もう10月。「今年も何もできていない」と焦るあなたへ|橋本の就労移行支援でできること

「今年こそ働こう」と思っていたのに、気付けばもう10月。カレンダーの残りの枚数を見て、急に胸がざわっとした人もいるかもしれません。
年末までに何とかしなきゃ、と思うほど体が動かない。周りはちゃんと進んでいるように見えるのに、自分だけ取り残されている気がする。今の仕事をこのまま続けられるのか分からないまま、1年が終わってしまいそう。
- 求人サイトを開いては、何もせずに閉じてしまう
- 「今年何してたんだろう」と夜に考え込んでしまう
- SNSで同年代の報告を見ると落ち込む
- 焦っているのに、休日は寝て終わる
この時期にこうした焦りを感じる人は、少なくありません。この記事では、10月に焦りが強くなりやすい理由と、焦りとの付き合い方、今日から試せる小さな工夫を整理します。
なぜ10月は「何もできていない」と焦りやすいのか
10月は、1年の残りが急に目に入ってくる時期です。いくつかの要因が重なって、焦りが強くなることがあります。
「1年の区切り」が急に近く感じる
店頭に来年の手帳やカレンダーが並び始め、職場では10月から下期が始まります。「あと3か月」という数字を目にすることで、まだ先だと思っていた年末が、急に迫ってきたように感じられることがあります。
夏から秋にかけての疲れが残っている
今年は9月末まで雨や台風が続き、その後も暑い日と肌寒い日を行き来しています。寒暖差や天気の変化で疲れがたまりやすく、「やろうと思っていたことができなかった」という感覚が積み重なりやすい時期です。
日が短くなり、気持ちが沈みやすい人もいる
日照時間が短くなると、朝起きにくくなったり、気分が重く感じられたりする人もいます。気持ちに余裕がないときほど、「できていないこと」ばかりが目に入りやすくなります。
特性によっては、焦りが強くなりやすいこともある
発達障害(ADHDやASDなど)の特性や精神的な不調がある人の中には、次のような理由で焦りを感じやすい人もいます。すべての人に当てはまるわけではありません。
- 見通しを立てることが負担になりやすい:「就職する」という大きな目標のままだと、どこから手をつければよいか分からず、動き出せないことがあります。
- 時間の感覚がつかみにくい:「まだ先」と思っていた期限が、ある日突然「もう間に合わない」に変わったように感じることがあります。
- 疲れに気付きにくい:体調を立て直すのに使った時間を「何もしていない時間」と数えてしまうことがあります。
- 過去の失敗を思い出しやすい:以前の職場でうまくいかなかった経験があると、「また同じことになるのでは」という不安が焦りに重なることがあります。
焦りの原因は一つとは限らず、季節・体調・特性・これまでの経験などが重なっている可能性があります。
焦りが続くと、生活や仕事で起こりやすいこと
就職や復職を目指している人の場合は、夜中まで求人サイトを見て寝不足になる、「年内に決めなきゃ」と一度にたくさん応募して面接準備が追いつかない、逆に考えるだけでつらくなり何も手につかなくなる、といったことが起こりやすくなります。
今働いている人の場合は、下期に巻き返そうと無理をしてミスや忘れ物が増える、帰宅後に何もできず休日は寝て終わる、不安を誰にも話せず抱え込む、ということもあります。急いで動こうとして体調を崩し、さらに焦るという悪循環になることもあります。
よくある誤解
焦っているとき、次のように考えて自分を責めてしまうことがあります。
- 「年内に結果を出さないと意味がない」と思う
- 休んでいた期間を「何もしていなかった」と数える
- 焦っているのに動けないのは、やる気がないからだと思う
- 周りの人と比べて、自分だけが遅れていると感じる
年末は区切りの一つにすぎず、働くための準備に締め切りがあるわけではありません。また、体調を整えるために休むことも、働き続けるための大切な準備です。
大切なのは「取り戻すこと」より「次の一歩を小さく決めること」
焦りが強いと、「今年の遅れを一気に取り戻さなきゃ」と考えがちです。でも、大きな目標を一度に達成しようとするほど、何から始めればいいか分からなくなり、かえって動けなくなることがあります。
残りの3か月で全部を取り戻す必要はありません。今日できる小さな一歩を一つ決めるだけで十分です。その一歩が、来年の働き方につながっていきます。
今日から使える、焦りとの付き合い方の工夫
全部を一度にやる必要はありません。できそうなものを一つ選んで試してみてください。
① 今年「できたこと」を3つ書き出す
「通院を続けた」「生活リズムを保とうとした」「つらいときにちゃんと休んだ」なども、立派な「できたこと」です。スマートフォンのメモに3つ書くだけでも、「何もしていない」という感覚が少し変わることがあります。
② 年末までの目標を「1つ」「行動」で決める
「就職する」ではなく、「求人を1件だけ見る」「相談できる場所を1つ調べる」など、行動の形にします。小さく決めるほど、実際に動きやすくなります。
③ 人と比べる情報を見る時間を区切る
SNSで他の人の報告を見ると、焦りが強くなることがあります。「夜9時以降は見ない」など、見る時間を決めるだけでも、気持ちが落ち着きやすくなります。
④ 焦ったときの「とりあえずやること」を決めておく
焦りが強くなったら「頭の中のことを紙に書き出す」「5分だけ外を歩く」など、あらかじめ決めた行動を一つ用意しておきます。考え続けるループから、いったん離れるきっかけになります。
