障害者雇用・・応募の前にチェックしてる？

～職種や条件だけではなく、確認して欲しいポイントと対策～

皆さまこんにちは！
６月に入り、寒暖差と湿度のダブルパンチで、体調管理が難しい時期ですね。
そんな中、ディーキャリア大分オフィスの訓練生の皆さんは、セルフケアをして体調管理をしつつ、
日々訓練に参加されています。本当に素晴らしい！！
さて、今日は、「障害者雇用・応募の前に是非チェックして欲しい事と対策」について、
ディーキャリア大分オフィスで実践していることも交えつつ、お話していきます。
最後まで、お付き合いいただけたら幸いです(*^▽^*)

チェックポイント①～職場環境（ハード面）～

まずは、職場環境ハード面についてご説明します。
これは業務をする場所・休憩する場所・移動の際に利用する通路・駐車場など、
物理的な環境を指します。
例えば、”他者との距離が近すぎると、疲労感が大きくなる”だったり、
”注意力が散漫になりがち”という特性の場合、
・業務をする場所が極端に狭い（隣の人との距離が近すぎる）
・フロアにいる人数が多すぎる
・休憩場所が大勢の方と一緒の場所しかなく、その場所しか休憩できない
などの場合、疲労感やストレスが大きくなる可能性も想定されます。

チェックポイント②～職場環境（ソフト面）～

続いて、職場環境ソフト面です。
主なところでは、特性に応じた業務内容の配慮・社内の障害への理解（人）
などがあげられます。
例えば、”口頭指示だと抜けが出てしまう”など特性の場合、
・マニュアルなどは一切ない（今後も準備はできない）
・業務スケジュールがその日に決まるため示せない
・指導担当者も毎日違うため、日によって指示内容、方法も変わる
などの場合は、適応までにかなりの労力と時間が必要かと想定されます。

チェックポイント③～会社の雰囲気～

いわゆる”社風”ですね。
これも自分に合うか、合わないか、働きやすさと大きく関係します。
例えば、”社内の人とは、仕事上の付き合いだけにしたい”と考えている場合、
・皆で集まるイベントが多い（バーベキューや飲み会など）
・休憩時間は必ず皆で食べる
・プライベートな会話が多い
などの場合は、「業務は好きだけど、それ以外が苦痛・・」となりがちです。

～入社後に後悔しないためにできる事～

「でも、ハローワークから応募するのに、事前にそんな事チェックできない・・」
「一か八か入るしかない・・」と思われた方、対策はあります。

対策①事前に企業見学をさせてもらう

ハローワークからの応募でも、窓口の相談員の方に、
「応募の前に一度企業見学をさせてもらえないか？」と相談してみるのも
良いと思います。企業によっては、「事前見学NG」の場合もあるので、
必ず見学できるわけではないですが、相談する価値はあると思います。
また、求人サイトやその他の媒体からの応募の場合でも、応募の前に、
「見学させてほしい」と相談する事はできます。
まずは自分の目で見て、確認できるのなら確認しましょう！

対策②面接の際に、見学させてもらう

先ほど、応募の際に企業見学を相談してみるとお伝えしましたが、
「事前は難しいが、面接の時なら見学できます」という企業もあります。
面接の段階でも見せて頂けるようなら、ハード面や働いている方の年齢層などを
しっかりチェックしましょう！
見学を希望する事は決してマイナスではありません。むしろ企業側から見れば、
「しっかり考えている」とプラス評価になることが多いようです。
※ただし、マナーはしっかり守ってくださいね！！

対策③就労移行支援事業所や他機関の実習制度を活用する

とは言っても、
「自分からは言える自信がない」
「たとえ見学できても、どう判断していいか自信がない」
「今までも、確認せず入社したら、思っていたのと全然違った」など、
不安を抱えている場合は、就労移行支援事業所のサポートを活用するのも１つだと思います。
また、他機関の障害者就労の実習制度もありますので、それらの活用も良いでしょう。

ディーキャリア大分オフィスの実習では・・

自分の目で確認し、安心して応募企業を決定して頂くために、
「企業実習」を取り入れています。
企業実習とは、希望する企業での一定期間の勤務体験を通して、
ご自分で、・環境（ハード・ソフト）・職場の雰囲気を確認してもらいつつ、
企業では、・業務上の必要な配慮の確認だったり、特性に応じた業務の選定などもおこないます。
今までの実習先の一例として、
・事務補助（人事・総務）
・経理系業務補助
・調査業務
・食品工場の調合作業　など、ご本人の希望と適性に応じてコーディネートしています。

最後に

本日は、「応募の前にチェックして欲しいこと」についてお話しました。
職種や雇用条件も大切ですが、それと同じくらい環境も大切です。
なぜなら働きやすい職場は１人ひとり違いますし、
働きやすい職場に出会う事で、勤務を継続していけることもあるのです。
ただし、働きやすい環境を選ぶためにも、自己理解・特性理解は必要不可欠です。
自分が分からないと、そもそも選べないですもんね。。
自己理解から始めたい方・職場選びのご不安がある方、
是非一度、下記にご連絡ください。
一緒にこれからを考えながら、未来のお話ができるのを楽しみにお待ちしております(*’ω’*)