発達障害の「困りごと」って?当事者の視点から見えてくるリアルな課題
こんにちは!ディーキャリア秋田オフィスです!
今回は「発達障害の困りごと」について、当事者や周囲の人たちの視点を交えながらお話していきたいと思います。
発達障害は目に見えにくいため、誤解されたり、配慮が行き届かなかったりすることも少なくありません。
発達障害とは?
発達障害は、主に「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠如・多動症(ADHD)」「学習障害(LD)」などに分類されます。それぞれに特性がありますが、「できること」と「苦手なこと」の差が大きく、周囲とのズレが起きやすいのが特徴です。
1.コミュニケーションの難しさ
ASDのある方に多い困りごと:
空気が読めないと思われる
相手の感情の変化に気づきにくい
会話のタイミングがずれてしまう
実際の声:
「悪気はないのに、冷たいとか失礼と言われてしまうのがつらい。」

2.注意力・集中力の偏り
ADHDのある方に多い困りごと:
ケアレスミスが多い
話を聞いていても途中で意識がそれてしまう
逆に、興味のあることに没頭しすぎて止まらない
実際の声:
「やる気はあるのに、気づいたら別のことをしていて、自己嫌悪になります。」
3.感覚の過敏・鈍麻
発達障害のある方は、五感が「過敏」または「鈍感」であることが多くあります。
困りごとの例:
音がうるさくて集中できない
ライトの光がまぶしすぎる
服のタグや素材が気になって落ち着かない
実際の声:
「普通の人が平気な環境が、自分にはストレスのかたまりなんです。」
4.スケジュール管理や段取りが苦手
日常生活の中で、「見通しを立てる」「予定を管理する」「優先順位を決める」といったことが難しいという人も多いです。
例:約束の時間に遅れてしまう
宿題や提出物を期限内に終わらせられない
忘れ物や落とし物が多い

5.周囲の無理解・誤解
発達障害の特性は、外見ではわかりにくいため、怠けている、やる気がない、協調性がないなどと誤解されることもあります。
実際の声:
「『努力が足りない』と𠮟られ続けて、自信が持てなくなりました。」
困りごとにどう向き合うか?
困っているのは「本人の努力不足」ではなく、「環境とのミスマッチ」です。
以下のようなサポートや工夫が有効です:
周囲が特性を理解すること
本人が自分の特性を言語化して、伝える力をつけること
支援ツール(メモ、タイマー、チェックリストなど)を活用すること
必要に応じて、医療や福祉、教育の専門機関に相談すること

さいごに
発達障害のある方たちは、日々、目に見えない「困りごと」と向き合いながら生きています。でも、それは「できない人」ではなく、「違ったやり方でなら力を発揮できる人」ということでもあります。理解と配慮があれば、社会全体がもっと生きやすくなるはずです。
誰もが「その人らしく」いられる社会を、一緒につくっていきませんか?
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本ブログは発達障害のある、就職された卒業生からの寄稿となります。
発達障害のある方、その傾向のある方、またそれ以外の方ももちろん、少しでも悩みを抱えている方のお役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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