⑤ 休んだ日を「体を整えた日」と記録する
休んだ日を「何もしなかった日」ではなく「体を整えた日」と書いてみてください。同じ1日でも、受け止め方が変わることがあります。
なお、気分の落ち込みが長く続いている、眠れない・食べられない状態が続いているなど、日常生活への影響が大きい場合は、セルフケアだけで済ませず、主治医や医療機関への相談も検討してください。
働く人の心の不調や相談先については、厚生労働省の「こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」でも情報がまとめられています。
一人で抱え込む前に。「就労移行支援」という選択肢
工夫を試しても、「何から始めればいいのか、そもそも分からない」「計画を立てても続かない」「焦りと落ち込みを行ったり来たりしている」ということもあると思います。それはやる気の問題ではなく、自分の状態を客観的に整理する材料や視点が足りていないだけ、ということもあります。
就労移行支援は、障害や病気などにより働くことに困りごとがある方が、就職に向けた準備や就職活動、就職後に働き続けるためのサポートを受けられる福祉サービスです。
就労移行支援では、働くためのスキルを身につけるだけでなく、次のようなことを一緒に整理することもできます。
- どんな場面で焦りや不安が強くなりやすいのか
- どんな条件で疲れやすく、どんな工夫があると動きやすいのか
- 生活リズムを整える → 通所に慣れる → 職業訓練 → 応募、というように段階に分けた計画
- 自分に合った働き方や、職場にお願いしたい配慮
「年内に決めなければ」と期限に追われるのではなく、自分のペースで計画を立て、一つずつ確かめながら進めていくことができます。
橋本・相模原エリアで探している方へ
ディーキャリア橋本オフィスは、JR橋本駅改札から徒歩0分の就労移行支援事業所です。橋本・相模原周辺で、働きたい気持ちはあるけれど何から始めればいいか分からない方、発達障害や精神障害による働きづらさを整理したい方、まずは生活リズムや体調を整えるところから始めたい方のご相談をお受けしています。
「焦っているけれど、どうしたらいいか分からない」という段階からでも大丈夫です。
よくある質問
Q. 焦ってばかりで動けないのは、やる気がないからでしょうか?
やる気がないから、とは限りません。目標が大きすぎて手順が見えない、疲れがたまっているなど、いくつかの理由が重なって動けなくなることがあります。まずは目標を小さな行動に分けることから試してみてください。
Q. 年内に就職を決めたいのですが、就労移行支援を使うと遠回りになりませんか?
焦って就職しても、体調や働き方が合わずに続かないことがあります。就労移行支援では、就職後も働き続けられるかという視点で準備を進めます。どのくらいの期間で就職を目指すかは、状況に合わせて相談しながら決めていきます。
Q. やりたい仕事がまだ決まっていなくても相談できますか?
相談できます。これまでの経験や得意・苦手を振り返りながら、自分に合う仕事や働き方を一緒に整理していくことも、就労移行支援でできることの一つです。
Q. 診断を受けていなくても相談できますか?
相談は可能です。利用には一定の条件があり、自治体の判断が必要になる場合もありますが、「自分が対象になるか分からない」という段階でもお問い合わせいただけます。
Q. 今働いていますが、仕事を続けられるか不安です。相談してもいいですか?
相談していただいて構いません。在職中の方は原則として就労移行支援の利用対象外ですが、休職中の方は自治体の判断により利用できる場合があります。状況に合わせて、利用できる制度や相談先を一緒に考えます。
この記事を読むうえでの注意
- 焦りや不安の感じ方には個人差があり、発達障害や精神障害のあるすべての人に当てはまるものではありません。
- この記事は診断や治療を目的としたものではありません。
- 気分の落ち込みや不眠などが続く場合は、医療機関への相談も検討してください。
就労移行支援についての補足
就労移行支援は、障害者総合支援法にもとづく障害福祉サービスです。原則として65歳未満で、一般企業への就職を希望する方が対象となり、利用期間は原則2年以内です。利用には自治体での手続きが必要で、診断名だけで利用できるかどうかが決まるものではありません。詳しくは、お住まいの自治体や事業所にご確認ください。
用語の注釈
- 発達障害:生まれつきの脳の働き方の特徴により、日常生活や仕事で困りごとが起こりやすい状態の総称です。
- ADHD(注意欠如・多動症):注意がそれやすい、思いついたらすぐ動いてしまう、じっとしているのが苦手、などの特性がみられることがあります。
- ASD(自閉スペクトラム症):人とのやり取りの仕方や、こだわり、音や光などの感じ方に特徴がみられることがあります。
- 精神障害:うつ病や双極性障害、統合失調症、不安障害など、心の不調によって生活や仕事に困りごとが続いている状態を指します。
まずは、無料相談・見学から
「話を聞いてみるだけ」でも構いません。焦りや不安をどう整理すればいいか、一緒に考えるところから始めましょう。
- アクセス:JR橋本駅改札より徒歩0分
- 電話:042-703-3915
- 問い合わせページ:https://dd-career.com/office_data/hashimoto/


