手順を行動へ変える四つの工夫
手順を説明されたときは分かったのに、作業を始めると最初の動作が決められず、止まってしまうことはありませんか?

理解した内容を行動へ移すには、手順を自分の言葉で言い直し、最初の一工程を具体的な動作へ変えることが役立ちます。注意力だけに頼らず、同じ手順を繰り返せる仕組みを作ります。
手順を動作の言葉へ置き換える
『準備する』『確認する』『処理する』だけでは、何をすれば終わるのかが曖昧です。『指定のファイルを開く』『必要な箱を作業台へ置く』『機器の電源を入れる』のように、手を動かせる言葉へ変えます。
着手前には、『最初に○○を行い、その後△△へ進むという理解で合っていますか』と短く確認します。すべてを聞き直すのではなく、開始点と完成条件を限定すると、認識を合わせやすくなります。
工程ごとに始まりと終わりを決める
複数の工程がある場合は、次の四つを決めます。
- 始める前に必要な物
- 最初に行う一つの動作
- その工程が終わったと判断する条件
- 次へ進む前に確認すること
一工程が終わってから次へ進みます。途中で中断したときは、再開位置を推測せず、最後に終わった工程から確認します。道具の位置、確認する順番、完了後の置き場所をそろえることも、注意力への負担を減らします。
仕組みは一度で完成させる必要はありません。実際に試した後で、迷った工程と役立った工夫を記録し、分かりにくい部分だけを変えます。
企業実習で仕事の流れを確かめる
ディーキャリア平井オフィスでは、本人の希望や訓練状況、受け入れ状況に応じて、運営会社での企業実習に取り組める場合があります。人事、総務、情報システム、PCキッティングなど実際の会社の業務を経験し、指示の受け方、着手、途中確認、報告などを確かめます。
実習は、手順を覚えられるかだけを判定する場ではありません。どの説明なら理解しやすいか、どの工程で確認が必要か、同じ作業を続けるためにどんな工夫や配慮が役立つかを具体化する材料になります。
手順を理解した状態から実際の作業へ移る方法を確かめたい方は、ディーキャリア平井オフィスまでお問い合わせください。見学・相談では、仕事の進め方に関する訓練や企業実習について確認できます。


