利用者ブログ①【振り返り】
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
ライフスキルコースでは、所属している利用者に訓練で得たことや学んだことなどについて、振り返りをおこなっています。
今回は、その振り返り内容の一部について掲載許可をもらいましたので、ご紹介します。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィス利用者のMと申します。私は前職でうつ病を発症し、休職しました。
半年で復職はしましたが、通院を続ける中で、ASD(自閉症スペクトラム障害)の診断が下りました。
ASDとは、主にコミュニケーション面に支障をきたす発達障害です。職場内でのコミュニケーションが多い業務内容であったこともあり、仕事上どのように対策していくべきか?職場に対してどういった形で伝えるべきか?などを主治医・カウンセラーと相談しておりましたが、結論が出る前に退職勧奨を受けてしまい、やむなく離職することとなりました。
今回、就労移行支援としてディーキャリアを利用することを決めたのは、再就職をする前に自らの障害に対する理解を深め、セルフケアを身に付けることが必要であると考えたためです。初めて来所した時点でだいぶ掘り下げた相談をさせてもらい、今後の流れを具体的に把握できて安心感があったことも理由の一つです。
既に就職活動を始めた後での利用開始であり、予定就職時期も近かったため(2月通所開始・4月就職)、カリキュラムとしてはだいぶイレギュラーな対応を取っていただきました。具体的には、プログラミング関係の学習はスキップし、その分を障害理解と対策の時間にあてるという形です。
就職活動を並行しているため急な欠席や早退等も生じましたが、支援者の方々に柔軟に対応して頂けたことをありがたく思っています。
具体的な学習内容としては、毎日のライフスキルコースの講義を受けつつ、自習時間にはワークブックに書き込む形で自己理解と障害特性への対策を深めていきました。
例えば私の場合、ビジネスマナーや職務遂行能力には大きな問題はありませんが、自己コントロールと自己主張の面に課題があることが浮き彫りになりました。自分の情動や心身の状態をコントロールすることが上手でなく、またその状況を人に伝えることも苦手としています(言えない・または不適切な言い方になってしまう)。一言で言うと「ストレスがかかると対応が難しい。」ということです。
これは休職や退職までの経緯とも合致しており、合点がいった感覚がありました。
それらの課題への対応として、「コントロールフォーカス」や「アンガーマネジメント」、「アサーティブコミュニケーション」といった内容に意識を集中して取り組んでいます。
ロジカルに思考や感情・自己主張をコントロールするための考え方を身に付けられたことは次の職場で必ず役立つと感じています。職場でコミュニケーション面のストレスを感じたら、ディーキャリアで学んだことを思い出して対応していこうと思います。
現在は再就職が決定しており、近々退所となります。2カ月弱という短い間ではありましたが、非常に有意義な時間でした。正直、就労移行支援事業所を利用することに抵抗がなかったといえば嘘になりますが、勇気を出して相談してみて本当に良かったです。
これを読んでいる皆さまもおそらく障害に悩み、仕事には就きたくて、どうすればいいのか迷っている状態なのではないでしょうか?何が最適な選択かは人によってさまざまかと思いますが、一人で全てを決めるよりも誰かと相談した方が確実です。家族や友人は話しやすいですが、必要な情報を持っているとは限りません。
主治医は障害には詳しいですが、就職には詳しくありません。仮に会社に相談したとしても、障害に理解を持ってもらえるかは不確実です(私は理解してもらえませんでした)。「障害と就職の両方に理解がある相談先」の選択肢として、ディーキャリアの就労移行支援事業所に足を運んで話をしてみることをオススメできます。
なぜか営業トークのようになってしまいましたが、以上がブログを読んでいる皆さまにお伝えしたい私の感想です。
ディーキャリアを利用するにせよしないにせよ、この記事が皆さまの選択の一助となれば幸いです。
◆ 見学・無料相談会 随時受付中です!
~IT・Web専門職を目指せる就労移行支援事業所~
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィス
〒534-0024
大阪市都島区東野田4-1-17 日本ロジックス大阪東野田ビル7階
tel:06-6881-0777
mailto:it-kyobashi@dd-career.com
ITエキスパート京橋オフィスのブログ一覧
オフィス情報
ITエキスパート京橋オフィス
- アクセス
- 京阪本線「京橋駅」片町口より徒歩7分
- 電話番号
- 06-6881-0777