2023年10月17日

コグトレ(Cognitive Training)と発達障害：認知トレーニングのメリット

こんにちは。ディーキャリア枚方駅前オフィスです。

発達障害（ADHD、自閉症スペクトラム障害、限局性学習障害など）は、個別の認知上の特徴を持つ障害で、日常生活において課題を抱えることがあります。しかし、最近の研究により、『コグトレ』が発達障害者にとって非常に有益であることが示唆されています。今回はそんな、『コグトレ』についての記事を書いていこうと思います。

『コグトレ』って何？

コグトレとは、「認知訓練」（Cognitive Training）の略語です。認知訓練は、認知機能を向上させるために設計されたトレーニングプログラムやアクティビティのことを指し、認知機能とは、記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断といったいくつかの要素が含まれた知的機能を指します。

１．コグトレをおこなうことのメリット

・注意力と集中力の向上

発達障害の特に一般的な課題は、注意力や集中力の不足です。コグトレは、注意力トレーニングの一環として効果を発揮し、タスクに集中し、長期的な注意力を向上させるのに役立ちます。

・問題解決スキルの強化

認知トレーニングは、問題解決スキルを向上させるのに助けとなります。新しい課題に対処する能力を高めるためにコグトレを活用できます。

・社会的スキルの向上

社会的相互作用において非常に有益です。感情認識やコミュニケーションスキルの向上を支援し、より効果的な社会的スキルを習得するのに役立ちます。

・ストレス軽減

コグトレは、ストレス軽減にも寄与します。発達障害の人々は、日常生活での課題に対処することがストレスを引き起こすことがありますが、認知トレーニングはストレスの軽減に貢献し、感情の調整を助けます。

２．コグトレの実践

実践にコグトレをする際には、以下の点に留意することが重要です。

・個別のニーズに合わせたトレーニングプログラムを選択する。まず、発達障害の種類や症状、認知機能における個別の弱点を評価することが重要です。これにより、適切なトレーニングプログラムを選択できます。

・継続的な実践が効果を発揮するため、コグトレを定期的におこなう。コグトレは継続的な実践が重要です。日常的に訓練を続けることで、成果が得られる可能性が高まります。

・デジタルアプリケーション、認知トレーニングプログラム、パズル、ゲームなど、適切なトレーニングツールを選択し、個別のニーズに合わせてトレーニングプログラムを設計しましょう。

３．まとめ

発達障害の方にとってコグトレは認知機能を向上させ、日常生活での課題に対処する手段として非常に有益です。適切なトレーニングプログラムを選択し、継続的な実践をおこなうことで、より充実した生活を実現できます。コグトレは、個人のニーズと目標に合わせてカスタマイズできるため、多くの人にメリットをもたらす可能性があります。

どんなトレーニングをやってるの？などのご質問があれば是非1度気軽にお問い合わせください！

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