「休憩しているのに疲れが取れない…」自分に合った休憩の取り方を考えよう
こんにちは。就労移行支援事業所 ディーキャリアかごしまオフィスです。
仕事や作業の合間に休憩を取っているのに、
「休んだはずなのに疲れが残っている」
「休憩後も集中力が戻らない」
「何をして過ごせばいいのか分からない」
と感じたことはありませんか?
休憩というと、仕事の手を止めることや、何もしない時間をつくることをイメージするかもしれません。
もちろん、それも休憩の一つです。
でも、休憩の取り方によって、疲れの回復のしやすさは変わることがあります。
昨日のブログでは、疲れが大きくなる前に、自分の変化に気づくことの大切さをお伝えしました。
今日は、その次のステップとして、自分に合った休憩の取り方について考えてみましょう。

① 疲れきる前に休憩する
仕事に集中していると、
「あと少しだから」
「ここまで終わらせたい」
と思って、休憩を後回しにしてしまうことがあります。
しかし、疲れが大きくなってからでは、短い休憩だけでは回復しにくいこともあります。
そこで意識したいのが、
「疲れたら休む」だけではなく、「疲れすぎる前に休む」
という考え方です。
一定時間ごとに短い休憩を入れたり、作業の区切りで一度手を止めたりする方法があります。
特に、集中していると時間を忘れやすい方は、タイマーなどを活用するのもよいでしょう。
ただし、仕事中の休憩は職場のルールや業務状況に合わせる必要があります。
必要に応じて、上司と相談しながら、自分に合った方法を考えてみましょう。
② 「何に疲れているのか」を考える
一言で「疲れた」といっても、疲れの原因はさまざまです。
身体が疲れている
・長時間立っていたり、同じ姿勢で作業していたりすると、身体に負担がかかります。
頭が疲れている
・考えることが多い仕事や、集中力を必要とする作業では、頭が疲れたように感じることがあります。
気持ちが疲れている
・人とのやり取りが続いたり、緊張する場面が多かったりすると、精神的な疲れを感じることがあります。
感覚的に疲れている
・音や光、人の動きなどの刺激が多い環境では、負担を感じる方もいます。
大切なのは、
「今の自分は、何に疲れているんだろう?」
と考えてみることです。
疲れの原因が分かると、休憩の取り方も選びやすくなります。
③ 疲れに合わせて休憩方法を変える
疲れの種類によって、取り入れやすい休憩方法も違います。
疲れの種類 :休憩方法の例
身体の疲れ :座って休む、姿勢を変える、軽く身体を動かす
頭の疲れ :作業から離れる、目を休める、静かな時間をつくる
気持ちの疲れ:深呼吸する、一人で落ち着く時間を取る
感覚的な疲れ:静かな場所へ移動する、刺激の少ない環境で過ごす
ここで気をつけたいのが、「他の人にとって良い休憩方法が、自分にも合うとは限らない」ということです。
誰かと話すことで気分転換になる人もいれば、一人で過ごすほうが落ち着く人もいます。
自分にとって負担が少なく、休憩後に活動へ戻りやすい方法を探してみましょう。
④ スマートフォンを見ることが休憩になるとは限らない
休憩時間になると、ついスマートフォンを手に取ることはありませんか?
SNSを見たり、動画を見たりすることで、気分転換になる場合もあります。
ただし、画面を見続けることで、目や頭を休ませる時間が少なくなることもあります。
特に、パソコンを使った作業をしている場合は、休憩中も画面を見続けることになります。
そんな時には、
・窓の外を眺める
・少し目を閉じる
・飲み物を飲む
・席を離れて身体を動かす
といった過ごし方も選択肢になります。
スマートフォンを見ることが悪いのではありません。
「休憩後、自分の疲れはどう変わっているか?」
という視点で振り返ってみることが大切です。
⑤ 休憩後の状態を振り返る
自分に合った休憩方法を見つけるためには、休憩後の変化を確認してみましょう。
休憩前と比べて、
・集中しやすくなった?
・気持ちが落ち着いた?
・身体の負担が軽くなった?
・作業に戻りやすくなった?
と振り返ります。
「5分間、静かな場所で過ごしたら落ち着いた」
「座っているより、少し歩いたほうが気分転換になった」
「スマートフォンを見ないほうが目の疲れが軽かった」
といった気づきがあるかもしれません。
こうした経験を積み重ねることで、自分なりの休憩方法が見つかっていきます。
「休憩することに罪悪感がある」という方へ
休憩が苦手な方の中には、
「周りの人は働いているのに、自分だけ休んでいいのかな」
「休んでいると、やる気がないと思われそう」
と感じる方もいるかもしれません。
しかし、仕事を続けるためには、集中して取り組む時間だけでなく、心身を休ませる時間も必要です。
休憩は、仕事をさぼることではなく、疲れをため込みすぎず、次の仕事に取り組むための大切な時間です。
もちろん、職場では決められた休憩時間や業務のルールを守る必要があります。
そのうえで、自分に必要な休憩の取り方について、周囲と相談できることも大切なスキルです。
「短い休憩」と「しっかり休む時間」を使い分けよう
休憩には、仕事の合間に取る短い休憩と、昼休みや仕事が終わった後など、まとまった時間で休む方法があります。
短い休憩では、今の疲れを大きくしないこと。
まとまった休息では、心身を回復させること。
というように、目的を分けて考えてみましょう。
ただし、短い休憩だけで十分に回復できるとは限りません。
疲れが強い時や、休んでも回復しない状態が続く時には、無理をせず、休息の取り方や体調について相談することも必要です。
ディーキャリアでは「休憩の取り方」も自己理解の一つです
ディーキャリアかごしまオフィスでは、ライフスキルコースなどを通して、セルフケアについて学ぶ機会があります。
セルフケアというと、睡眠や食事、運動などをイメージするかもしれません。
しかし、実際に働く場面では、仕事中に自分の状態を把握し、必要な対処ができることも重要です。
訓練の中で、
・どのくらい活動すると疲れやすいのか。
・どんな環境で負担を感じるのか。
・どんな休憩方法が自分に合っているのか。
を振り返ることで、就職後にも活かせるセルフケアの方法を考えていきます。
そして、必要に応じて、職場でどのような配慮や工夫があると働きやすいのかも整理していきます。
まとめ|休憩は「取ること」だけでなく「取り方」も大切
今回は、自分に合った休憩の取り方について、5つのポイントをご紹介しました。
① 疲れきる前に休憩する
② 何に疲れているのか考える
③ 疲れに合わせて休憩方法を変える
④ スマートフォン以外の休憩方法も試す
⑤ 休憩後の状態を振り返る
休憩は、ただ時間を過ごせばよいというものではありません。
「自分はどんな時に疲れ、どうすれば回復しやすいのか」
を知ることも、働き続けるための大切な自己理解です。
まずは今日の休憩時間に、
「今の自分は、何に疲れているんだろう?」
と考えてみることから始めてみませんか?
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