発達障害あるある?! ~認知の偏り~
皆さんこんにちは。ディーキャリア千種オフィスの生活支援員です!心理士もしています!👍
本日も5分程お時間をいただけたらと思います♪
皆さん日々生活していてさまざまなできごとに遭遇するかと思います。なんなら今この瞬間にこの記事を読まれていること自体も“できごと”と言えるでしょう😃
そしてできごとに遭遇した際に何らかの感情や生理反応、行動が出ているように感じておられるかと思います。
ただ、できごとに対して即座に感情や生理反応、行動が出てくるのではなく、その間にもう一つの要素が含まれています!
それは“認知(解釈)”です。
この考え方は“認知療法”という心理学者のエリスやベックらによって提唱された理論に基づいています。
人間の感情や生理反応、行動を呼び起こしているのは出来事ではなく、認知や解釈の結果であるとして上記の認知療法を確立し、今日に至るまでたくさんのお困りの方々を手助けしてきました。
先述の認知の存在は下図のように表現されています!
これを実際に職場で起こる出来事に当てはめてみると?
こういうできごと、お仕事やバイト、何なら学生時代にも一度や二度は経験にないでしょうか…🤔
記事を書いている生活支援員にも覚えがあります…😓
ミスを出さないようにお仕事できたら最高ですが、どんなに気を付けていてもミスは発生してしまいます。それは発達障害があってもなくてもです。ミスやネガティブなできごとを完全に回避することは難しいです。上記例の様に、ミスを無くすことに躍起になり過ぎて、本来の仕事が全く進まなくなってしまっては本末転倒な上、また上司から指摘を受けるでしょう!
そのような時に、自分の感情や生理反応、行動をどう立て直すか?
それは先述のように“認知(解釈)”が重要となります!!!
具体的な方法は長くなりますし、ディーキャリアの訓練で学ぶことになりますので割愛します。
ただ大まかにお話しさせていただくと認知を下図のように増やしてみることで感情や生理反応、行動を健康的な状態にしていけます😆
しかしながら発達障害特性によってはこの“認知(解釈)”に飛躍や偏りが出てきてしまう事が多々あります。
いくつか理由を挙げますと…
①これまで学習経験(例:発達障害によって失敗がしばしばあった等)によって解釈に偏りが出る
→例:これまでも失敗続きだし、次も失敗するだろうなど
②自閉症スペクトラム障害の特性により状況や他者視点の理解が苦手で読心術をしてしまう
→例:○○さんは私の事を嫌っているのだろう。▲▲さんは私に好意を持っているに違いない。
③多動・衝動特性によって状況を整理することなく早とちりで決めつけてしまう
④自閉症スペクトラムの思考特性(シングルフォーカス、白黒思考、固執傾向など)による結論の飛躍
→例:一回の失敗で「もう退職するしかない」等
⑤社会人として必要なソーシャルスキル(例:社会性,コミュニケーション,会社員のルールやマナーなど)の習得に偏りがあり、妥当な結論を導き出せない
→例:失敗した時に上司に速やかに謝罪と報告をすれば、上司に対応して頂けることも可能なのにそれを知らないので「もう終わった…」と結論付けるなど
その他…
他にもありますが5つだけご紹介しました。
上記の理由などもあり、発達障害を持たれた方は結論や論理(自身の行動等を左右するルールとも言えます)に偏りが多く、極端な感情や生理反応、行動になってしまう事が度々あります。(例:悲しみ100%、怒り100%、不眠、腹痛、頭痛、かんしゃく、過剰な確認行動、必要な確認行動の不足、対人関係の遮断、一方的な退職などなど)
ディーキャリアではこのようなことが今後の就職や人生において起きることを可能な限り減らす為に、発達障害特性を持たれた方にも活かされるであろうさまざまな訓練をご用意しております。
またお一人お一人の理解の仕方や特性に応じて、個別面談などでも初発・再発予防策について個別にサポートさせていただきます😊
より良い考え方のクセを身に着けて、ネガティブな感情や生理反応、行動に振り回されないようにし、皆さんそれぞれが持つなりたい姿に近づいていきましょう♪
ここまでお読みいただき有り難うございました!🤗
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