障害者雇用で企業の方が気にする事②
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
前回は「障害者雇用で企業の方が気にする事①」ではディーキャリアの利用者の「自己理解」に対しての何かが違うと感じている事や、自己理解が大切な事について触れてきましたが今回はその自己理解によってどのような事が企業で起こっているのかにも触れていきたいと思います。
障害者雇用の現場で起こっている事
企業の障害者雇用担当者の方がディーキャリアの利用者の「自己理解」に対して何かが違うと感じているとお伝えしましたが、何が違うのか尋ねたところ「自己理解が進んでいる」との事でした。
そして「何が違うのか」「どういう事をやっているのか」という疑問から見学し、話を聞きたかったのだという事です。参考にして現場で活かしたい様子でした。現場の方が一緒に来られたのも納得しました。
現場の方のお困り事としては障害を盾にされて困っているとの事でした。
この文章を読んで勘違いして頂きたくない事は、企業の方も面接をかさね十分に障害の特性やそれにより出来る事、出来ない事を聞き取り、配慮事項が自社の中でおこなえるかどうか、長く働いてもらえるかどうかを精査します。
その結果大丈夫だと感じたら入社につながるのですが、実際に入社をしてみたら、出来ると言っていたことが出来なかったりすることがあります。
こういった事は少なからず起こってくるものなので企業側も多少の幅はもたせつつ業務のレベル感を調整してはくれます。ただしその誤差が大きい時には業務の切り出しがなかなか難しい事もあります。
こういった事例とは別で「好きな仕事」か「嫌いな仕事」で「嫌いな仕事」に関しては「障害があるからできません」と断ってくるパターンがあるそうです。
これに関しては「自己理解」に加えて「合理的配慮」というものに対する認識が薄さや仕事為起こってくるのではないかと思われます。
自己理解や障害者雇用における現状理解の大切さ
ディーキャリアでは自己理解に関して非常に重要な訓練の一つとして訓練初期段階から常々取り組み続けて職場実習や様々な課題を通じてその都度新しいものに作り変えていっています。
また障害者雇用における現状や配慮事項の重要性に加え「セルフケア」の重要性に関しても徹底的に学びます。
それもこれも就職した後に安定して働くために必要な根本的部分になるからです。特に自己理解と配慮事項に関しては1人で作りこむことは並大抵のことではありません。客観的に見てもらう事での気づきもあります。
それに加え客観的にみてもらった社会に出たら困る特性を本人さんに伝えてくれるという事も大変重要です。一般社会では社会に出たら困る特性を周囲が気づいたとしてもいちいち注意をしてくれない事が多く見受けられます。そして本人さんもそれに気づいておらず、その繰り返しが人間関係を悪くしてしまう事例もあります。
ディーキャリアではそのような社会では言ってくれない事だからこそ、ディーキャリアにいるうちに気づいてもらい、それを受容してもらい、社会に出た時にはその特性を可能な限りコントロールしてもらい、周囲から指摘をされても素直に指摘を受け入れられる器を育て、周囲とうまくやっていける為の配慮事項を一緒に考えます。
私たち支援者のこだわり
特性に対して向き合う事は楽しい事ではない部分もあります。われわれ支援者も大いに悩むことがあります。ですがわれわれの使命としては利用者のかたがたが就職をした後に困らないように、困りごとにも対応が出来るようにする事に軸をおいて支援をおこないます。
そういった姿勢が今回の企業担当者の方に間接的に届き今回の見学につながったのだと思いました。
自己理解に関しては
「ライフスキルコースのご紹介」や
ライフスキルコース【ライフオリエンテーション】で少し触れていますので興味のある方はどうぞ。
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