- Profile
- 重度障害者施設、高齢者施設など福祉業界を10年経験したのち、2019年11月にディーキャリア芝浦オフィスに入社し、現在はITエキスパート田町オフィスに配属。生活支援員としてコミュニケーションなどのトレーニングを主に担当している。
前向きでチャレンジングな環境で、自分の目標に向かって走る
「人に優しくなりたい、変わりたい」という思いから福祉業界に入り約10年間仕事をしています。前職も同じ福祉業界ではあったものの、部下のマネジメントや教育が主な業務で、自分のスキルアップを目指す機会が多くはありませんでした。
もっと自分を高めるための勉強ができる環境を求めて転職活動をしていたところ、ディーキャリアに出会いました。
ディーキャリアに入社して約半年経ち、日々感じていることは、何事も否定せずに前向きに向き合ってくれる環境があることです。
これまで在籍していた会社では、新しい取り組みやアイデアに対し、否定的な考えを持つ人が多かったのですが、ディーキャリアでは「こんなことやったらいいんじゃないか?」という意見や発言に対して「いいね!やろうよ」と積極的に聞き入れてくれるスタッフが多いと感じています。変な気を使ったり、周りの顔色を窺ったりして、意見や発言ができないことはなく、利用者さんや事業所にとって良いものであれば、積極的に取り入れていくスタンスです。
この福祉業界に総じて言えることは、何をもって間違いなのか、何をもって正解なのかの判断が難しい仕事だと思っています。
ディーキャリアでは、さまざまな新たなチャレンジに対して、前向きに取り組むだけではなく、もっとこうしたほうが良いのでは?という観点で話し合いをすることが多く、もし失敗をしてしまったとしても、今後どのように改善していくのかを一緒に考えてくれる環境があると思います。
もっとキャリアを積んで、新規事業など大きなプロジェクトや大事なポジションを任されるような人材になりたいと考えています。そのような経験を通じて自己成長を目指していきたいです。
「失敗」は成長のチャンスであることを伝えていきたい
私が担当している生活支援員の役割は、「就職」の前に、日々の生活や就労に必要なスキルを身に付けるためのサポートをすることです。
利用者さんの日々の訓練、キャリアプランニングや個別計画に沿った支援記録の作成などを主におこないます。また、イベントの計画や準備、翌月の訓練の予定を立てることも担当しています。
利用者さんは、コミュニケーション能力や考え方に課題がある方が多いです。発達障害の特性によって、それらを苦手とするケースが多いです。
私は支援の中で「まずは失敗してもやってみる」ということを伝えています。訓練ではグループでのロープレやディスカッションを行うのですが、うまくやること、失敗しないことを考えすぎてしまう利用者さんが少なくありません。
失敗に気づき、なぜ失敗したのか、どうすればよかったのかを考えることこそが大事だと考えています。成長の第一歩は「失敗に気づくこと」であり、訓練の中では何度でも失敗をしていいということを伝え、失敗に気づけたときには、解決方法や対策を一緒に考えます。
支援に「正解」はありません。とくに、発達障害の特性は人によってさまざまであり、全員に同じ支援をしてもうまくいきません。個々人に合ったサポートをすることがとても大切であるため、利用者さん一人ひとりを理解すること、発達障害やコミュニケーションスキルに対する正しい知識を得ることが必要です。
業務の中でだけではなく、日々勉強をすることで、支援に必要な選択肢の幅を持てると考えています。知識を深め、最適なサポートをするための努力をしています。
ディーキャリアの卒業生とお話をする機会があるのですが、「訓練のここが大事だった」「訓練で学んだ〇〇ができた」と言っていただけることがあります。ディーキャリアで身に付けたスキルが、就職先で活かされていることを知り、ディーキャリアの訓練で得たものは、就職したあとにも必要なスキルであると改めて実感します。
利用者さんが生活しやすくなるように、選択肢を与え、意思決定を促していく支援をしていくことは、この仕事の魅力だと感じるとともに、いかに責任がある仕事であるかを感じています。