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大きな不調はないのに、毎日なんとなくだるい。「秋バテ」かもしれないと思ったら|橋本の就労移行支援でできること

熱があるわけでも、どこかが痛いわけでもない。それなのに、朝から体が重くて、仕事や家事に取りかかるまでに時間がかかる。

夏の暑さが終わって「やっと過ごしやすくなった」はずなのに、なぜか疲れが抜けない。そんな状態が続いていませんか。

たとえば、こんなことに心当たりはないでしょうか。

  • しっかり寝たはずなのに、朝からだるい
  • 最近、仕事でのうっかりミスや忘れ物が増えた
  • 帰宅すると何もする気になれず、そのまま横になってしまう
  • 休みの日は寝て終わり、「休んだ気がしない」
  • 「理由はわからないけどしんどい」と、うまく説明できない

このような秋口の不調は、一般に「秋バテ」と呼ばれることがあります。医学的な病名ではありませんが、季節の変わり目に同じような困りごとを感じている人は少なくありません。この記事では、「なんとなくだるい」が起こりやすい理由と、今日からできる工夫、そして働き続けるために相談できる場所についてお伝えします。

なぜ秋は「なんとなくだるい」が起こりやすいのか

秋のだるさには、いくつかの要因が重なっていると考えられています。ひとつの原因だけで説明できるものではなく、人によって影響の出方も違います。

夏の疲れが、遅れて出てくる

夏は、暑さの中での通勤、冷房の効いた室内と屋外の行き来、寝苦しい夜など、体にとって負担の多い季節です。その間に積み重なった疲れが、気温が落ち着いた秋になってから表に出てくることがあります。「夏は乗り切れたのに、今になってしんどい」と感じるのは、珍しいことではありません。

寒暖差に、体が対応し続けている

10月に入ると、朝晩と昼間の気温差が大きくなります。今週も、肌寒い日の翌日に30℃近くまで気温が上がる予報が出るなど、日ごとの変化も大きい時期です。体温を調整する働き(自律神経の働き)が休みなく対応し続けることで、疲れを感じやすくなると言われています。

橋本や相模原の周辺は内陸寄りの地域のため、朝の冷え込みを感じやすい日もあります。朝は上着が必要なのに、日中の電車や職場では暑い。こうした小さな負担が、一日を通して積み重なっていきます。

日が短くなり、生活リズムが変わる

夕方5時を過ぎると暗くなり始める時期です。仕事帰りにはもう暗く、帰宅後に「一日が終わってしまった」と感じて、何もする気が起きなくなることもあります。朝の光を浴びる時間が減ることで、起きる・眠るリズムが少しずつずれていく人もいます。

疲れに気づきにくい人、後からまとめて来る人もいる

疲れの感じ方には個人差があります。たとえば、作業に集中すると時間を忘れて休憩を取らずに続けてしまう人、周りに合わせようと気を張っている人、暑さ寒さや音・光などの刺激を強く感じやすい人などは、知らないうちにエネルギーを使っていることがあります。

発達障害(ADHDやASDなど)や精神障害のある人の中にも、こうした傾向を持つ人はいます。ただし、特性があるから必ず疲れるというわけではありませんし、診断がなくても同じような困り方をしている人はたくさんいます。大切なのは、「自分はどんなときに疲れやすいのか」を知ることです。

よくある誤解

「なんとなくだるい」状態が続くと、つい自分を責める方向に考えてしまいがちです。たとえば、次のような考え方です。

  • はっきりした症状がないのにしんどいのは、甘えだと思ってしまう
  • みんな同じ条件なのだから、自分だけ疲れるのはおかしいと考える
  • 休めば治るはずなのに、休日に寝ても回復しない自分はだめだと感じる
  • 理由を説明できないから、人に相談してはいけないと思い込む

季節の変化による負担は、目に見えにくいものです。理由がはっきりしなくても、しんどいと感じていること自体が大切なサインです。

大切なのは「原因探し」より「しんどさの見える化」

「なぜこんなにだるいのか」と原因を探し続けると、答えが出ないまま気持ちだけが疲れてしまうことがあります。秋のだるさは、いくつかの要因が重なって起きていることが多いため、原因をひとつに絞るのは簡単ではありません。

そこでおすすめしたいのが、「なんとなくしんどい」を、数字や言葉にして見えるようにすることです。しんどさの波が見えてくると、「この日は無理をしない」「この時間帯は軽い作業にする」といった調整がしやすくなります。また、職場や家族、医療機関に相談するときにも、状況を伝えやすくなります。

今日から使える「なんとなくだるい」への工夫

すべてを試す必要はありません。できそうなものをひとつ選んでみてください。

① 1日1回、しんどさを0〜10で記録する
寝る前や朝起きたときに、「今日のしんどさは10点中何点か」を書き留めます。スマートフォンのメモやカレンダーに数字を入れるだけで十分です。気になることがあれば「寒かった」「会議が多かった」など一言添えると、自分の疲れやすいパターンが見えてきます。

② 朝晩の気温差は「1枚」で調整する
毎朝、服装に迷うこと自体が負担になる場合もあります。「とりあえず羽織るものを1枚持って出る」と決めておくだけでも、寒暖差による負担と迷う時間の両方を減らせます。

③ 調子の悪い日用の「やらないことリスト」をつくる
しんどさが7点以上の日は「夕食は買ったもので済ませる」「洗濯は明日に回す」など、あらかじめやらないことを決めておきます。だるい日に「何を省くか」を考えるのは意外と疲れるので、元気なときに決めておくのがポイントです。

