ライフスキルコース【問題解決①】
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
今回は「問題解決」についてお話したいと思います。
◆ 発達障害の特性と問題解決
問題解決とは、
・現状を正確に理解する
・問題の原因を見極める
・効果的な解決策を考える
・実行する
の4つが1セットになっていることです。
通常、何か問題が発生した時に、解決するための一連の流れを何気なく即座に考えて対応したり、仮に選択・方法を間違えていても、再度検証を行い、新たな対処方法を選択し、自然に実行するということが多くあります。
しかし、発達障害の場合、抱えている障害特性により、この一連の流れを適切に実行することが難しい場合が多く、どこかの過程でつまづいてしまう可能性があります。そのため、問題の発生状況や原因を理解して、現実的な問題解決を選択できるようにすることは、安定して仕事を継続していく上で必要な考え方・スキルになります。
◆ 特性を踏まえた問題解決の重要な視点
自身が抱えている発達障害の特性を踏まえ、適切に問題解決の流れを実行できるようになるためには、下記の3点が重要になります。
① 問題の発生状況や原因を把握できる
例えば、ASD(自閉症スペクトラム障害)のある方の場合、問題解決における困難さがあり、問題場面に関連する事実を正確に思い出すために、より多くの手がかりが必要となります。この困難さは、
・情報を引き出すために適切な方法を使う
・出来事を細部まで思い出して説明する
などの実行機能の困難さに関連している可能性が高いと考えられています。
② より適切で現実的な問題解決策を選択できる
発達障害の場合、抱えている障害の特性上、思いつく問題解決方法の社会的な適切さが低かったり、現実的ではない場合があります。そのため、
・より適切で現実的な解決法をせんたくできるようになること
・解決には多くの選択肢があること
・新たな解決法に気付くこと
などが、問題解決を学ぶ上で重要な視点になります。
③ 自分自身の思考・行動の特徴や他者の考え方を理解する
抱えている障害の特性上、物事が上手くいかない困難な状況の中で、決まりきった数少ない対応方法しか思いつかず、同じやり方で対応することで同じ失敗を繰り返す場合があります。そのため、
・自分が陥りやすい思考や行動の特徴について理解する
・他者の意見を通じて、さまざまな考え方を知る
・自分の思考や行動の偏りに気付く
ことが重要になります。
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