つらい経験を整理する四つの視点
つらい経験を振り返るとき、「自分はだめだった」という評価ばかり浮かび、次に生かせることを見つけにくくなることはありませんか?

振り返りの目的は、自分を責めることではなく、次の場面で使える情報を集めることです。扱える範囲の出来事を四つの視点で短く整理し、複数の場面から共通する条件を探します。
出来事と自分への評価を分ける
最初に「出来事」「困ったこと」「取った行動」「次に試すこと」の四つへ分けます。
出来事は、「急な予定変更の連絡を受けた」のように、見聞きしたことを書きます。「変更に対応できない人間だ」のような評価は入れません。
困ったことは、「新しい優先順位が分からなかった」、取った行動は「確認せず元の作業を続けた」のように、状況と行動を分けます。次に試すことは、「変更後の期限を確認する」など、一回の場面で実行できる一つに絞ります。「もっと頑張る」のような大きな目標より、試したかどうかを確認できる行動が向いています。
複数の場面から共通する条件を探す
一度の経験だけで「いつも失敗する」と決めつけず、別の場面も同じ四項目で整理します。予定が重なったときに相談が遅れやすい、疲れている時間帯に確認が抜けやすいなど、共通する条件が見えてから工夫を考えます。
次に試した方法が合わなかったことも、修正に必要な情報です。確認する相手、使う言葉、休憩のタイミングなどを少しずつ変え、自分に合う方法を探します。思い出す負担が強いときは無理に続けず、扱う範囲や時間を小さくすることも大切です。
訓練で対処を確かめる
ディーキャリア平井オフィスの模擬職場では、仕事を想定した業務に取り組み、質問、報告、相談や、フィードバック後の振り返りを練習します。実際に試して確認した強み、苦手な場面、自分で行う対処、必要な配慮などは、ナビゲーションブックへ整理します。
一度の経験から決めつけるのではなく、複数の訓練場面で工夫を試せるため、自分に合う対処を具体化する材料になります。
つらい経験を無理のない形で整理し、仕事で使える工夫へつなげたい方は、ディーキャリア平井オフィスまでお問い合わせください。見学・相談では、模擬職場やナビゲーションブックの進め方を確認できます。


