英国首相のスピーチから学ぶ、諦めなかった先の景色
英国首相のスピーチ
“Never give in, never give in, never, never, never, never –
in nothing, great or small, large or petty –
never give in except to convictions of honor and good sense.
Never, Never, Never, Never give up.”
↑こちら。
ウィンストン・チャーチル氏の有名な演説の抜粋です。
チャーチルさんってどんな方かご存じですか??
※ロンドンにある、ウィンストン・チャーチル像
チャーチルさんは1941年、母校だったハロウスクールという、英国屈指の超名門の学校(日本でいう高校)で生徒さんに向けてこの演説を行いました。そして、その際のチャーチルさんの立場は「英国の首相」でした。
ちなみにこのハロウスクールは現在世界中に展開を始め、なんと今年(2022年)の8月には、岩手県の安比という場所に初の日本校が開校するんだそうです。
全寮制、授業は全て英語によるもので、450年の歴史が証明する世界最高水準の教育を日本国内にいながら受けられるようになっているんだそうです。
(ちなみに学費は入学金は別で、尞費を含めて年間900万円くらいするそう・・・。汗)
・・・
チャーチル(以下敬称略)はそんな名門校を病弱な落ちこぼれとして過ごし、ギリギリの単位と成績でなんとか卒業することが出来たと言われてます。
その後士官学校を経て軍人のキャリアを歩んだのちに、政治家として様々な紆余曲折やものすごい苦労を経て、1940年に英国の首相に就任しました。
(チャーチルの経歴について詳しく書いたら、多分10記事分以上になるのでこれで割愛)
1940~41年が英国にとってどんな時代だったかというと、おそらくこの国にとって建国以来最大のピンチ。少し前には世界を席巻していたパックス・ブリタニア(大英帝国)が、ナチスドイツの台頭により亡国の憂き目に直面しているというドン詰まりの瀬戸際状態に立たされている時期でした。
前年の1939年9月、ヒトラー率いるナチスドイツがポーランドに侵攻。それに対して英国と盟友のフランスはドイツに対して宣戦を布告しました。
東ヨーロッパを併呑したドイツは、翌年1940年5月、西ヨーロッパへの侵攻を開始。チャーチルが英国の首相に就任したのはそんな戦乱の真っただ中、5月10日のことです。フランスと共にドイツの侵攻を食い止める予定でしたが、ドイツはあっという間にベルギーとオランダを攻略し、当てにしていたフランスの防衛線もたった1か月で突破してしまい、フランスはドイツへ開戦早々に降伏してしまいました。
降伏と共にフランスのほぼ全土と西ヨーロッパはナチスドイツの支配下となってしまい、ヨーロッパ本土に展開していた英国軍とその友軍35万人は孤立、全滅の憂き目に立たされてしまいました。
そこでチャーチルは早速手腕を発揮。軍艦以外にも民間の漁船やヨットも導入し、孤立した英軍を救うために国中の船を使って孤立した英軍を救出する作戦(ダイナモ作戦)を発動。大量の武器や火器と、囮になった3万人の捕虜という犠牲を払いながらも、かけがえのない戦力・そして人命である兵士の大半を救出するすることに成功しました。
その後も英国にとっては苦しい状況が続き、同年の夏には後に「バトル・オブ・ブリテン」と呼ばれる、ナチスドイツの英国本土進攻作戦が発動。首都ロンドンまでもドイツ空軍の空爆に何度も晒されながらも、チャーチルは勝利を信じて国民を鼓舞し続けて、ドイツの猛攻に耐え忍びました。
英国本土を何とか守り抜いた後もナチスドイツの脅威は続き、翌年の1941年。戦線は英国が植民地を有するアフリカ大陸にまで広がっていきました。
1941年の12月8日に、日本が真珠湾を攻撃し、アメリカが大戦に加わって英国を大きく支援することになるのですが、それまでの間英国は西ヨーロッパで唯一ナチスドイツと真っ向から対抗できる力を持つ国でした。
母校ハロウスクールで行われた演説は、そんな苦境の真っただ中だった1941年10月に同校の卒業生に向けて送られたものでした。
「諦めなかった」先に。
“Never give in, never give in, never, never, never, never –
in nothing, great or small, large or petty –
never give in except to convictions of honor and good sense.
Never, Never, Never, Never give up.”
直訳するとこんな意味です ↓↓。
大事であれ些事であれ、また偉大な事であれ卑小な事であれ。
何事においても決して、決して、決して、屈服するな!
名誉と良識に基づく信念以外には決して膝を屈するな!
絶対に、絶対に、絶対に、あきらめるな!
チャーチル率いる英国は後に「イギリスの最後の審判の時が刻まれたと全世界が思いこんでも何の不思議があろうか。」と回顧するほど、戦争が始まって以来何度も苦境に立たされましたが、降伏するつもりだけは微塵もなかったそうです。
「絶対にあきらめない」精神で絶望の淵に立たされた英国を鼓舞し戦い続け、歴史上最大の犠牲と破壊を生み出した大戦の果てに、英国はナチスドイツに勝利しています。
残念ながら英国はこの時代の日本とは敵対しておりましたが、少し前の時代には日英同盟をもって共に戦い、今日の英国と日本は経済上も安保上も同盟国に準ずる関係を築き上げてきております。
僕やこのブログをご覧になっている皆様は、一国の運命を左右するような重責は担っていないかもしれません。ですがこの「ネバーネバーネバーギブアップ!」という言葉は、苦境に立たされた多くの偉人達が自らを奮い立たせるために口にしてきた言葉だったのではないでしょうか。
振り返ってみると、僕の人生でも沢山苦しいことは訪れましたが、諦めなかった先に次の道が拓けてきたことは本当に沢山ありました。
活路は、必ず見つかります。
自分が今、苦境に立たされていると感じている方。
どうか諦めずに、道を模索し続けてみてください。
ではまた次回!
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