【発達障害】「あと一歩」でミスをする…「詰めの甘さ」の背景と防ぐ仕組み⚙️
皆様こんにちは。
就労移行支援事業所 ディーキャリア枚方駅前オフィスです。
・「書類の作成は完璧だったのに、
提出時の日付や名前の記入を忘れてしまった」
・「作業の終わり際になると気が緩んでしまい、
見落としやミスを連発してしまう」
・「自分では何度も見直したつもりなのに、
周囲から『詰めが甘い』と注意されてしまう」
一生懸命に取り組んでいるにもかかわらず、
最後の仕上げや確認の段階で失敗してしまい、
落ち込んでしまうことはありませんか?
周囲からは「雑だ」「最後まで責任を持ちなさい」と
厳しい評価を受けやすい困りごとですが、
実は発達障害の特性による脳のエネルギー配分が大きく関係しています。
今回は、なぜ「詰めの甘さ」が起きてしまうのか
という理由と、
「気合いに頼らずに最後まで精度を保つためには?」
をテーマに書いていこうと思います。

目次
- 🔍 なぜ作業の終盤で「詰めの甘さ」が起きるのか
- 💡 職場で生じやすい「詰めの甘さ」の具体例
- 🛠️ 根性に頼らない!「詰め」を完璧にする3つの工夫
- 📝 自分のミス傾向を客観的にパターン化する
- 🎯 まとめ:仕組みを使って、最後の1割を乗り越えよう
🔍 なぜ作業の終盤で「詰めの甘さ」が起きるのか
仕事の終わり際や完成間近のタイミングでミスが発生する背景には、
ASDやADHD特有の以下のような脳の働きが考えられます。
・ワーキングメモリの枯渇
作業のメイン部分に集中力を使い果たしてしまい、
最後の「確認」や「細部の整え」を行うための
脳のエネルギー(注意資源)が残っていない状態になります。
・達成感による集中力の切断
形が概ね出来上がった瞬間に、脳内で「終わった!」という達成感が生じ、
意識が次の作業や別の方向へ飛んでしまうことで、
仕上げのチェックがおろそかになります。
・全体俯瞰の難しさ
作業の細部(部分)に集中するあまり、
全体としての整合性や提出フォーマットのルールといった
「全体像」へ視野を広げることが難しくなるケースがあります。
💡 職場で生じやすい「詰めの甘さ」の具体例
実際の職場では、この特性によって以下のような困りごとが表面化しやすくなります。
・メールの文章は丁寧に考えたのに、
添付ファイルをつけ忘れて送信してしまう。
・データ入力の数値は完璧なのに、
保存や共有設定のステップを飛ばしてしまう。
・商品の検品作業で、最後の1箱だけ
確認を怠り不良品を流してしまう。
作業全体の9割を正しくこなしていても、最後の1割の抜けによって
「仕事が雑な人」という印象を与えてしまうのは、非常に勿体ないことですよね。


🛠️ 根性に頼らない!「詰め」を完璧にする3つの工夫
「最後までしっかり確認しよう」という意識だけに頼ると、
脳が疲れているときには同じ失敗を繰り返してしまいます。
チェック作業自体を「仕組み化」することを目指しましょう。
① 「作業」と「確認」の時間を完全分離する
作業が終わった直後にチェックするのではなく、
一度別の簡単なタスクを挟んだり、5分休憩したりして、
頭を切り替えてから確認作業に入ります。
② 最後のステップ専用のチェックリストを作る
「添付ファイルはあるか」「宛名は正しいか」「日付は更新したか」など、
自分が過去にやり残した「詰めの甘さ」の項目だけをまとめた
リストを作成し、上から順に消し込んでいきます。
③ 逆からチェック(バックチェック)を行う
文章やデータの確認をする際、あえて最後の行から
一番上の行に向かって逆順で読み直します。
見慣れた流れを崩すことで、
脳の慣れによる見落としを防ぎやすくなります。
📝 自分のミス傾向を客観的にパターン化する
自分が「どんな作業の」「どのタイミングで」詰めが
甘くなりやすいのかは、一人で振り返っても気づきにくいものです。
そんなときは就労移行支援で、実際の業務を模した
模擬作業(ワーク)を行い、支援員などの第三者に
客観的なフィードバックをもらうのが近道です。
「〇〇さんは書類の右上のチェック項目を忘れやすいですね」
「全体の8割が終わったところでペースが乱れやすいですね」
といった事実に基づくデータを蓄積することで、
自分専用のミス防衛策を立てることができるようになります。
🎯 まとめ:仕組みを使って、最後の1割を乗り越えよう
詰めの甘さは、あなたのやる気や責任感の欠如ではなく、
脳の疲労や注意配分のクセから来ている可能性が高い問題です。
自分の傾向を知り、それを補うツールや
手順を取り入れることで、仕事の精度と
周囲からの信頼は大きく向上していくことが期待できます。
ディーキャリア枚方駅前オフィスでは、事務作業や軽作業などの
実践的なトレーニングを通じて、個人のミスの傾向を分析し、
自分に合ったチェック手法を身につけるサポートを行っています。
「最後までミスなく仕事をやり遂げたい」
「自分に合った確認方法を知りたい」
という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆様からのご相談・お問い合わせ心よりお待ちしております!!
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