- Profile
- 地元である東北の福祉大学を卒業後、保険会社に入社し営業職を経験。その後、復興庁の被災者支援事業のコーディネーターとして活躍し、通信系企業の営業職に転職。そこで営業実績全国1位を獲得、実績を評価され東京本社へ異動となる。2018年3月にディーキャリアに入社、大宮オフィスの立ち上げに携わる。
難しいからこそ、やりがいがある。さまざまな経験を通じて、日々自己成長を目指しています。
前職では営業職として勤務していましたが、数字の達成だけがKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)である環境に疑問を感じ、転職を意識するようになりました。
ディーキャリアに興味を持ったきっかけは、私の父が発達障害者であることと、発達障害のある方の「働くこと」の困難さを知ったことでした。発達障害のある方の支援はとても難しい仕事であると感じた一方で、難しいからこそチャレンジをしてみようと思いました。また、営業職のように数字を追うだけではなく、今後の人生のターニングポイントに関わる仕事にやりがいを感じられると考え、ディーキャリアに入社することを決めました。
ディーキャリアに入社したあとは、生活支援員・就労支援員・管理者の3つの職種を経験しました。入社当初は、大宮オフィスの生活支援員として「ライフスキルコース」を担当し、利用者さんの生活リズムやメンタル面に対する支援を行いました。入社半年後に就労支援員となり「リクルートコース」を担当し、実習先や就職先開拓のための営業活動、就職活動の支援、就労後の定着支援などを行っていました。
そして今年の5月に開所した大宮第二オフィスの立ち上げに携わりました。新規開所をするにあたり、利用者さんの人数を増やすとともに、各関係機関やクリニック等との関わりを増やし、より多くの紹介をいただけるような関係構築に努めました。立ち上げは、自分自身の経験になっただけではなく、利用者さんとともに成長したという気持ちが強くあります。
今は管理者として勤務していますが、スタッフと一緒に支援に入らせていただきながら、売り上げなどの事業所運営に関わる全体的な数字管理を行っています。
今までの経験や培ってきた知識を共有し、スタッフ全員で成長し続けられるオフィスを目指していけるよう努力していきます。
誰よりも成長に貪欲に。ディーキャリアのロールモデルになりたい。
私は管理者として、日々スタッフに伝えていることが二つあります。一つ目は、スタッフと利用者さんは対等であるということ。利用者さんがスタッフよりも優れているところがあれば、逆もまた然り。「人に優劣はない」ということを繰り返し伝えています。二つ目は、「自己一致」を大切にすること。私は福祉サービスだからといって偽りの自分を作り、利用者さんにあえて必要以上に優しくすることはありません。スタッフがありのままの自分で接することで、利用者さんは心を開くと考えています。これは非常に重要なことです。この二つを念頭に置きながら日々スタッフにフィードバックをしています。
これからの目標は、私が支援員のロールモデルになることです。より専門性を高めるために、「キャリアコンサルタント」の資格を取得しました。現在は「精神保健福祉士」の資格取得に向けて勉強中です。今までの経験に加えて、より専門性の高い知識を学び、事業所内外共に見本となるような支援員になっていきたいです。
事業所としての目標は、数ある事業所の中で大宮第二オフィスをロールモデルのオフィスにすることです。就職率や定着率、利用者様の満足度などで全国1位を目指しています。
この仕事は正直とても難しい仕事です。利用者さんとの接し方には、明確な指針がありません。「障害理解を深めた関わり」、「個々に合わせた支援」というのは曖昧で分かりにくいのですが、だからこそとても興味深いと思います。私はこれまで何人もの利用者さんが困難を乗り越え、驚くほど成長して卒業する姿を見てきました。この成長に携われたことは、自身の成長にも繋がっていると感じています。
ディーキャリアは就労移行支援事業所ですが、利用者さんのその後の人生に寄与できる責任のある仕事であり、そこがとても魅力的です。スタッフ1人にかかる責任はとても大きいですが、成し遂げた時の充実感はどの仕事にも代えられないものです。