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発達障害と感情コントロール:理解と向き合い方

こんにちは!ディーキャリア秋田オフィスです。

発達障害のある方々にとって、「感情のコントロール」は日常生活で大きな課題となることがあります。ちょっとした刺激でイライラしたり、急に不安になったり、感情が爆発してしまったり――こうした経験は、本人にとっても、周囲の人にとっても戸惑いを生むことが少なくありません。

今回は、発達障害と感情コントロールの関係、そしてその対処法や周囲の理解のあり方についてお話します。

感情コントロールが難しい理由

発達障害には主に以下のようなタイプがあります:

  自閉スペクトラム症(ASD)
  注意欠如・多動性障害(ADHD)
  限局性学習障害(SLD)

これらの障害のある人の中には、「刺激に対する過敏さ」「予測の苦手さ」「衝動的な反応」などの特徴があり、それが感情の起伏の激しさやコントロールの難しさにつながることがあります。

たとえば:

  ASDのある人は、予想外の出来事や予定の変更に強いストレスを感じやすく、その結果として感情が爆発してしまうことがあります。

  ADHDのある人は、衝動性が高いため、怒りや悲しみを一瞬で表に出してしまいやすい傾向があります。

よくある困りごと

  怒りっぽい、癇癪(かんしゃく)を起こしやすい
  落ち込みやすく、気分が切り替えにくい
  不安や緊張が強く、過剰に反応してしまう
  自分の感情を言葉で表現できず、行動で示してしまう

これらの問題は、「わがまま」や「性格の問題」と誤解されやすいため、当事者は苦しみや孤立感を抱えることが少なくありません。

対処法と支援のポイント

1.感情を「見える化」する工夫

感情カードや絵で「今どんな気持ちか」を表現できるツールを使うと、自分の感情に気づきやすくなります。

 ※感情カードとは ➡ さまざまな感情のイラストや文字が書かれたカード。感情を言葉で伝えるのが苦手な子どもや、発達障害のある方はもちろん、それ以外の方や大人にとっても、自身の気持ちや感情を整理するのに有効なツールです。

2.環境を整える

静かな場所を確保する、スケジュールを分かりやすく提示するなど、安心できる環境作りが感情の安定につながります。

3.身体的なアプローチ

深呼吸、ストレッチ、タッピングなど、身体を使ったリラックス法も有効です。

4.支援者の対応

感情的になったときに「叱る」「注意する」のではなく、「落ち着いてから話す」「共感する」ことが大切です。まずは「感情があること自体を否定しない」姿勢を心がけましょう。

おわりに

感情のコントロールがうまくいかないことは、「努力不足」ではありません。それは脳の特性によるものです。大切なのは、自分自身や身近な人の特性を理解し、「どうすれば楽に過ごせるか」を一緒に考えていくこと。

感情をコントロールする力は、練習や工夫、そして周囲の理解によって、少しずつ育てていくことができます。
「困っている人が悪い」のではなく、「困っている状況を変える工夫」が、誰にとっても生きやすい社会につながっていくのです。

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本ブログは発達障害のある、就職された卒業生からの寄稿となります。
発達障害のある方、その傾向のある方、またそれ以外の方ももちろん、少しでも悩みを抱えている方のお役に立てましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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