大人の発達障害は友達がいない?いらない?考えてみた理由7選!
どーもー、こんにちは!
ディーキャリア札幌オフィスです。
社会人になると会社と自宅の行き来が中心となるせいか、学生の頃のように「友達」と会う機会ってなかなかないですよね。
もしかしたらこの記事を読んでいる人の中には「友達なんていない」「友達なんていらない」なんて思っている人や「会社は仲良しこよしのメンバーが集まっているけど、私はなんか輪に入れない」と、いった方もいるかもしれませんね。
将来に渡って友達を「いらない」と考えているなら問題ありませんが、50代60代と歳を重ねていった時に「やっぱり孤独は寂しいな」「ちょっとくらい友達がいたら良かったな」「でも作り方が分からないな」となってしまうと悔やんでも悔やみ切れませんよね。
そこで今回は
- ○友達がいないんだけど、これって普通なのかな?
- ○友達なんていらないと思っているんだけど、どうしてこう思うんだろう?
といった方のために「友達がいない・いらないと思う方はもしかしたらこういう原因があるかもしれない」という可能性について考えてみた結果をお伝えしていきたいと思います。
この記事を読むことで
- ○「友達がいない原因が自分にも当てはまるかもしれないから、今度から気をつけよう」
- ○「すぐに友達は必要ないけど、もしできた時には参考になるかもな」
そんな風に思って頂けると嬉しいです!
大人の発達障害は友達がいない?考えられる理由と解消方法を考えてみました
この記事での「友達」の定義
「友達」と一言に言っても、人それぞれに「何をもって友達と言うのか」の基準はバラバラです。
・一度話したら友達
・三回以上遊んだら友達
・一年に一回は遊んだら友達
と、色々ですよね。
そこで、今回の記事では「プライベートの時間に遊びや食事に誘ったり、誘われたりする人」のこととして考えさせてください。
また、当然のことではありますが障害があろうと友達がいる人は社会にたくさんいますし、逆に障害がなくても友達がいない筆者のような人もいます。あくまでも今回の記事の内容は筆者の主観が多分に含まれています。もし「それは違うよ!」というご意見がありましたらよりお互いの理解が進むと思いますので是非教えて頂けると嬉しいです。
友達がいない人に考えられる原因
「友達がほしい」「友達を作りたい」「友達ができても長続きしない・・・」といった友達がいない人に考えられる原因をまずはあげていきたいと思います。
- 1.自分の話しばかりしてしまう
- 2.口数が少ない
- 3.話題をネガティブに変換してしまう
- 4.約束(時間)を守れない
一つずつ解説をしていきますね!
自分の話しばかりしてしまう
「発達障害」と一口にいっても様々な特性がある上に個人差があるため非常に複雑にはなりますが、そんな中でもよくある特性として「衝動性」という特性があります。
その影響により、友達と話している時についつい頭に思い浮かんだことを「衝動的に」話してしまっている可能性があるかと思います。
それに加えて、中には「他者の気持ちを理解することの苦手さ」や「不注意」があることで、相手があまり話しを聞きたがっていないサインを見落としてしまっているかもしれません。
話しを聞きたがっていないサインとしては例えば次のようなものがあげられます。
・時計を頻繁に気にする
・返事やうなずきなどの反応が減る
・声のトーンが下がる
・表情が暗くなる
こういったサインが出ているにも関わらず話し続けてしまうと、相手からすれば距離を置きたくなる存在となってしまうかもしれません。
口数が少ない
友達と会っている時は様々な話題が出るかと思いますが、友達が離れていってしまう人の中には「口数が少ない」という原因があるかもしれません。
筆者の私が(超個人的に)考えるいくつかの原因の一つとして「あいまいの苦手さ」からくるのではないかなと考えています。
というのも、あいまいの苦手さから「ハッキリとした意思表示ができない」という可能性があるかなーと思うからですね。
例えばですが友人から「カレーってうまいよね!カレー好き?」と聞かれた時に頭の中で
・「好き」というのは何をもって「好き」とするのだろうか?
・カレーといっても色々な種類がある。この話題でいうカレーとはどのカレーのことを言っているのだろうか?
といったことを考えて考えて考えて・・・考えている結果納得がいく答えが出せずに黙ってしまう。といった印象があります。
ただし、話しかけた相手からすれば「好きか嫌いかくらいなんとなくでパっと言ってくれればいいのに」「反応してくれないと次の声もかけづらいなぁ」と思うのではないでしょうか。
そういったことから会話の糸口が掴みづらくなっているかもしれません。
話題をネガティブに変換してしまう
これについては障害の特性とは必ずしも言えないのですが、ひょっとすると会話の中で相手に返答するときに(ネガティブな表現をしてしまっている)と言うことが考えられます。
例えばですが友達から「ディズニーランドって楽しいよね私大好きなんだ」と声をかけられたときに
あーそうだねーでも人混みって疲れない?