④ 作業の合間に「区切り」を入れる
集中すると休憩を忘れてしまう人は、タイマーを使って1時間に1回立ち上がる、飲み物を取りに行くなど、体を動かすきっかけをつくってみてください。疲れが後からまとめて来るのを防ぐことにつながります。

⑤ 朝、少しだけ外の光を浴びる
カーテンを開ける、通勤時に一駅分だけ明るい道を歩くなど、朝の光に触れる時間を意識してみましょう。生活リズムを整える手がかりのひとつになります。

一人で抱え込む前に。「就労移行支援」という選択肢

「なんとなくだるい」が続くと、仕事でのミスが増えたり、遅刻や欠勤が気になったりして、「このまま働き続けられるだろうか」と不安になることもあると思います。

就労移行支援は、障害や体調の不安などにより働きづらさを感じている人が、就職や職場への定着を目指して利用できる福祉サービスです。通所しながら、体調や生活リズムの安定、自己理解、仕事に必要なスキルの練習、就職活動などに取り組むことができます。

今回のテーマに関しては、たとえば次のようなことを一緒に整理できます。

  • 通所の記録をもとに、季節や曜日、時間帯による体調の波を振り返る
  • 自分が疲れやすい場面や、回復しやすい過ごし方を言葉にする
  • しんどいときの休憩の取り方や、無理のない作業ペースを試してみる
  • 就職後に職場へ伝えたい配慮や、体調が崩れたときの相談の仕方を準備する

就職することだけでなく、体調の波と付き合いながら働き続ける方法を見つけることも、就労移行支援で大切にしているテーマです。

橋本・相模原エリアで探している方へ

ディーキャリア橋本オフィスは、JR橋本駅の改札から徒歩0分の場所にある就労移行支援事業所です。発達障害や精神障害のある方、診断はないけれど働きづらさを感じている方の就職と、就職後の定着をサポートしています。

「なんとなくだるくて、仕事を続けられるか不安」「体調が安定しないけれど働きたい」といった段階からのご相談も受け付けています。まだ利用を決めていなくても、話を聞いてみるだけでも大丈夫です。

疲れの状態を客観的に振り返りたい方は、厚生労働省が公開している「労働者の疲労蓄積度チェックリスト」も参考になります。また、働く人のメンタルヘルスについては、厚生労働省のポータルサイト「こころの耳」で、セルフケアの情報や無料の相談窓口が紹介されています。

よくある質問

Q. 「秋バテ」は病気なのでしょうか。

「秋バテ」は、秋口に感じるだるさや疲れやすさを指す一般的な呼び方で、医学的な病名ではありません。ただし、だるさの背景に体や心の不調が隠れている場合もあるため、長く続くときは自己判断せず、医療機関に相談することも考えてみてください。

Q. だるいだけで病院に行ってもいいのでしょうか。

はい、相談して構いません。「2週間以上だるさが続いている」「眠れない・食べられない状態が続いている」「仕事や家事に大きな支障が出ている」といった場合は、かかりつけ医や内科、心療内科などへの相談を検討してみてください。しんどさを0〜10で記録したメモがあると、状況を伝えやすくなります。

Q. 診断を受けていなくても、就労移行支援を利用できますか?

診断名だけで利用できるかどうかが決まるわけではありません。障害者手帳がなくても、医師の意見書などをもとに、お住まいの自治体の判断で利用できる場合があります。詳しくは、自治体の窓口や事業所に問い合わせてみてください。

Q. 今は働いていますが、仕事を続けられるか不安です。相談してもいいですか?

相談や見学は可能です。在職中の方は、原則として就労移行支援の利用対象にならないことが多いのですが、休職中の方が復職を目指して利用できる場合もあります。今の状況で使える支援を一緒に考えることもできますので、まずはお気軽にご相談ください。

この記事を読むうえでの注意

  • 季節による体調の変化には個人差があり、この記事の内容がすべての方に当てはまるわけではありません。
  • この記事は、病気の診断や治療を目的としたものではありません。
  • だるさや気分の落ち込みが強い場合、長く続いている場合、日常生活への影響が大きい場合は、セルフケアだけで対処しようとせず、医療機関への相談を検討してください。

就労移行支援についての補足

  • 就労移行支援は、障害者総合支援法に基づく福祉サービスで、原則として18歳以上65歳未満の方が対象です。
  • 利用期間は原則として最長2年間です。
  • 利用には、お住まいの自治体が発行する「受給者証」が必要です。利用の対象となるかどうかは、自治体の判断によります。
  • 診断名だけで利用の可否が決まるものではありません。
  • 利用料は前年の所得に応じて決まり、自己負担なく利用している方も多くいます。

用語の注釈

  • 秋バテ:秋口に感じるだるさや疲れやすさ、食欲の低下などをまとめた一般的な呼び方です。病名ではありません。
  • 自律神経:体温や心拍、消化など、自分の意思とは関係なく体の状態を調整している神経の働きのことです。
  • ADHD・ASD:発達障害の一種です。ADHDは注意の向け方や行動のコントロールに、ASDはコミュニケーションや感覚の感じ方などに特性が見られることがあります。現れ方は人によって大きく異なります。
  • 受給者証:就労移行支援などの福祉サービスを利用するために、自治体が発行する証明書です。

まずは、無料相談・見学から

ディーキャリア橋本オフィスでは、無料の相談・見学を行っています。「今の自分が利用できるのか知りたい」「どんな場所か見てみたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。