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【発達障害】不注意の特性(持続・転換・分配)

発達障がいの特性の一つに「不注意」というものがあります。
一般的には勉強や仕事に取り組む時に集中力をキープすることが難しいことや、うっかり予定を忘れたり、物をなくしてしまったりすることなどが知られているかと思います。
今日はその不注意の特性について、少し掘り下げてお話したいと思います。

※この記事は5分程度で読むことできます

目次

1.持続
2.転換
3.分配
4.まとめ

1.持続

新しいことを学ぶ時や、自分の興味関心が向かないことについて取り組む必要がある時に、気付いたらぼーっとしてしまっていた、あるいは、他のことをしてしまっていたという経験はありませんか?
注意の「持続」に課題がある方は、目の前の作業に注意を向け続けることが難しい場合があります。

【例】
・テスト勉強をしていたつもりが、気付いたら漫画を読んでいた
・仕事で先輩から新しい作業について説明を受けた後、自分でやってみようと思ったら、何からやったらよいか全く分からなかった

2.転換

何かの作業や仕事をしている最中に、不意に他の仕事が舞い込んでくる、ということは仕事でよくあることかと思います。
急に入った仕事を済ませ、元々やっていたことに取り組もうとした時、どうにも集中できない、または元々やっていたことが思い出せないということはありませんか?
注意の「転換」が苦手な方の場合、作業を切り替える際に難しさが生じやすいと言えます。

【例】
・仕事で文書作成をしている最中に来客があり、対応を終えた後デスクに戻ったら、何をしていたか思い出せなかった
・自宅で勉強中に友達から電話があり、5~10分話して通話を終えた後、再度机に向かったがなぜか集中できない

3.分配

一度に複数のことに同時に気を配らないといけない時に、一つのことしかできないという経験はありませんか?
一つのことをしながら別の事にも気を配るような作業で、他の人と比べて苦手さが出やすい方は、注意の「分配」が苦手な可能性があります。

【例】
・飲食店のホールの仕事でドリンクの準備をしていると、食器の下膳やお客さんの注文を取る作業がおろそかになる
・テスト勉強をするときに、得意な数学ばかり勉強して、苦手な国語が手つかずでおろそかになってしまう

4.まとめ

不注意の特性には「持続」「転換」「分配」の3つの要素があります。
まず自分がどれが苦手なのかを考えてみましょう。
自分の傾向を知ることが対策を考えるための助けになります。
これまでの仕事や学校生活を振り返ってみてください。

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