ディーキャリア 大人の発達障害専門の就労移行支援事業

大人の発達障害とは

大人の発達障害とは?
Developmental Disorder

発達障害は医学的には脳機能障害の一種と言われています。
大人の発達障害の方は他の人とコミュニケーションをとったり、空気を読んだり、ミスや抜け漏れなく社会生活を送ったりすることに問題を抱え、自分は一生懸命頑張っているのに、「怠けている」「努力不足」など言われ、“生きづらさ”を感じている方が多くいます。

[ ポイント ]

  • 得意・不得意の差が大きく、能力のアンバランスが見られることが特徴です。
  • 先天性(生まれつきのもの)であり、脳機能の障害です。
  • 心の病ではありません。ただ、虐待やいじめなどの環境から、二次障害としてうつ病などのメンタル不調を発症する場合もあります。
  • 知的の障害を伴わない場合が多いです。
  • 約20人に1人の割合で生じると言われています。 (人口比 2.0 ~6.5%などがあります)

[ 大人の発達障害の主な分類は3つです ]

※広汎性発達障害、アスペルガー、自閉症などで診断されることもございます。

大人の発達障害の主な分類

自分が発達障害なのではないかとご心配な方は、
下記チェックリストが当てはまるか確認してみてください。

4つ以上当てはまる方は、医師への診断をおススメ致します。
※あくまでも簡易チェックですので、断定するものではございませんので、ご了承ください。

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チェックリスト

  • いつも詰めが甘く 最後で失敗してしまう(ADHD)
  • 作業を順序立てて行うのが苦手(ADHD)
  • 約束やしなくてはいけないことをよく忘れてしまう(ADHD)
  • いつも期日ギリギリまで動かず、遅れてしまうことがよくある(ADHD)
  • じっと坐っていることができず、モゾモゾしてしまう(ADHD)
  • 一つのことに集中してしまうと、時間を忘れて没頭してしまう(ASD)
  • 丁寧に接しているつもりでも、無礼だとか失礼だとか言われてしまう(ASD)
  • 自分が発した言葉で突然相手が怒り出したりした時、何故だか理由がわからない(ASD)
  • 人前で自分のことばかりしゃべりすぎてしまい、空気が読めないとよく言われる(ASD)
  • 話をするときに相手の目をみることができない(ASD)
  • 興味のないことには、まったく関心がいかない(ASD)
  • 1つのことを学ぶのに、他人よりも2倍以上努力しないと身につかない(LD)
  • 読み書きのどちらかが全くできない(LD)
  • 数字の計算をすることが全くできない(LD)

[ ポイント ]

  • 発達障害の方は、何か単体での診断というよりも特性が重複している場合のものが多い。
  • あくまでも、個人の特性を見るためのものであり、医療の診断は、発達障害の検査ができるところで行ってください。現在、診断はDSM-5をもとに行われます。WAIS-3(ウェイス・スリー)などの心理テストで、IQを構成する各要素の山と谷が大きいことなどが診断時に重視されます。

[ 生きづらさをなくす為には、
どうしたらいいの? ]

大人の発達障害は先天的なものであるという点をお伝えしましたが、大人の発達障害の方の生きづらさは、先天的な障害部分だけではなく、後天的である育ってきた環境や職場環境の中での人間関係からくる人間不信や、自己肯定感の低下、認知の歪みが生じ、より「生きづらく」なっている場合が多く見られます。

そのため、発達障害の方々の生きづらさは個々それぞれことなりますので、その方に応じたサポートが必要になります。

発達障害の生きづらさ 先天的(生まれもったもの)+後天的(環境要因からくるもの) 先天的な[生きづらさ]への対処法 医療的アプローチ(治療/服薬)+福祉的アプローチ(トレーニング)

最近は、ADHDに関しては服薬での治療も効果がみられるものもありますので、まずは、クリニックや病院での診断をおススメ致します。
いきなり行くのは少し戸惑いがある方は、まずはご相談をお気軽にお問合せ下さい。

また、弊社のように発達障害の方の為のサポート施設もございますのでそちらにご確認いただくことも良いかなと思います。

後天的な[生きづらさ]への対処法 カウンセリングなどのセラピー+福祉的アプローチ(トレーニング)

いじめや、虐待、無視や仲間外れにされたりと大人になってさまざまな悩みを抱えてる方が多いのも1つの特長です。
二次障害で“うつ病“を患う方も少なくありません。

そんな大人の発達障害の方は、カウンセリングやコーチングを通して、メンタル面のサポートからはじめてみるのをおススメしています。

理由は、さまざまな嫌な思い出や経験からくるフィルターが邪魔してしまい、素直にトレーニングやアドバイスを聞くことができなかったり、嫌なイメージが一歩踏み出す足かせになってしまうからです。

