「あの言い方、怒っていたのかな?」相手の言葉を気にしすぎないための考え方
こんにちは。就労移行支援事業所 ディーキャリアかごしまオフィスです。
職場で上司や同僚から声をかけられた時、相手の言い方が気になって、いつまでも考え込んでしまうことはありませんか?
いつもより少し強い口調で指示をされたり、挨拶をした時の返事がそっけなかったりすると、
「何か悪いことをしたのかな」
「自分のことを嫌っているのかもしれない」
と不安になる方もいるでしょう。
相手の気持ちを考えることは、良好な人間関係を築くうえで大切です。
しかし、相手の言葉や表情を必要以上に気にしてしまうと、仕事に集中できなくなったり、職場に行くこと自体が負担になったりすることもあります。
今回は、相手の言葉を受け止めながらも、必要以上に考え込まないための5つの考え方をご紹介します。

① 「事実」と「自分の解釈」を分けてみる
上司から「この資料、もう一度確認して」と言われた場面を考えてみましょう。
この時、実際に起きた事実は「資料をもう一度確認するように言われた」ということです。
しかし、「自分の仕事が信用されていない」「上司は怒っている」と感じたとすれば、それは相手の言葉から自分が考えた解釈になります。
もちろん、実際に上司が不満を感じている可能性もありますが、単に確認が必要な箇所があっただけかもしれません。
大切なのは、自分が感じたことを否定するのではなく、事実として分かっていることと、まだ分からないことを区別することです。
そうすることで、一つの出来事から必要以上に悪い方向へ考えが広がるのを防ぎやすくなります。
② 相手の態度には、さまざまな理由がある
いつもは笑顔で話してくれる同僚が、今日はあまり話しかけてこなかったとします。
そんな時、「自分が何かしてしまったのではないか」と考える方もいるかもしれません。
しかし、相手が忙しかったり、体調が優れなかったり、別の仕事で考え事をしていたりする可能性もあります。
人の態度は、その時の状況や体調、気分などによって変わることがあります。
相手の反応がいつもと違うからといって、その原因が必ず自分にあるとは限りません。
相手の気持ちを一つの可能性だけで決めつけないことが、人間関係の不安を軽くするきっかけになる場合があります。
③ 分からないことは、必要に応じて確認する
相手の言葉の意味が分からず、何度も考え込んでしまうのであれば、直接確認することも一つの方法です。
仕事の指示が曖昧だった場合には、「先ほどの資料について、どの部分を修正すればよいでしょうか」と尋ねることで、具体的な対応が分かります。
ただし、相手の気持ちをすべて確認しようとすると、かえって自分も相手も疲れてしまうことがあります。
そのため、仕事を進めるうえで必要なことと、必ずしも確認しなくてもよいことを分けて考えることが大切です。
相手が怒っているかどうかを確かめることよりも、自分が次に何をすればよいのかを明確にすることが、仕事では役立つ場面も多いでしょう。
④ 一度の出来事だけで関係性を判断しない
職場の人間関係は、日々のさまざまなやり取りによって築かれていきます。
一度そっけない返事をされたからといって、相手との関係が悪くなったとは限りません。
また、仕事で注意を受けたことと、自分自身を否定されたことも同じではありません。
もちろん、繰り返し強い言葉をかけられたり、人格を否定するような発言を受けたりする場合には、単なる受け取り方の問題として片づけるべきではありません。
そのような時には、一人で抱え込まず、信頼できる人や相談窓口に相談することが必要です。
大切なのは、一度の出来事だけで判断するのではなく、これまでの関係性や実際の状況も含めて考えることです。
⑤ 考えすぎてしまう時は、意識を別のところに向ける
相手の言葉が気になり始めると、頭の中で同じ場面を何度も思い返してしまうことがあります。
そんな時には、無理に考えるのをやめようとするよりも、今できることに意識を向けてみましょう。
仕事中であれば、目の前の作業や次に取り組む仕事を確認する。
帰宅後であれば、好きな音楽を聴いたり、軽く身体を動かしたりして、気持ちを切り替える時間をつくることも方法の一つです。
また、気になった出来事を紙に書き出し、事実と自分の解釈を整理することで、考えがまとまりやすくなる場合もあります。
相手の気持ちを完全に理解しようとするよりも、自分の気持ちをどう整えるかに目を向けることも大切です。
相手の気持ちを考えることと、考えすぎることは違う 職場では、周囲の人の気持ちや状況を考えながら行動することが求められます。
しかし、相手の表情や言葉の意味を常に読み取ろうとすると、大きな負担になってしまうことがあります。
特に、過去に人間関係でつらい経験をした方は、同じような思いをしないために、相手の反応に敏感になっている場合もあるでしょう。
そうした時には、「相手がどう思っているのか」を考えるだけでなく、「自分には何が分かっていて、何が分からないのか」という視点を持ってみてください。
相手の気持ちは、必ずしもすべて分かるものではありません。
分からないことがあっても、仕事に必要な確認やコミュニケーションができていれば、円滑に関係を築いていける場合もあります。
ディーキャリアでは、職場でのコミュニケーションも学んでいきます
ディーキャリアかごしまオフィスでは、ライフスキルコースで自己理解やコミュニケーションについて学びながら、職場で起こりやすい場面を想定した訓練にも取り組んでいます。
相手の言葉をどのように受け止めるか、分からないことをどう確認するか、自分の気持ちをどのように伝えるかなど、実際の仕事で役立つ考え方を身につけていきます。
また、支援員と一緒に出来事を振り返ることで、自分では気づかなかった別の捉え方が見つかることもあります。
私たちが大切にしているのは、相手の気持ちを完璧に読み取れるようになることではなく、自分も相手も大切にしながら、安心してコミュニケーションを取れるようになることです。
まとめ|相手の気持ちを決めつけず、自分の行動に目を向けよう
職場で相手の言葉や態度が気になることは、決して珍しいことではありません。
ただ、その時に感じた不安が、必ずしも事実とは限りません。
相手の言葉を受け止めながらも、事実と自分の解釈を分け、必要なことを確認することで、気持ちが軽くなる場合があります。
また、相手の態度にはさまざまな理由があることを知っておくと、自分だけに原因があると考えすぎずに済むかもしれません。
相手がどう思っているのかを考え続けるよりも、自分がどう受け止め、どう行動するかを大切にしてみましょう。
ディーキャリアかごしまオフィスでは、見学・体験も随時受け付けています。
職場の人間関係やコミュニケーションに不安を感じている方も、お気軽にお問い合わせください。
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