苦手な訓練を自己理解に変える方法
訓練がうまくできないと、「自分は仕事にも向いていない」と落ち込んでしまうことはありませんか?

訓練は成績を競う場ではなく、自分が力を発揮しやすい条件や、支援が必要な場面を知る機会です。苦手という感覚をそのまま評価にせず、どの条件で難しさが出たのかを具体的に確認すると、自己理解の材料に変えられます。できなかったことだけでなく、工夫した後に変化した点にも目を向けましょう。
【苦手を場面に分ける】
まず、何が難しかったのかを分けます。作業そのものが分からなかったのか、説明を一度に多く受けて混乱したのか、時間を意識すると焦ったのか、周囲の音や人の動きが気になったのかでは、対処法が異なります。「この訓練は苦手」と大きくまとめず、難しさが始まった場面を一つ選びましょう。
次に、実際の仕事との共通点を考えます。たとえば複数の指示を覚える訓練なら、職場で依頼を受ける場面と関係します。グループで進める課題なら、役割分担や報告・相談の練習になります。何のために取り組むのかが分かると、結果だけで自分を責めにくくなります。
【一つずつ条件を変えて試す】
難しさの原因を確かめるには、一度に多くを変えず、説明を短く区切る、見本を確認する、開始前に手順を復唱する、作業時間を分けるなど、一つの工夫を試します。前より取り組みやすくなったかを比べることで、自分に合う方法が見えてきます。
工夫をしても難しさが残る場合は、職場へ相談したい支援として整理できます。自分でおこなう工夫と、周囲に依頼したい配慮を分けておくと、就職後の説明にもつなげやすくなります。苦手を避けるためだけでなく、安全に力を発揮する方法を見つけることが目的です。
ディーキャリア平井オフィスでは、ワークスキルコースなどの訓練を通じて、仕事に必要な力を実際の行動から確認します。訓練後にはスタッフと振り返り、難しかった場面を「作業内容」「指示の受け方」「時間」「周囲の環境」などに分けて整理できます。うまくできなかったという感想だけで終わらせず、説明方法や手順、休憩の取り方を変えるとどうなるかを試します。自分で行える工夫と、職場に相談したい支援を分けて考えることが、働きやすい条件の発見につながります。
苦手な訓練にも、働き方を考えるための情報があります。難しかった条件と試せる工夫を整理したい方は、ディーキャリア平井オフィスへお問い合わせください。見学・相談では、訓練内容や現在のお困りごとを一緒に確認できます。


