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「普通にやって」が一番難しい!見えないルールの正体と具体的な乗り越え方💡

皆様こんにちは。就労移行支援事業所 ディーキャリア枚方駅前オフィスです。

仕事中に、「これ、普通にやっておいて」と言われて困ってしまったことはありませんか?
あるいは、「普通もっと早くやるでしょ」「普通の常識で考えてよ」と注意され、「その『普通』が何なのか教えてほしいのに…」と落ち込んでしまう。

多くの人にとって何気ないこの言葉が、自閉スペクトラム症(ASD)などの特性を持つ方にとっては、非常に高いハードルとなることがあります。
なぜなら、あなたにとって必要なのは「あいまいな感覚」ではなく、「明確な基準」だからです。

今回は、「普通」という言葉に隠された正体と、その曖昧さに振り回されず、具体的に仕事を進めるための変換テクニックについてお話しします。

目次

🌫️ なぜ「普通」はこんなに難しいのか

「普通」という言葉が難しい理由は、それがマニュアルには載っていない「空気」「暗黙の了解」を指しているからです。

ASDの特性を持つ方の多くは、言葉を文字通りに受け取る誠実さを持っています。そのため、「普通にやって」と言われると、脳内で以下のような混乱が起こりやすくなります。

基準が不明: 「世間一般の普通? この会社の普通? それとも上司個人の普通?」
・範囲が不明: 「手順のこと? スピードのこと? 品質の高さのこと?」


このように、定義されていない言葉の中から正解を探そうとするため、脳の処理が追いつかず、フリーズしたり、考えすぎて動けなくなったりしてしまうのです。これは能力の問題ではなく、情報の受け取り方の特性によるものです。

🔍 「普通」の正体は「その人の過去の経験」

実は、指示を出している相手も、明確な基準を持っていないことがよくあります。
多くの場合、相手が言う「普通」とは、「私が過去にやってきた方法」「私が何となく心地よいと感じるペース」のことを指しています。

つまり、「普通にやって」「世界共通の正解」ではなく、あくまで「その人個人のローカルルール(独自ルール)」に過ぎません。
そう考えると、あなたが「普通」を察することができないのは当たり前のことです。あなたは超能力者ではないのですから、他人の過去の経験や感覚が見えなくて当然なのです。
「みんなと同じようにできない」と自分を責める必要はありません。ただ、「相手のルールを知らないだけ」と捉え直してみましょう。

🗣️ 「普通」を「数字」と「実物」に翻訳する技術

相手の「普通」が見えないときは、質問を通じて具体的な形に翻訳してもらうのが一番の解決策です。
以下のような聞き方で、相手の頭の中にあるイメージを引き出してみましょう。

ケース①:「普通、もっと早くやるでしょ」と言われたとき
翻訳の質問: 「次回の参考にしたいので、具体的に何分くらいで完了させるのが理想的か教えていただけますか?」
ポイント: 「普通=制限時間」と捉え、数字(時間)で確認します。

ケース②:「普通のメールでいいよ」と言われたとき
翻訳の質問: 「過去に送ったメールの中で、参考になるもの(実物)はありますか? または、フォーマットがあるものはありますか?」
ポイント: 「普通=前例(サンプル)」と捉え、実物を見せてもらいます。


「普通」という言葉を使わずに、数値や実例で確認する習慣をつけることで、認識のズレを防ぐことができます。

🛡️ 「普通がない」のではなく「規格が違う」だけ

「自分には普通がわからない」と悩む方は、しばしば自己肯定感を下げてしまいがちです。
しかし、それはOS(オペレーティングシステム)の違いのようなものです。

多くの人が「Windows」を使っている環境で、あなたが「Mac」を使っているような状態を想像してください。
「Mac」はクリエイティブで処理能力が高い素晴らしいOSですが、「Windowsの普通(ショートカットキーなど)」は通用しません。
あなたが「普通」に合わせられないのは、あなたが劣っているからではなく、あなたの脳が独自仕様の高性能なシステムだからです。
無理に「Windows」になろうとするのではなく、「MacとWindowsをつなぐ変換アダプタ(翻訳スキル)」を持てばいいのです。

🌱 まとめ:あなたの「普通」も大切にしていい

職場での「普通」は、単なる多数決で決まった一時的なルールに過ぎません。
もし「普通にやって」と言われて困ったら、深呼吸してこう考えてみてください。
「この人の言う『普通』は、具体的にどういうことだろう? 聞いてみよう」

わからないことは、恥ずかしいことではありません。具体的に確認することは、プロとして仕事を正確に進めるための立派なスキルです。
曖昧な言葉に振り回されず、一つひとつ「翻訳」していくことで、あなたらしい働き方はきっと見つかります。

ディーキャリア枚方駅前オフィスでは、職場での曖昧な指示への対応や、上司への具体的な質問の仕方などを練習する「コミュニケーション訓練」を支援しています。
「職場の空気が読めなくて辛い」「指示の意図がわからずミスをしてしまう」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの個性を活かしながら、職場とスムーズにつながるための「変換アダプタ」を一緒に見つけましょう😄

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