【🌸訓練生ブログ🌸】ディーキャリアに通所して向上したと感じること

利用者のM.Nです。
福祉サービス受給者証の期限が今年の3月末に迫るという危機的状況の中、ようやく就職が決まりました。
そこで、私がこの2年間で自分が向上したと感じることを改めて整理してみます。

まずは2年前の自分を振り返ってみます。
当時の私は過去のトラウマに雁字搦めになっていました。
小学校1年、2年でそれぞれいじめを受け、中学では3年間ずっといじめを受け続け、社会人になってもまた会社で現在ではパワハラにあたることをされたり、ミスをすると怒鳴られたりしていたため、全く自己肯定感がなく『私の存在自体が他の人に嫌な思いをさせてしまう』という歪んだセルフイメージしかありませんでした。

加えて両親も発達傾向が強く、さらに共稼ぎだったという生育環境から、困った時に人に頼ったり相談したりということが選択肢に全く浮かばない人間でした。

また他の特性についてもはっきりとは把握していない上、対処もできておらず、忘れ物はするわ、大事な用事は忘れるわ、散々な有様でした。

本当に社会人として必要な要素が大きく欠けていたと思います。

しかしディーキャリアに通所し始め、ある時ライフスキルコースのケーススタディで利用者の皆さんからさまざまな『思考の偏りと歪み』を指摘してもらい、自分の自責傾向が分かりました。
また”ここでは嫌なことを言われたり、嫌だと言われたりしたことはない、むしろ優しく楽しく接してもらっている”ことから、私の存在自体がさほど他の方に嫌な思いをさせていた訳ではなく、私の言動や他の要因があった可能性にも思い至りました。

さらにワークスキルコースでは、困ったり迷ったりしても相談せず自身で課題を進めてしまい、私には報連相スキルがなく、相談するという選択肢が思い浮かばないことが分かりました。
その時スタッフさんから『もしあなたが上司の立場だったら、仕事が進められなくなった部下が相談してくれずに仕事を進めてしまったらどう思いますか？』と言われてようやく『困った時には周囲や上司に速やかに相談するのが正解』なのだと気づきました。

ついうっかり忘れる特性に関しても個別面談のアドバイスで季節ごとに『出かける前リスト』を作るアイデアをいただき、持ったらチェックをすることで忘れ物が格段に減りました。
タスクを忘れそうな時や、やるべきことがたくさんあって頭がごちゃついた時はとにかく書き出し、リスト化する、これをこまめにやることで大事な用事を忘れたり、予定を詰め込み過ぎたりもほぼ無くなりました。

こうした工夫や対処、気づきを経て2年間でようやく人様と同じスタートラインに立てたような気がします。

ただし就職はゴールではなく、まさにここからが本当のスタートだと思うので、ディーキャリアで学んだことを忘れずこれからの仕事や生活に活かしていきたいと思います。

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