自分を苦しめるASD「白黒思考」の辛さ3つの理由
自分で自分を苦しめるASD白黒思考の辛さ3つの理由
ASD(自閉症スペクトラム障害)は、脳の発達に起因する障害の一つで、日常生活においてコミュニケーションや社交性の困難、関心の狭さ、発言や行動の制御困難などの問題を抱えることがあります。ASDの特性がある人々は、しばしば白黒思考を持っています。
つまり、物事を良いか悪いか、正しいか間違っているかなどの2つの極端なカテゴリーに分けて考える傾向があるのです。この白黒思考によって、ASDの人々は自分で自分を苦しめることがあります。
ASDの白黒思考による辛さの理由について、3つの観点から考えていきます。
1つ目の辛さは、ネガティブに陥りやすいこと
白黒思考の人は、ネガティブな体験があると、自分自身を責める傾向があります。例えば、上司から「この資料はわかりづらいね」と言われた場合、白黒思考の人は、「自分は仕事ができない」というマイナス思考に陥りやすいです。その結果、気持ちが落ち込んで、仕事に対する意欲が低下することがあります。
2つ目の辛さは、人間関係のリセットが多くなることです。白黒思考の人は、正しいと思ったことには固執し、他人との違いを許さない傾向があります。そのため、意見が食い違ったり、相手の考え方が理解できなかったりすると、すぐに人間関係を断ち切ってしまうことがあります。
例えば、会社で同僚と意見が食い違った際、その同僚を全く信用できなくなってしまいました。それまで良好だった関係が急に壊れ、同僚とは話をしなくなってしまったのです。このように、白黒思考の人は、自分の正義感や価値観に基づいて行動するため、人間関係がリセットされることが多いと言われています。
3つ目の辛さは、感情の処理が難しいことです。白黒思考の人は、物事を表面的な見方で判断するため、複雑な感情を持つことが苦手です。例えば、自分が感じる不安や恐怖などのネガティブな感情を上手く処理できず、ストレスや不安を抱え込んでしまうことがあります。
また、白黒思考の人は、相手の感情を理解するのが難しい場合があります。相手の感情を理解できないため、思いやりや共感が足りず、人間関係に悪影響を与えることもあるとされています。
以上、白黒思考による3つの辛さを解説してきました。白黒思考は、ASDや自閉症スペクトラム障害の方に多い特徴ですが、全ての人に当てはまることではありません。しかし、自分自身が白黒思考である場合は、その辛さに苦しんでいることがあるかもしれません。
そこで、白黒思考による辛さを解消するためには、まずは自分自身が白黒思考であることを認めることが大切です。そして、相手の意見や感情を理解し、複数の視点から物事を考えることが必要です。
また、ストレスをため込まずに、適切な方法で感情を表現することも重要です。
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