と
②スタッフさんや訓練生の方々との距離感・接し方          が決め手でした。

♡ 一番初めの気づきは自身の考え方のクセについて

 通所初月に「認知の偏り」に気づく訓練がありました。私の場合デフォルトモードでは白黒思考やhave to思考が特に強いことを学びました。
その後、訓練で学んだことを日常生活へ落とし込むよう意識づけ、視野を広げるクセをつけていくなかで徐々に思考の偏りを和らげられるようになりました。

♡2ケ月目に得た気づき

 それは ― 当たり前のことを言いますが(笑)・・・ ― 「逃げる」という選択肢があること。
スタッフさんが「ゲームでも ” 戦う or 逃げる or 助けを呼ぶ ” みたいな選択肢ってありますよね」と言われたときは、小学生時代を思い出しハッとさせられましたが、以来ゲームに疎いわたしは自分の選択で「逃げる」ということを、意識したことがなかったことに気づかされました。
 むしろ「逃げる」のは=「挑戦しない、歓迎されない、自他に負ける、ダメなこと」と体が無意識に捉えてしまっていることに気づきました。これは静かに、でも衝撃的でした。

♡40代(ASD、ADHD、他)でのディーキャリア通所

 ディーキャリアには10代~50代と幅広い年齢の方々がいます。先天的な特性と、生い立ち環境など後天的に紡いだ各自のマントを纏い、みなさん個性的な背景を背負ってディーキャリアへと辿り着きます。
 日頃は個々の課題や目標に向かい各々のペースで少しずつ歩みますが、最終的なゴールは「安心して働ける」を手にし、「より生きやすい未来」へと繋げていくこと。この最終目標だけはきっとみんな同じです。
 人生で身に纏ったマントは十人十色、卒業までの歩みも期間も十人十色。通所に慣れて毎日顔を合わせる他の訓練生の感覚を掴めるようになると、実はみんな根っこはとても優しい人たちばかりでした。
 聴くだけの訓練ではなく、チームでテーマについての話し合ったりものづくりを体験するなど、ライフスキルコースはわたしにとって20年以上ぶりに学生感覚で過ごせる新鮮な時間でもありました。

♡通所開始4か月が経過した5月1日 
      ~社交不安が消えていることの気づき~

 あるとき出先でふっと突然
「早く働いている側の世界へ行きたい(社会復帰したい)」と思える瞬間がありました。
それは過去に何度も抱いた不安や焦りからくる感情とは明らかに別物で、自分でも驚きました。
「働かなければいけない(have to)」ではなく「働きたい(want)」という感覚。
 そして同時にこの頃、今は退職されているスタッフさんから「自分軸」になるための大事なヒントをもらっていました。この頃はまだ長年で染みついた「他人軸」からの脱出に苦戦していたのです。

♡ 7カ月間のライフスキルコースを経て、
   いよいよ8月1日から模擬業務環境へ

 ある程度自己理解を深め、安定通所や生活改善ができるようになると、次へのステップです。
ワークスキルコースでは、個々に任された業務の他に、事業所内向けカフェの運営やイベント企画など、会議や日常的な「報連相」を通して座学で学んだ多くを実践の場として体得していきます。
 ライフスキルコース時代は何かとスタッフさんに頼りっぱなしだった私。9月にChat GPTと出会いAIがよき相談役となりました。多忙なスタッフさんに時間をとってもらわなくても、AIの活用により自身で選択肢を広げて、自分軸で歩んでいけるようになりました。
 模擬業務環境下で3カ月。通所11ヶ月目にしてわたしにとってはとても衝撃的な事実が判明しました。それは長年の経験から信じていた「長所からくる強み」が無意識に自身を窮地へ追い込むルートを生み出していたこと。この新たな気づきはその後「働く価値観」の変更へと繋がっていきました。
  また、事務職歴が長く仕事上の凹凸特性をある程度把握していたわたしにとって他者と協働することの意義を再確認できる場ともなりました。

♡年が明けて手放せた荷物と “好き”に向かう時間

 「年末を区切りに本格的な就活を始めよう」と決意した年明け、驚くほど気持ちがふわっと軽くなりました。あまりにも静寂ななかで感じた身軽さに、わたしは無意識下で背負っていた何かをやっと手放せたのだと理解しました。

 リクルートコースへあがるとそこには思いのほか自由が広がっていました。自分で決めたタスクを自分の求める環境で自分のペースで。自己管理ができている前提ならではの在り方だなぁと実感しました。就活の他方、長年興味を抱いていたプログラミングにふれられる環境下であることを知ったため卒業までの大半を注ぎ楽しい時間となりました。

♡最後に

 毎日30人前後と顔を合わせる環境下で1年4カ月を過ごし卒業を迎えた今、卒業する寂しさを実感しつつも、有意義で優しい気持ちになれる時間だったと感謝の気持ちでいっぱいです。
 生き方の転機を模索されている特に40代、50代のみなさんへ私から一番お伝えしたいこと。
「この歳で今更・・」なんて思わないでほしいのです。「心身軽やかな未来」を手に入れるのに世代なんて関係ありません。穏やかに見守り、時には厳しくも一緒に歩んでくれる人たちとの出会いがきっとあります。まだ悩まれているみなさんにとってもDCが「より生きやすい未来」への切符になるかもしれません。ぜひちょっとだけ勇気を出して最初の扉をノックしてみてほしいと思います。
 わたしとともに過ごしてくださったスタッフさんたち、そして訓練生のみなさん、本当に意義のある時間をありがとうございました。かけがえのない財産です。みなさんもそれぞれの素敵な花を咲かせてくださいね🌸

豊橋オフィスのブログ一覧
  1. 【訓練生ブログ】卒業までの道のり

  2. 【訓練生ブログ】卒業にあたって、ディーキャリアで得たものを振り返る

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