2021年12月27日

さんたさんへのお願い

さかのぼること、クリスマスイヴの１０日ほど前。

現在小学校１年生の僕の息子（７）が奥さんと「くりすますぷれぜんと」の話をしていて、「サンタさん、ニンテンドーswitchをプレゼントしてくれないかな～」って母親に話してました。

・・・とうとう知っちまったか、ゲームの存在を。

どうやらクラスや児童館で複数の人が既にswitchを持っているらしく、息子にゲームというものがどれだけ楽しいか吹き込んだようです。

で、決まり文句。

「みんな持ってるから僕も欲しい」発動。

僕と奥さんで目を合わせて、「いやー、ゲームはなぁ・・・」「ゲームやっちゃうと他のこと何もしなくなるでしょ～？？」って、歯切れの悪い感じでしばらくの間ゴニョゴニョしてました。

奥さんも息子に「まだ身体に良くないかもしれないモノを、サンタさんがプレゼントしてくれるか分かんないな～」「他にも欲しいものってないのかな～？？」と、switchから上手く話を逸らせてました。

すると、息子の方も意外とあっさり「うーんそーかー」ってなりました。

「欲しい」のレベルがまだ、どうしても欲しくて仕方ないまでは行ってなかったようで、親の方はほっと胸をなでおろし安心しました。

まあ、僕もゲームを散々やって育ってきましたからね。決して悪いわけではないのですが、小１で買い与えるにはまだ早いのかな～というのが我が家での判断です。

「じゃあ、サンタさんに欲しいもの書いて、ツリーに手紙置いておこうね～」なんて話を母親としながら、「う～ん、何が欲しいかな～」と言ってる息子を後に、僕は寝室の方に向かっていきました。（僕は普段子供より寝るのが早いのですｗ）

で。

翌日の朝、普段僕は４：３０には起床して自分の仕事に取り掛かるのですが、ふと居間に飾っていたツリーを見ると、「さんたさんへ」と書かれた茶色い封筒が枝に挟まっておりました。

お、欲しいものが決まったんだな！

・・・switchが欲しいに戻ってないといいな。

そう思って、封筒の中身を開けて確認したんです。

なにが欲しくなったんだろうな～。

封筒の中にはお手紙と一緒にちいさなキャンディも入っていて、「さんたさん」への心遣いが伺えます。

お手紙を開きました。

「さんたさん、おげんきですか」と始まり

「ぼくはことしのクリスマスプレゼントには」

・・・。

「ゆみやとヌンチャクがほしいです」

って書かれてました。

・・・。

どうしてそうなったんだ、息子よ？

switch欲しいから、まさかの方向転換に、大人の頭はすでについてゆけなくなっています。

後で聞いたら、何日か前に開脚の練習をしていたときに、僕がYouTubeで見せたブルース・リーの数分の動画（多分死亡遊戯です）に感銘を受けたようで、その時に振るっていたヌンチャクを見て強烈に欲しくなったんだそうです。ウチの子、サッカーをやっているので、自宅では結構一生懸命にストレッチをやっていて、おかげさまで脚も１８０°開くほどなんですよね。

ちなみに次の日にはすっかりブルース・リーのファンになってしまい、トイレットペーパーの芯でヌンチャクっぽいものを自力で工作し、振り回して遊んでいるので、夕方には息子と一緒に「燃えよドラゴン」を観たりもしてました。

はい。

おとーさんのせいでした。ｗｗｗ

そんなわけで今年のサンタさんへのプレゼントは、親の試練でもある「ゲーム欲しい」を無事に回避し、楽天で「ヌンチャク」を検索する両親だったのです。

クリスマスには枕元にちゃんとおもちゃのヌンチャクと吸盤式の弓矢が届き、息子は「ホワタ！ホワター！」と叫びながら、家の中で楽しそうに振り回してます。

次は黄色い全身タイツを用意するかな。ｗ

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