いろんな乗り物があると思うんだけど勢いがあるような乗り物って結構怖いと思っちゃうんだよね
といったように、楽しい話題にもかかわらずその中のネガティブな要素に焦点を当てて返答してしまっているかもしれません。
相手からすると楽しい気持ちを共有したくて声をかけていると考えられるので、ネガティブな返答されてしまうとその楽しい気持ちが打ち消されて楽しくない気持ちになってしまっているのかもしれません。
約束(時間)を守れない
時間管理の苦手さがある場合については、いくつかの原因が考えられますが、ここでは時間の見積もりの苦手さについてお伝えします。
時間の見積もりが苦手と言うのは所要時間がどれぐらいかかるか見積もるのが苦手と言うことです。
例えば、出発までの支度に60分かかるのに「30分前から準備をすれば間に合うだろう」と甘く見積もってしまったりします。結果として、見積もっていた時間よりも実際の準備時間がかかってしまい、そのことから出発が遅れ、約束の時間に遅れてしまったりします。
友達が「時間は厳守すべき」と言う価値観がある場合は、約束の時間に遅れる事は気分の良いものではありませんね。
友達が「いらないと考える人」に考えられる原因
先述した友達がほしいけどいない人というのがいる一方で、自ら「友達はいらない」と思っている方たちもいます。そういった方に考えられる理由をあげていきますね。
- 1.会った後に疲れてしまう
- 2.話した後にひとり反省会をしている
- 3.興味の幅が狭く、人の話しに興味がもてない
それぞれ解説をしていきます。
会った後に疲れてしまう
これって様々な原因が考えられるんですが、例えば前日から「服装をどうしよう」とか、「遅刻しないようにルートをもう一度調べておこう」とか、そういった色々なことに気を使っているという可能性があると考えられます。
また、易疲労性といって、そもそも疲れやすい傾向というのがある場合もあります。
易疲労性とは・・・
易疲労性(いひろうせい)とは、通常より疲れやすい体質のことである。(easy fatigability)。
身体をあまり使っていないのに疲れを感じるもので、少し歩いただけでも疲れたり、いつもの仕事や作業を続けるのが困難になったりする。一般的には、仕事や生活における肉体的・精神的負担などで起こる。
しかし、休息をとったり、生活習慣を見直したりして改善を図っても、この体質が継続する場合は、悪性腫瘍や呼吸器疾患、心疾患、神経疾患などの深刻な疾患が隠されていることもある。疲れの感じ方や認識には個人差があるため、注意深く診察することが大事である。
そうしたことから友達と会った後に心身ともに疲れてしまって「こんなに疲れるくらいだったらあんまり合わないほうがいいんじゃないかな」と考えるようになってしまっていることがあるのではないでしょうか。
話した後にひとり反省会をしている
上記と同様に色々なことに気をつかっているということにも含まれるとは思いますが、その中でも自分の発言の内容を後から気にすると言う場合があるかと思います。
これはちょっとした表現の仕方でも、後から色々と考えてしまうということです。
例えば友達が新しい服を着てきたとしてその時に「この服どう?最近新しく買ったんだ」みたいな声をかけられて「わーほんとだすごく可愛い子」と返事をしたとします。
こういったやりとりの後に(・・・あれ待てよ・・・?かわいいって単に言っちゃったけど、もっと細かい『花柄の部分が素敵だね』って言ったほうがよかったかもしれない・・・。いつもセンスあるなぁって思ってたのにどうしてそのことも付け加えて言わなかったんだろう・・・)
といったようなことを考えていたりします。
自分の発言に対して後から「もっとこうしておけばよかったなぁ」と思うことが多くて、結果として疲れてしまっているかもしれませんね。
興味の幅が狭く、人の話しに興味がもてない
これは発達障害の中でも特にASDの方の方が傾向としては多いように感じます。
自分自身の興味関心の幅というのが狭く、興味がある事に対してはとても強い興味を持ち積極的に情報を調べたりなどしますが、一方で興味のないことは全く興味が持てなかったりします。
例えばカードゲームにはとても興味関心があり、他のことにはあまり興味関心がないとします。
この場合にカードゲームと言う共通の趣味があれば話すととても盛り上がることができますが、他の日常的な会話には興味関心が持てません。例えば美味しいお店がどこにあるかとか、最近どういったニュースがあったかとか、流行の服は何かとか、そういった話題になるとあまり関心が持てず、話を合わせることもできなかったりします。
「自分が没頭できることに時間を使いたい」と言う思いがもしあるとしたら、「あまり興味を持てない友人の話をする位なら友達はいらない」と言うふうに思うようになるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「大人の発達障害は友達がいない?いらない?考えてみた理由7選!」ということで筆者の主観を多分に含んだ「友達がいない理由・友達がいらない理由」を7つあげさせていただきました。
- 1.自分の話しばかりしてしまう
- 2.口数が少ない
- 3.話題をネガティブに変換してしまう
- 4.約束(時間)を守れない
- 5.会った後に疲れてしまう
- 6.話した後にひとり反省会をしている
- 7.興味の幅が狭く、人の話しに興味がもてない
何度もしつこくお伝えしていますが「筆者の主観が多分に含まれている」ものですし「個人差」も当然あるものです。実際の原因や理由などが解明されているものではありません。参考程度にしていただければと思います。
もしあなたが「自分自身の苦手さは何なのかを知りたい」ということであれば、お近くのオフィスにお問い合わせくださいね。
次回はこの記事をもとに「コミュニケーションの上でどういった点に気をつけていけば良いか?」を解説していきたいと思います。
よければまた見に来てくださいね!
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