【書籍紹介】「うつ病の認知療法」
ディーキャリア平井オフィスでは、利用者の方が学びや気づきを得られるように、図書棚にさまざまな本をそろえています。今回は、その中から1冊をご紹介します。
ご紹介するのは『うつ病の認知療法』という本です。編集を担当したのは、認知療法の第一人者であるアーロン・T・ベック博士を中心とした専門家の方々です。この本では、うつ病に認知療法を活用する際の考え方や実例が丁寧にまとめられています。
◎そもそも認知療法とは?
「認知療法とは何ですか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
認知療法とは、ものごとのとらえ方や考え方(=認知)が気分や行動に大きな影響を与える、という考えに基づいた心理療法です。ネガティブな思考のパターンに気づき、それを少しずつ現実的で柔軟な考え方に変えていくことを目的としています。
◎この本の特徴
『うつ病の認知療法』は、単なる理論書ではなく、実際のケーススタディが豊富に掲載されています。つまり、「具体的にどう対応するのか?」という実例を知ることができるのです。そのため、学術的な専門性が高い一方で、現場で役立つ実践的な内容にも触れられます。
ただし、内容はかなり本格的で読みごたえがあります。専門用語も出てくるため、最初から無理に理解しようとするより、「どんな考え方があるのかな?」という気持ちで読んでみると良いかもしれません。
◎就労移行支援との関わり
「就労移行支援を利用しようか迷っています。読書は役立ちますか?」という声もあると思います。
答えは「はい」です。もちろん読書だけで就職が決まるわけではありません。しかし、こうした本を通じて「考え方のクセに気づく」「自分の気持ちを客観的に見る」ことは、仕事に向けた準備の一部になります。
ディーキャリア平井オフィスでは、スタッフとの面談やグループワークを通して、一人ひとりに合わせた支援を行っています。その中で本の知識が少しでも役立てば、自分らしく働くためのヒントにつながるはずです。
まとめ
『うつ病の認知療法』は、学術的で内容がしっかりした専門書です。チャレンジ精神を持って読めば、新しい発見がある一冊だと思います。
ディーキャリア平井オフィスでは、このように利用者の学びを広げるための環境を整えています。就労移行支援を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。