まずは、自分自身の自己肯定感を高め、発達障害の特性にアプローチをしていきます。


自己受容は、生きづらさを解消する第一歩

当事者の方から「診断をうけたが、なかなか受け止めることができない…」
という相談を良く受けることがあります。

その時、必ず伝える大事なポイントは、
「発達障害であるということ= 不幸なことではない」ということです。

発達障害の方でも、幸せな方はたくさんいますし、定型発達者(健常者)でも、不幸な人はたくさんいます。
つまり、発達障害であるということを受け止めるということは、自分自身の特性をしっかりと理解し、それに対処することで今まで感じていた生きづらさを緩和し、自分らしく生きるための第一歩を踏み出すということです。


大人の発達障害とそれぞれの特徴

大人の発達障害には大きく分け

と3つの分類があります。

ADHD  注意欠陥/多動性障害

おっちょこちょい / もの忘れが激しい / 落ち着きがない  / 衝動的に動いてしまう

特徴

適切な退所に注意を向けたり、集中を持続したりすることができない [注意性]
落ち着きがなく、じっとしていることが難しい [多動性]
自分の行動を抑止、抑制することが難しい [衝動性]

ADHD、3つのタイプ

不注意優性型…不注意の特性が強く、多動や衝動性があまり目立たないタイプ。比較的、女性に多い傾向がある。
多動・衝動優位型…多動、衝動制が強く、不注意の特性があまり見られないタイプ。比較的、男性に多い傾向があります。
混合型…3つの症状すべての特性が見られるタイプ。3つの中で最も多くみられます。

ADHDの特性は服薬による治療が可能

日本ではコンサータとストラテラという精神科系の2つの薬が承認されています。
医師の指導のものと服薬する形になります。
注意力が高まったり、気分のむらが落ち着いたりといった効果が期待されます。
 主に、生きづらさをメインで書きましたが、記の特性が、強みの仕事化に繋がる職種があります。

得意な職種

編集、記者、ディレクター、カメラマン、料理人、整備工、プログラマー、アニメーター、デザイナー 、研究者、学者、塾講師、教員 など


ASD 自閉症スペクトラム

こだわりがつよい / コミュニケーションが苦手 / 空気が読めない広汎性発達障害やアスペルガーという診断がつく方もいます。

特徴

空気がよめず相手の気持ちがわからない 「社会性」
マイルールのこだわりに過度に固執する 「想像性」
言葉の意味を理解したり、自分の伝えたいことを伝えることができない [コミュニケ-ション]
これらの特長は、発達障害の本質(基本障害)として「特定の処理のみが優先され、他の処理が抑制されてしまう状態」からくると言われています。

3つの中核特性

1つのことにしか焦点があてられない[シングルフォーカス]特性
相手のかれている状況の全体像が把握できない

物事を「白か黒か」「0か1か」という両極端しかない捉え方をする[ハイコントラスト]知覚
社会的状況に含まれる曖昧さを認知できない

物事の多様な側面を同時 並列的に捉えることができない「シングルレイヤー」思考
同時に考えることができない

これらが、ASDの方の生きづらさを生み出す特性です。

自閉症スペクトラム、3つのタイプ

積極奇異型 …空気が読めず、周りとうち溶け込めないため、自分のルールを押し付けるタイプ 
受動型…空気が読めず、周りとうち溶け込めないため、自分を全く出さないタイプ
孤立型…空気が読めず、周りとうち溶け込めないことを気にせず孤立するタイプ

それぞれのタイプに応じた支援を行い、就職サポートをすることが自立することの第一歩です。

得意な職種

経理、財務、法務、エンジニア など


L D 学習障害

読むことができない/書くことが出来ない/ 数字の計算ができない / 勉強の習得に時間がかかる

特徴

[読む]ことが全くできない (ディスレクシア)
[書く]ことが全くできない
[計算する]ことが全くできない
習得のスピードや深さに凸凹がある

大人になると、PCを使用したり、電卓などでデジタルで作業ができるものが増えるため、子供の時のような症状が目立ちにくくなります。

主に、生きづらさをメインで書きましたが上記の特性が、強みの仕事化に繋がる職種があります。
LDの方は、職種というよりも、理解をしてもらえる環境を重視した就職のサポートが重要になります。


発達障害の分類に関して

呼び方が色々あるのは何で?

ICD-10 世界保健機関(WHO)が作成した分類
DSM-5 アメリカ精神医学会が作成した分類

発達障害の診断の際に、アスペルガー(ADD)や広汎性発達障害といわれたり、自閉症スペクトラムと言われたり、様々な診断名の呼び方があります。
ベースとなっている診断基準によって、分類がことなり、さまざまな呼び方で使われ、少し混乱してしまう方も少なくないようです。
主に日本で見られる発達障害の診断基準は、2つあります。
1つ目は、世界保健機関(WHO)が定めている[疾病及び関連保健問題の国際統計分類]のICD-10がベースになっているものと、2つ目は、アメリカの精神医学会が定めているDSM-5がベースになっているものです。
尚、発達障害者支援法では、ICD-10の基準を用いており、医療の現場では、DSM-5の基準を用いているため、日本では、さまざまな呼び方で呼ばれているのが現状です。
ただ、大切なのは診断名より、各個人の特性ですのであまり診断名に振り回される必要はないかもしれません。