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見捨てられ不安とは?原因・特徴・対処法を人間関係や発達特性の視点から解説


「相手の気持ちが離れてしまうのではないか」
「この関係は、いつか突然終わってしまうのではないか」

こうした不安が強くなり、人間関係や恋愛、職場での関係にまで影響してしまう状態は、一般に 見捨てられ不安 と呼ばれます。

見捨てられ不安とは、
特定の相手から見放されることを過度に恐れ、安心感を保てなくなる心理状態を指します。

心理学や支援の文脈では、「分離不安」や「愛着」のテーマと重なって整理されることもありますが、
正式な診断名ではなく、状態像を説明する言葉として使われることが多い表現です。


はじめに|見捨てられ不安は「性格」や「甘え」ではありません

まず大切な点として、見捨てられ不安は
意志の弱さや性格の問題だけで説明できるものではありません。

多くの場合、

  • 過去の人間関係の経験
  • 育った家庭環境
  • 発達特性や対人ストレス

といった要因が重なり合って、不安が強くなっていきます。

そのため、「気にしなければいい」「もっと強くならなければ」と自分を追い込むほど、
かえって不安が増してしまうことも少なくありません。


見捨てられ不安とは何か|意味をわかりやすく整理

見捨てられ不安は、次のような形で表れることがあります。

  • 返信が少し遅れるだけで強い不安が出る
  • 相手の態度の変化に過敏に反応してしまう
  • 嫌われるくらいなら無理をしてでも合わせてしまう
  • 関係が壊れそうになると感情が大きく揺れる

つまり、「相手がどうか」だけでなく、
自分の安心感の土台が不安定になっている状態といえます。


事例|子どもだけでなく大人にも起こります

子どもの場合:試し行動として表れることがある

子どもの場合、愛情を確認するために、

  • わざと困らせる行動をとる
  • 注意を引くために問題行動を起こす
  • 強い反応を引き出そうとする

といった「試し行動」が見られることがあります。

これは反抗心ではなく、
見捨てられないかを確かめる行動として理解されることがあります。


大人の場合:恋愛・友達・職場で強く表れる

一方で、見捨てられ不安は大人になってからも続く、あるいは強まることがあります。

  • 恋人の言動に一喜一憂してしまう
  • 友達や家族との距離の変化に強く動揺する
  • 職場で評価が下がったのではと過度に不安になる
  • 嫌われるのが怖くて自分の意見を言えない

その結果、人間関係が不安定になり、
慢性的なストレスや自己否定につながることもあります。


見捨てられ不安の主な原因

原因① 愛着形成(幼少期・家庭環境)の影響

見捨てられ不安の背景として、幼少期の愛着体験が影響している場合があります。

  • 養育者の関わりが不安定だった
  • 気持ちを十分に受け止めてもらえなかった
  • 安心できる経験が少なかった

こうした環境では、「人はいつか離れる」という前提が心に残り、不安が強まりやすくなります。


原因② 発達障害(ASDなど)の特性が関係する場合

見捨てられ不安は、発達障害(ASDなど)の特性と重なる形で強く表れることがあります。

  • 相手の意図や気持ちを読み取るのが難しい
  • 関係性が曖昧だと強い不安を感じやすい
  • 変化や不確実性に対するストレスが大きい

その結果、人間関係において「確証」を求めやすくなり、不安が強まることがあります。

発達障害に関する支援情報としては、
発達障害情報・支援センターの情報が参考になります。
https://www.rehab.go.jp/ddis/action/center


原因③ 二次的な心身の不調と重なる場合

強い対人ストレスが長期間続くと、

  • 不安や抑うつ状態
  • 自己肯定感の低下
  • 感情のコントロールの難しさ

といった二次的な不調が重なり、見捨てられ不安が強まるケースもあります。


見捨てられ不安が人間関係に与える影響

見捨てられ不安が続くと、次のような影響が出やすくなります。

  • 相手に依存しやすくなる
  • 感情の揺れ幅が大きくなる
  • 対人関係のストレスが慢性化する
  • 自分を責める気持ちが強くなる

結果として、「人とつながりたいのに、関わるほど苦しい」という状態に陥ることがあります。


見捨てられ不安への対処法|現実的なコツ

① 不安を否定せず、名前を付ける

まず、「こんな不安を感じる自分はダメだ」と否定せず、
「見捨てられ不安が出ている」と言語化します。

それだけでも、感情に飲み込まれにくくなります。


② 感情と事実を分けて整理する

次に、「感じていること」と「実際に起きていること」を分けます。

  • 感情:嫌われた気がする
  • 事実:相手の返事が遅れているだけ

この整理が、不安を現実サイズに戻す助けになります。


③ 安心を外に求めすぎない工夫

相手の反応だけで安心しようとすると、不安は強まりやすくなります。

  • 深呼吸や軽い運動
  • 信頼できる第三者との短い会話
  • 不安が強い日は予定を軽くする

など、自分を落ち着かせる行動を増やしていきます。


④ 一人で抱え込まない

見捨てられ不安は、
「自分で何とかしよう」と頑張りすぎるほど、こじれやすいテーマです。

医療機関(心療内科・精神科)やカウンセリング、公的な相談窓口を利用することは、
弱さではなく、現実的な対処の一つです。

働く人向けの相談先としては、厚生労働省「こころの耳」に情報がまとまっています。
https://kokoro.mhlw.go.jp/soudan/


就労移行支援という選択肢|職場での不安が強い方へ

見捨てられ不安は、恋愛や友人関係だけでなく、
職場の人間関係で特に強く表れることがあります。

  • 上司や同僚に見放されるのが怖い
  • 評価が下がる不安で緊張が続く
  • 相談したいのに嫌われそうで言えない
  • 人間関係が原因で仕事が続かない

こうした悩みがある場合、
特性理解や対人面の整理を含めて支援する 就労移行支援 という選択肢があります。


ディーキャリアびわこ第一オフィスでできること

ディーキャリアびわこ第一オフィスでは、

  • 見捨てられ不安が強くなる場面の整理
  • ASDなどの特性理解
  • 不安や感情のサインに気づく練習(セルフケア)
  • 職場で安心して働くための関わり方・配慮の整理

などを通して、
「不安をなくす」のではなく「不安と付き合える形に整える」支援を行っています。

「まだ働くこと自体が不安」
「人間関係が怖くて次に進めない」
そんな段階からでも、見学・個別相談が可能です。

事業所トップ
https://dd-career.com/office_data/biwako1/

見学・個別相談
https://dd-career.com/office_data/biwako1/#office-contact

就労移行支援の解説
https://dd-career.com/transition_support_for_employment/


まとめ|見捨てられ不安は「克服」より「理解と対処」

最後にまとめます。

  • 見捨てられ不安は「見捨てられるかも」という強い不安の状態
  • 子どもだけでなく大人にも起こり、恋愛や職場に影響する
  • 愛着体験や発達特性など、複数の要因が重なっていることが多い
  • 対処は「否定」ではなく「整理と安心の作り直し」
  • 一人で抱えず、支援につなぐことが現実的

あなたの不安は、弱さではありません。
安心を大切にしてきたからこそ、生まれた反応です。


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